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インソムニア

2005-07-23 15:36:00 |  映画(イ~ウ)
英語に疎い私は見終わってから、この映画の原題Insomniaの意味を英和辞典で引いた。不眠症と出てきた。それで納得したけど、最近の洋画は原題をカタカナ化しただけなので詰まらない。けど不眠症という日本語名で公開したら興行収入に影響があるかも。昔流の題名の付け方にするならば、さしずめ「白夜の大地」とでもいったところか。

 閑話休題。トップカットはそのアラスカの白夜の大地だ。凍り付いた森林を水上着陸用小型機が飛んでいる。森が緑に変わった。水辺に着陸する。最果ての地で起こった殺人事件の解決に、わざわざロス警察の刑事が二人も応援に来るのはちょっと異様な気もするが、その訳は後ほどの説明描写で分かってくる。

犯人を追いつめた濃霧の中でウィル・ドーマー(アル・パチーノ)は相棒ハップ・エクハートを濃霧の中で誤殺してしまう。ヒラリー・サイツの脚本はなかなか繊細だ。 殺人犯のウォルター・フィンチ(ロビン・ウィリアムス)がそのような深い霧の中で、ウィルの誤殺を目撃したのは出来過ぎの感もあるが、まあいいだろう。この二人の丁々発止の応酬がなかなか面白く、この作品の主題ともいえる。

それにウィルを尊敬する地元の女性刑事エリー・バー(ヒラリー・スワンク)が絡む。厚い唇をキリリッと結んだ彼女は、意志の強い女性役にピッタリ。ウィルがハップの誤殺を隠していることを突き止めていく過程は第二主題だ。クリストファー・ノーラン監督の指揮ぶりに巧みさを感じる。

最果ての地アラスカの殺伐荒涼たる風景を印象づけたウォリー・フィスターの撮影も秀逸。満足できる娯楽作品となっている。2002年9月13日、観賞記)

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