アスカ・スタジオ

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埋もれた青春

2005-09-13 18:33:03 |  映画(イ~ウ)
 正義が不正に負ける現実を鋭く突く。裁判の裏面を赤裸々に暴露し、見応えある作品だ。18年前の裁判、その前の主人公の生活、そして現在の3つの時代が巧みな回想形式で進行する。

無実の罪で18年間、牢獄で暮らした主人公が特赦で出獄する。但し無実で服役した損害請求をしないという条件付きで。

 エッツェル少年は正義感に燃え真犯人を捜し当てる。だが、不当な処置、大人の世界の不潔さが待っていた。部屋の物を片っ端らから投げつけ、詫びを入れる父の手を振り切り泣き続ける少年の姿は痛ましい。

 丁度その頃、二昔ぶりに遭った愛する唯一の女にも裏切られる。汽笛と共に出て行く船を後に、一人寂しく去っていくエッツェル。

 過去の思い出がフラッシュバックする。服役中のこと。アンナとの楽しい思い出。出獄後の彼女の裏切り。裁判の無念さ・・・。

 彼は列車から止める手を振り切りトンネルに入るや否や姿を消す。正義は破れたのである。この映画もワイドスクリーンに挑戦するモノクロ映画の一つだ。
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