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アラビアのロレンス

2007-01-18 15:27:25 |  映画(ア)
 長い。約3時間30分。貫禄充分。厭きさせない。
 理由その1。この映画ほど横長画面を有効に活用した作品はない。広大な砂漠。俯瞰に捕らえたアラブ軍は画面の左から右に砂漠を疾走する。敵軍を蹴散らし村落を縦断する駱駝隊の群れを執拗に捕らえ続けるカメラ。やがて右にパンすると現れてくる真っ青な海。思わず「おぅー」と叫びたくなる。

 理由その2。音楽も善い。殊に冒頭の卵型画面で流れる旋律が「これから始まるぞ」との期待を高める。
 理由その3。大自然の前には人間は平伏すしかないと思わせる。ロレンスのメーキャップの凄さ。
 大砂漠の日の出の荘厳さ。
 海辺の煌めき。素晴らしい撮影だ。

 理由その4。国と国。民族と民族。宗教と宗教。その障壁の前には、如何なるヒーローと云えども、一人間の力には限りありということを分からせる演出の凄さである。現在のイラクや北朝鮮の現状を思うと、これらの事柄がひしひしと伝わってくる。観る度に、変わらぬ感動と、新たな発見がある名画である。

 1962年製作1963年公開。イギリス映画。[監督]デイヴィッド・リーン[撮影]フレデリック・A・ヤング[音楽]モーリス・ジャール[出演]ピーター・オトゥール。アレック・ギネス。アンソニー・クイン。オマー・シャリフ[原題]Lawrence of Arabia[自己採点]★★★★★

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17 コメント

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アスカパパへ (kju96)
2007-01-19 11:09:54
アスカパパが仰るように、見るたびに違った印象が、
F・ヤングの美しい映像、M・ジャールの雄大な音楽、
オトウールをはじめとする重厚な演技など全てが一級品。
スピルバーグが「奇跡の映画」といいましたが
素晴しい映画ですね。
巨匠デヴィット・リンはもっともハリウッドの好まれたイギリスの監督、素晴しいですね。


kju96さん、こんばんは。 (アスカパパ)
2007-01-19 19:59:13
あのスピルバーグ監督が、そんな言葉を・・知りませんでした。まさに名言ですね。

「逢びき」45年。「大いなる遺産」46年。「ホプスンの婿選び」54年。「旅情」55年。と文芸路線が主流だったのが、
「戦場にかける橋」57年。からスケールが大きくなって、「ドクトル・ジバゴ」65年。まで続いたようですね。
好きな監督の一人です。

なるほど~ (izumi)
2007-01-25 22:26:54
アスカパパさん、こんにちは~。
私も観ました~!
ひや~~、長かったです・・・。
アスカパパさんの感想を読ませてもらって、なんていうか、私はただ画面を見ていただけだったな~~と、ちょっと反省してしまいました。
なんせ長くて、ついていくのが精一杯で・・・。
機会があれば(あるかな~?)もっと深~~~く見てみたいな~と思いました。
それと、砂漠ばかりじゃなくて、海も綺麗でしたね~。
確かに長い映画ですね。 (アスカパパ)
2007-01-26 11:15:44
過去に数回観ている映画ですが、DVD録画しておいたのを、先日また朝食を撮ってから見始めました。
終わったら昼食の時間でした。(笑)

映画の古典といった感じですね。
どっしりとした風格を感じます。
学校で映画鑑賞 (やぶへび)
2007-11-27 19:48:53
 はじめて見たのは学校で映画館に行く行事の時です。長いし中東の歴史もよくわからなくて映画のストーリーも理解出来なかったです。イギリス人のロレンスがアラビアに行って戦争に加わるのか。砂漠のシーンと主題歌が印象的でした。
Re:学校で映画鑑賞 (アスカパパ)
2007-11-27 22:11:04
私も古い映画ですが、学校からの映画鑑賞で観た作品は沢山あります。
そうですか「アラビアのロレンス」もそうだったんですか。
長い映画でしたね。見応えがありました。
うちの中学は (DCP)
2008-02-09 22:12:46
「スパルタカス」と木下恵介の「笛吹川」。うーん?。
ロレンスでは良い役者揃いですが、オトゥールが意外や上手いからアンソニー・クインが妬いて監督に「もっとヘタに演技させろ」と食らい付き半日中断したとか。当方、元平凡パンチの記者?(笑)。
平凡パンチ (アスカパパ)
2008-02-10 11:54:19
懐かしいですね。
青春の血が騒ぎます。(笑)
オトゥールって、そういえば、平凡パンチで話題に上がったかも・・??
Unknown (ボー)
2009-01-11 07:35:05
映画館で観てきました。
やはり、すごい映画ですね。
リーン監督はスケールの大きい映画も得意で、素晴らしいです。
いうことなしですね。
ボーさんへ (アスカパパ)
2009-01-11 21:09:01
コメントとTBありがとうございました。
映画中の映画といっても過言ではありませんね。
もし将来私も再び劇場で観る機会があれば、また新たな感動が甦ること必至と思います。
昔、上映中の映画の宣伝広告が街角に貼っていました。
「アラビアのロレンス」の、ピーター・オトゥールが馬上に跨った勇姿が今も頭にこびりついています。

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