アスカ・スタジオ

2011/9/1以降の映画記事は「八十路STUDIO」=(同一人管理blog)とリンクしました。

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昔の姿今何処

2011-09-22 17:16:44 |  映画随想

 解体中だった我が街の映画館だったが、今や完全に平地。往年の面影、完全に消え去る。
 住民の老齢化を如実に感じるや切。

 然し、それだけではない。
 映画黄金時代には、日本国民の年間映画館述べ入場回数は、11億人を超えていた。
 概ね、1人1ヶ月に1度は映画館に足を運んでいたことになる。
 現在は、その約15%に過ぎない……。

 下の映像は、壊された映画館(シネコン)の前身の映画館柿落しのスナップ。
 当時、人気絶頂だった俳優、長谷川一夫が鏡獅子を舞を舞い、開館を祝した。



 人、1950年代を“映画黄金時代”と呼ぶ。
 昔の光いまいずこ。

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ご挨拶

2011-09-01 09:02:03 |  映画随想

突然ですが、カテゴリが飽和状態になりましたので、2011/9/1以降、映画のレビューは、下記ブログに変更します。よろしくご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

http://ascapapa.blog.fc2.com/
八十路STUDIO

なお、私のニックネーム(アスカパパ)は、移転先ブログで既に使われていますので、ascapapaにしました。

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ヒッチコック作品4題

2011-08-19 18:19:10 |  映画随想

 ヒッチコック映画4日間連続放映が今日の「知りすぎていた男」で終わった。何れも有名な作品であり、今更事改めて書くのも憚る気もするが、新たに感じたことなど寸評を加えたい。

「知りすぎていた男」
①感情移入させてしまう磁力。
②全編に鏤められた映画技法。
の二本柱が、がっちり組合う。私としては、文句のつけようがない素晴らしさである。
①は、子を想う親の姿。②は、あのシンバル。カットバックの素晴らしさ。を以て、その代表としたい。
「暗殺者の家」から雌伏17年。オリジナルを超えさせたヒッチ先生。流石です。

「裏窓」
 こんなに楽しいサスペンスって他にあるかな?。
 人間の微細な本能と思える覗き趣味。駆使させる双眼鏡や望遠レンズから見えるもの。それは、花壇や、犬や、ビルの隙間に垣間見る肉切り包丁だけではない。
 世の中の縮図も見える。フェイド・アウトの繰り返しで写し出される、ミス・ロンリーや、友人一杯の女王蜂。一人暮らしの作曲家は前者。新婚さんは後者。の部類。ミス・グラマーはその中間か。

「サイコ」
 一度観たら忘れられないあの館である。その2階の灯に写る怪しい人影。
 シャワー室の惨劇から、あっと声出るクライマックス・ショットもさることながら、磁石に吸い寄せられるような導入部からのパワーも見事。
 信号待ちのジャネット・リー。車窓に映る男。警察車。検問免許証と背中合わせの40万$。車のナンバープレートNFB418。激しく動くバインダー。最高のハラハラドキドキ感は、サイコ・スリラーの新天地を築く。

「めまい」
 不気味な肖像画。事件の鍵となるネックレス。高所恐怖症を活かした鐘楼シークェンス。密室の怪の疑問符も、めまいしそうな美しいタイトル・デザインが吹き飛ばせてくれるよう。

アルフレッド・ヒッチコック作品全般に改めて思うこと。
①秘められたわくわくするような、何とも云えない魅力。
②何回観ても新鮮だ。
③新たな発見さえ垣間見られる。
④多くの作品に見られるソウル・バスのタイトル・デザイン。これがヒッチ先生に良く似合う。
⑤多くの作品に出演しているジェームズ・スチュワート(今回も3作品に登場)。
⑥リアルタイムで観た作品は、その時の感動が永遠に不滅である。(たとえば「知りすぎていた男」では、トップ画像の感想記事が今も同じである)

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終戦の日を控え、太平洋戦争の映画20本(その2)

2011-08-12 13:38:09 |  映画随想

 今日の購読紙は、99歳の新藤兼人監督作品「一枚のハガキ」のヒットを報じている。自己の体験を描かれたという内容は、恐らく太平洋戦争が出て来るのではないか。興味津々である。
 さて、残りの10本を投稿しようとして、いろいろなことに気付いた。
①2007年「俺は君のためにこそ死ににいく」(監督:新城卓)や、2008年「私は貝になりたい」(リメイク=監督:福澤克雄)は、比較的新しい作品ゆえ、オミットしていいのだが、後者には彼の有名なオリジナルがある。それも有名なのはフランキー堺主演のテレビドラマだ。太平洋戦争の背景作品は、映画だけではなかった。今年も期待出来るテレビドラマの出現を待ちたい。
②そういえばリメイク作品も少なくない。2005年「男たちの大和 YAMATO」には、1953年「戦艦大和」(監督:阿部豊)というオリジナルがあった。どちらかを入れたい気もする。が此処は両者比較という意味で「あゝひめゆりの塔」を選択した。
③有名な「戦争と人間」シリーズや、「人間の条件」シリーズなど、太平洋戦争を控えた時代の名作も多い。が此処は、太平洋戦争背景という条件から省いた。
④先日「ザ・パシフィック」を観だしたが、米国の目線作品はどうしても気が向かないので挫折している。此処での20本も、当然、全部、日本映画になってしまった。
⑤2001年「ホタル」(監督:降旗康男)を忘れていた。何故?。
 
 高倉健と田中裕子を中心に、隣国韓国にまで視野を広げたロマンもさることながら、特攻隊員に“知覧の母”と呼ばれていた女主人の富屋食堂に現れたホタルが忘れられない。
 
 何時か改めてupしたい。

ということで、残りの10本です。↓(製作年順)
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⑪1959年「大東亜戦争と国際裁判」監督:小森白
 
 正式には、第二次世界大戦太平洋戦争だろうが、戦時中は大東亜戦争と呼ばれていた事は既存の事実。それを堂々と題名に課して居ることからも内容が推察されるかも知れない。
 大戦勃発後毎月8日は大詔奉戴日となり、私たちは気を新たにしたものだ。それまで毎月1日は興亜奉公日だった。完全に死語と化したこのような事柄を知っている私にとって、この映画は“二度と繰り返すまじ戦争を”の決意の中にも、ちょっぴり懐かしい近代史を読む心境にも時折り陥る。
 野村、来栖両大使懸命の努力空しく、語り草となった真珠湾奇襲から映画は始まる。運命を決めたミッドウェーから、ポツダム宣言。広島、長崎への原爆投下。そしてあの8月15日。とテンポは早い。翌1946年に開かれた極東国際軍事裁判に重心を置くためだろう。
(中略)
 ウェッブ裁判長が開廷宣言した5月3日が、今も憲法記念日として残るのに感無量なり。

*************************
⑫1959年「野火」監督:市川崑
 
 (前略)
 彼の胸中には、恐怖の余り罪もないフィリピン人の人妻を射殺した自責の念が湧く余裕も無かったろう。
 そして此の世の地獄が出現する。それは猿の肉では無かった。彼方に棚引く野火は、田村の眼に、平安の烽火に見えたに違いない。

*************************
⑬1963年「海軍」監督:村山新治
 
 8月6日&9日や、8月15日や、12月8日に無関心の人が年々歳々多くなっていくのではないか。と危惧していたら、今年(2010年)初めてアメリカ代表の参列もあった広島。小学6年生の二人の言葉に感動を覚え、上述の不安も安らぎを覚えた。
 ところで毎年8月15日前後に放映される第2次大戦関連映画。今年は「海軍」を鑑賞した。太平洋戦争真っ只中の1943年に、大本営海軍報道部企画によるオリジナルがある。今回観た1963年のリメイク。
 (中略)
 人間の尊厳を重視した新藤兼人の脚本は重厚さが充ちる。「青春を美しいものにしておこう」1941年12月8日、真珠湾に散華した谷真人。恋人エダに贈る純真な心に泪込み上る。
 「真人さん、私は悲しまないわ。私たちの青春のために」。今の幸せなカップルは、こんな哀しい恋の哀史の上に、今が成り立っている事を肝に銘ずるべき。と、強く私は主張したい。
 (中略)
 これは決して戦意高揚映画に非ず。現在の日本国の平和の礎となられた幾多の英霊への鎮魂歌である。

***************************
⑭1967年「日本のいちばん長い日」監督:岡本喜八
 
 1945年8月15日。忘れもしないその日は一点の雲もない夏の青空が高い日でした。私達は太陽がじりじり照りつける校庭で昭和天皇の肉声を生まれて初めて聞きました。それは非常に聞き取り難くて何を仰って居られるのかサッパリ分かりませんでした。
 それまで大本営発表を信じ、「欲しがりません。勝つまでは」を合い言葉に、一億一心火の玉となって官民一体、戦ってきた大東亜戦争(太平洋戦争の当時の呼び名)でした。でも一般国民は多くの真実を知らされてなかった。ということがこの映画で知りました。

 日本歴史を揺り動かす最大の日に対応対処した当時の首脳関係者の心労もさることながら、この映画で私がドッと落涙したショット、それは明日終戦だというのに出撃する特攻隊員の姿でした。
 (中略)
 阿南陸相の割腹を当時の新聞で見た時の驚きは今も残っています。山本五十六元帥と共に、人間味溢れる軍人でした。殉死しようとする部下に諭す言葉の何と立派なことか。「生き抜き、耐え抜き、懸命に・・生き残って、人々に二度とこのような日本にならぬように再建してくれ」。

“兵士として参加した日本人1000万人(日本男子の1/4)”
“戦死者200万人”
“一般国民の死者100万人”
“合計300万人。
 5所帯に1人の割合で肉親を失う”
“家を焼かれ財産を失った者1500万人”

 最後の字幕は、同窓生の半分を戦争で亡くし「戦争映画を作ろう」と決意された岡本喜八監督の熱き想いが迸るようです。一昨年(2005年)逝去された氏のご冥福を祈り終わります。

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⑮1968年「あゝひめゆりの塔」監督:舛田利雄
 
 心の卒業証書を受け取る乙女たちよ哀れ。
「自決するだけが勇気でない」何という悲愴な言葉。
「弟が即死でよかった。苦しみ抜いて死んでゆく人たちを見ているから」何という壮絶な言葉。
 1953年のオリジナルに匹敵するリメイクだと思うこの作品は、津島丸悲劇のエピソードも覗かせる。
「兎追いし彼の山~」で流した涙は、水浴びシーンでの「轟沈轟沈凱歌が上がる」では明るく、沖縄民謡が鎮魂歌となった。

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⑯1971年「激動の昭和史 沖縄決戦」監督:岡本喜八
 
 「ふるさと」を歌って集団自決する婦女子に涙します。津島丸と共に沈んだ児童に哀悼の念が湧きます。
 「俺が死んだら白いクチナシの花を捧げてくれ」と言って、特攻機に乗り込む若桜の如き青年よ。
 戦艦大和も最期の時が。「生きるんだ。自分のために。沖縄のために。」と叫ぶ八原高級参謀の言葉が痛切に響いてきます。

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⑰1972年「軍旗はためく下(モト)に」監督:深作欣二
 
 原爆広島投下から61年目の今朝、朝刊を見ていたら「国のために戦うか」という文字が飛び込んできた。「はい」の多い国はベトナム、中国、イスラエル、韓国。少ない国はドイツ。日本は更に少なくなる。国により異なる過去の歴史が明らかに影響している。
 靖国参拝問題で揺れる現在、靖国神社に祭られなかった富樫軍曹(丹波哲郎)の妻サキエ(左幸子)の目を通して描いたこの映画を観ると、ほんとうに戦争が起きても国のために戦いたくないと思えてくる。

 プロローグは昭和天皇が戦没者の霊に参拝されている実写映像である。
 富樫サキエは戦没者遺族援護を受けられないことを不服として、26年間厚生省に通い詰める。だが軍法会議で処刑された軍人の遺族には援護の手はどうしても差し伸べられない。敵前逃亡の証拠や軍法会議の判決書すら無いというのに。日本の官庁独特の堅苦しさは今も治っていない。
 自力で打開しようと彼女は手掛かりの4人を突き止める。
(中略)
 事の真相は不明のヴェールに包まれて終わりを告げる。そして、天皇陛下に何かを訴えるように死んだ富樫。「天皇陛下に花を供えて頂く訳にはいかねえ」と呟くトシエのモノローグ。
 プロローグとの見事な対比が光り、『ゆきゆきて、神軍(1987年)』のオリジナルにも発展していく。
 現在をカラー、過去をモノクロとする手法は多く見られるが、これほどその対比が顕著に浮かび上がる作品は数少ない。

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⑱1972年「あゝ声なき友」監督:今井正
 
 太平洋戦争が終わる。分隊で一人生還した西山民次(渥美清)は、託された戦友の遺書を渡すため遺族を捜し求める旅に出る。其処で様々の人生模様が展開する。

 夜の女に堕ちていた妻。愛情を持ち合わせていなかった妻。刑死した弟。子の死に涙する親も居れば、子よりも永らえるゆえ憎まれる親も居た。戦友の妻を奪った男。生きていた戦友。

 これらの挿話から戦争というものが如何に罪悪であるかということが身につまされる。目的を果たす為に7年もの歳月を費やした民次の姿に、人間として為さねばならぬものは何かという使命感も認識させられる。(後略)

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⑲1986年「野ゆき山ゆき海べゆき」監督:大林宣彦
 
 第2次世界大戦の暗雲が、ここ瀬戸内の城下町にも押し寄せていた。「大きくなったら兵隊さんになる」が当時の男の子の合い言葉だった。遊びといえば戦争ごっこしか無かった。これは佐藤春夫原作「わんぱく戦争」の映画化である。
(中略)
 総太郎は栄の姉、お昌ちゃん(鷲尾いさ子)と相談し戦争ごっこを提案する。彼が彼女に寄せる思慕の情が見え隠れして巧い。総太郎はお昌ちゃんに勇太(尾美としのり)という筏漕ぎが居るのを知る由もなかった。
 夏休みに突入。戦争ごっこは、見かけこそ華やかだが、見えざる哀しみが投影されるような撮影で展開する。総太郎らが勝ったその夜、川北先生は平和主義者の勇太を非国民と罵る。

 国に抵抗する手段は徴兵拒否しか無い勇太だった。が、遺骨を抱いた老婆を見て、揺れる心情は心を揺さぶる。
 翌日の決闘で栄は総太郎の腕を折って仕舞う。謝罪に来たお昌ちゃんだった。が、その彼女が遊郭に売られることになる。未だに人身売買が罷り通る時代だった。
 そのくせ、海軍兵学校を志望する栄を、庶子という理由で拒否する時代でもあった。何たる矛盾。

 勇太にも赤紙が来る。軍隊を脱走した勇太は、小舟で四国に売られる途中のお昌ちゃんを救う。
 勇太の逮捕に軍隊が出動する。彼女は「近づくと火をつける」と石油を被る。弾が勇太を貫く。燃え上がる二人の小舟。何と悲しい光景。

 空しさ漂うエンディングに流れる次の言葉が胸を突き刺さす。

「野ゆき山ゆき海べゆき 真昼の丘べ花を藉(お)き つぶら瞳の君ゆえに うれいは青し空よりも」

**************************
⑳1993年「月光の夏」監督:神山征二郎
      
 終戦の日が近づいてくると思い出す1本である。特攻平和記念館。多くの隊員の最期の言葉は胸を突かれんばかり。
 1945年(昭和20年)初夏。「出撃の前にピアノを弾きたい」と、鳥栖小学校に二人の特攻隊員が訪れた。教師だった公子の前で弾いた曲は、一人はベートーヴェンの「月光」。一人は「海ゆかば」。
 死の前の最期の演奏。身も心も引き締まる厳粛な気分に駆られる。8月15日終戦。公子の体験は社会で話題となる。ピアノを弾いたと思われる一人の風間だったが、頑として語らない。

 もう一人の海野少尉は遺影となって現れた。心ならずも特攻を果たせ得なかった隊員の幽閉施設に居た風間は、漸く心を開き始める。思い出のピアノから流れる「月光」。この慟哭の曲。これは散った友への鎮魂歌である。
(中略)
 この映画は、反戦を大上段に構えずとも芯はシッカと捉えている。『洟をたらした神』(78).『ふるさと』(83).『さくら』(94)等々、地味ながらも情感溢れる作品を創る神山征二郎監督に拍手を贈りたい。
  【以上】

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終戦の日を控え、太平洋戦争の映画20本(その1)

2011-08-10 20:31:36 |  映画随想

到底20本では収めきれぬジャンルである。ということから、
①比較的著名な映画(例)「東京裁判」「TOMORROW/明日」「硫黄島からの手紙」等。
②比較的新しい映画(例)「明日への遺言」「男たちの大和 YAMATO」「出口のない海」「真夏のオリオン」等。
 は、やむを得ず省略する。

 ①1942年「ハワイ・マレー沖海戦」監督:山本嘉次郎
 


 この映画は太平洋戦争を大東亜戦争と呼んでいた当時に、大本営海軍報道部が企画して作られた。当時国民学校児童の私は団体鑑賞で見たが、戦後テレビでも観た。「当時のフィルムその儘」との注釈があった。明らかに戦意昂揚映画。軍隊内部の制裁等暗黒部分は皆無。「少年よ挙って予科練に志願せよ」と雄叫びを揚げている。
 「♪海ゆかば」が厳粛に流れ、東郷元帥の遺髪が映し出される。「この身は大元帥陛下に捧げたものである」。「絶対服従の精神」。「攻撃精神」。「犠牲的精神」と言った台詞がポンポン飛び出す。「要は実行だ」と教官が締める。
 原節子が出演しているのにも吃驚した映画であった。

②1944年「加藤隼戦闘隊」監督:山本嘉次郎
 リアルタイム鑑賞(トップ画像の日記、右端が欠けているが、1944年8月30日の記事である)。

 昭和十九年八月三十日.水曜日[天候]晴。
 今日の七時から映画を見に學校へ行く。明日は「つうちぼ」をかへしてもらふ日だ。あさっては春日山の作業に行く。七時から映画を見に行った。 はじめに陸鷲たん生の映画であった。これは陸軍少年飛行兵の訓練の様子であった。
 つぎにうつったのは加藤隼戦闘隊であった。加藤少将が部隊長になられてから戦死されるまでの事であった。空中戦の時が大へん勇ましかった。

③1950年「きけわだつみの声」監督:関川秀雄
 
  エアコン設備など勿論無い超満員の映画館。壁際の通路で立ち見したあの時を覚えている。戦没学生の手記も読んだが、映画の内容は、その要約を写していた。
 将来ある夢と希望の人生を、太平洋の奥深く止むなく散らして逝った若き命よ。2~3年遅く生まれたが故今生きている私。ただただ、「生かせて頂き申し訳ありません」というような気持ちに陥る。

④1953年「雲ながるる果てに」監督:家城巳代治
 
  「特攻隊は幾らでも居る」人の命を消耗品扱いする軍幹部の言葉に鳥肌が立った。写ったのは「箱根八里」を歌う小学児童だった。同年代の私が戦慄した由縁である。
 学徒動員で入隊すれば、"制裁"で扱き、"生き神"と煽てる幹部連。まるで狂気の沙汰だ。
 (中略)
 あと1時間の命に、25才まで育ててくれた父母に謝し、昭和20年4月6日、5尺6寸、17貫500の大瀧中尉は、両親が見上げる空に流れる雲の果てに居た。
 写真を撮る時、シャッターを何度も押して、気に入った作品を選ぶ。映画の評価も同じ。この作品は現在も陳腐化していない。現在の感性、今の価値観のみに頼るような、独断なり、偏見なりで、この作品を評価することを、この映画は断固として拒絶するのではないか。
 特攻隊予備軍だった私は、不幸な時に生を受け、散華された諸先輩の霊に心からレクイエムを捧げたい。

⑤1953年「ひめゆりの塔」監督:今井正
  8月15日になると私は何時も空を見上げる。あの日と同じように青く晴れた日が多い。でもどこか寂しい。空しい空だ。と思うのは毎年同じ。浮かんでくるのは何時も空しい戦争映画。
 この映画は1953年1月28日に奈良映劇で観ているが、戦いのひとときに香川京子が「はればれと」と歌う印象場面。とのメモあり。
 実際、津島惠子が扮した宮城先生も熱演だったが、上原文を演じた彼女は強烈に心の一隅に刻み込まれた。あの水浴びシーンは、一瞬眩しく燃える消えゆく直前の灯火にも似た、正に"ひめゆり"であった。

⑥1953年2月10日、奈良映劇で鑑賞「真空地帯」監督:山本薩夫
 
 国民学校(今の小学校)時代、暗記させられたのは、国史(日本歴史)では神武天皇から今上天皇(昭和天皇)までの歴代天皇の名前。修身では教育勅語だった。やがて軍人勅諭も加わった。
 この映画のプロローグとエピローグに出てくるそれだ。その意味するもの。それは真空地帯。真空には空気がない。息が出来ない。「軍隊は人間性を奪うところやから、注意せなあかん」の台詞がピリリッと針で突くように痛い。
 (中略)
 獄より重い戦場行き輸送船内で、涙も涸れた木村功の表情は今(2007年8月19日)も変わっていなかった。こんな真空地帯が再び来ぬと誰が保証し得よう?。反戦。映画に凝り出した頃に見た忘れられぬ映画である。

⑦1954年「潜水艦ろ号未だ浮上せず」監督:野村浩将
 セピア色に変色したノートを捲ってみると有った。1954年7月に見ていた。
 (中略)
 追悼する人々は年々歳々減少の一途を辿っている。歳月の風化を感じる。このような形にても太平洋戦争そのものを、ちらっとでも認識させる作品が出たことに寧ろ感謝すべきなのだろうか?。

⑧1955年「人間魚雷回天」監督:松林宗恵
 
 (前略)
 「ハツケンセズ」の手旗信号が実に空しい。“♪赤トンボ”に目頭が温む。「生きてることは文句なく素晴らしい」。玉井少尉と真鍋早智子が歩む江の島海岸。逆光の砂浜が、陽光の海辺に戻る。
 ハイ・キーとロー・キーによる、空想と現実の対比の鮮やかさには唸ってしまった。“回天特別攻撃隊 よし其の名は消え去るとも 謂れなき暴力への抵抗として 永遠に歴史の審判者たれ”。忘れません。生ある限り。

⑨1956年「ビルマの竪琴」監督:市川崑
 
 (前略)
 安否を気遣う隊長は作業を終えての帰途、橋で水島とよく似たビルマ僧を見るが英兵に怒鳴られそのまま別れる。ここで第1部が終わる。
 竪琴の美しい音が魅了する。
 第2部はビルマ現地ロケを行った。
 (中略)
 現地撮影の効果は遺憾なく発揮されている。仏像の群れ、天に向かってそそりたつ仏像の美しさ。片言の日本語を交えるビルマ老婆(北林谷栄)が印象に残った。安井昌二の演技も立派だった。
 日本映画にスーパーインポーズが入るのも珍しかった。市川昆監督の非凡さが伺われた佳作である。【1956年3月29日観賞記】

⑩1956年「日本かく戦えり」=【電通映画.大映配給.ロバート・シャーウッド、中野五郎共同監修】
 思いも生々しいあの太平洋戦争の真相を画いたこの記録映画は、その生々しさを再び蘇らせる。再びあのような真似はすまいと思わせるに充分なものがあった。本当に此の映画を見ると、戦争の無意味さ、非人道的なることが身に滲みて解る。
 勝っても負けても悲劇は同じだ。今はただ大戦が二度と起こらぬよう願うのみ。そして太平洋戦争で尊い犠牲となられた英霊はもとより、米国軍人に対しても、広い大きい人類愛の上に立って冥福を祈る。
  谷底へ身を投げる日本婦人の姿には痛々しくて何ともいえなかった。物量を誇る米軍の攻撃に、最期まで勇敢に戦った日本軍の姿は、各島の玉砕の跡に、神風特別攻撃隊の攻撃場面に、悲しく写される。ああ、悪魔に取り憑かれたようなこのような悲劇は、本当に二度と繰り返したくない。
 原水爆の実験も反対だ。平和、平和。人類よ、闘争本能はスポーツその他の平和的闘争に発揮して、戦に発揮することは絶対に止めよう。嗚呼、平和よ永久に、平和よ永遠に!【1956年8月31日、客席満員の友楽大劇にて観賞】

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原爆の日に寄せて、原爆の映画10本

2011-08-06 17:49:29 |  映画随想

 TVの中継に併せて毎年黙祷を捧げる広島原爆の日。被爆者の叫びを交えた松井広島新市長の誓いの言葉は、ひしひしと伝わるものがあった。
 66年前のこの出来事は絶対に風化させてはならない。と新たに思う。
 今日は、過去に観た原爆に関連する映画を、年代の古い順に思い出し、当時の感想文を抜粋して、その縁としたい。

①1952年「原爆の子」(新藤兼人監督)
 66年前の今日をリアルで知る人は少なくなってきた。新聞1面見出しは「米、新型爆弾投下」だった。顔と手が焼け爛れた少年の写真が今も脳裏から離れぬ。この映画はそれから7年後に作られた。漸く敗戦の痛手から立ち直り、日本映画界も大手会社が花形スターと専属契約を結び黄金時代を迎えようとしていた。当時"百万弗のえくぼ"と持て囃された宝塚スター乙羽信子が、転身した大映を辞したニュースには驚かされたものだ。近代映画協会で新藤兼人監督のこの映画で観た彼女は"決意の人"に見えた。天使のような幼稚園教師は7年後の園児たちを歴訪する。貧困と闘っている子、病床に喘いでいる子・・。セミ・ドキュメンタリー風の映像は、みんなみんな胸を突いた。

②1955年「生きものの記録」(黒澤明監督)
 1955年11月26日。映画が終わった時、京極東宝を埋めた満員の観客は、シーンとして、誰一人として直ぐに席を立てなかった。あの時の風景がまざまざと甦って来る。

③1956年「生きていてよかった」
 1956年9月22日。南都劇場で観た。「ニコヨン物語」と二本立ての併映作品だった。原爆の恐ろしさを具に感じる。場内のあちこちで啜り泣きが聞こえた。皆一言も発せず、神のような気持ちになって此の映画を見た。徳川無声氏は「此の映画を持って世界各国を回りたい」と言われたが、全く同感。せめて全国各地だけでも巡回して、山奥の奥までも、全日本人に見て貰いたいと思った。映画終了後ニュース映画があり、外国ニュースの冒頭に恒例のジェット機の飛ぶのが写った。残酷だという気がした。と、当時の感想記にある。

④1957年「純愛物語」(今井正監督)
 (前略)また治療を受けようにも「1本3000円(注、1957年当時の貨幣価値)もする注射」という現実に、今井正監督は、現在社会の福祉対策の如何に困窮しているかを鋭く訴えている。彼が映画芸術への意欲と共に、社会性を常に植え付けているのは威とするに足る。(以上1957年当時の原稿まるごとコピー)

⑤1959年「第五福竜丸」(新藤兼人監督)
 (前略)「嗚呼許すまじ原爆を」…重々しい合唱団の歌声。米国使節の弔事に少しは救われた。空に舞う鳩の群。怒るように波打つ海。映画は終わる。

⑥1985年「夢千代日記」(浦山桐郎監督)
 限られた命を知りつつ懸命に生きる夢千代。短くも散る花の命に惜涙し、人生無情を痛感す。と、当時のメモが残る。

⑦1989年「黒い雨」(今村昌平監督)
 (前略)「今もし向こうの山に奇蹟が起きたら、矢須子の病気は治るのじゃ。不吉な白い虹じゃなく、五彩に輝く虹が出たら」。地道に白煙を上げつつ小さくなる救急車を見詰める重松の呟きが鉛のようでした。彼と共に凝視したラストカットの山の端に虹は昇りませんでした。

⑧1993年「八月の狂詩曲」(黒澤明監督)
 劇場鑑賞した此の映画は、長崎に投下された原爆が対象の作品である。トップ画像は、その一場面。
 (前略)すぶ濡れになって風雨の中を突っ走るお祖母ちゃん。何がなんだか判らないけど、その後を懸命に追う孫達。ラストシーンのその姿から黒沢明監督が訴えるものはいったい何なのか。それは通り一遍の反戦思想だけでは無いような気がする。オルガン曲がよく似合うシューベルトの『野ばら』が、どうやらその答えを出しているようだ。

⑨2004年「父と暮せば」(黒木和雄監督)
 (前略)石灯籠のお陰で美津江が助かった時、父は二つの太陽を目撃した裸電球、蚊帳、団扇、戸棚、崩れた壁土を覆うトタン、荒縄で蒔いた柱、もんぺ姿や国防色の服装。終戦後の時代考証は丁寧だ。灯籠の際に生える雑草の緑。そしてラストショットの可憐な花二輪。単なる反戦だけでなく、未来を目指し目覚める生命力を此処に見た。

⑩2007年「夕凪の街 桜の国」(佐々部清監督」
 (前略)成る程、反戦はこのように訴えたらいいのですよね。何も声高らかに大上段に振り上げなくてもいいのだった。このような声なき声の叫びこそ、素直に人々の胸の中に、深く静かに染み入るのではないだろうか。

コメント

東北大地震被災の方々にお見舞い申し上げます。

2011-03-16 13:09:24 |  映画随想

また、不幸にしてお亡くなりになられた方々には、心よりお悔やみ申し上げます。

なお甚だ勝手ながら私事都合(忌中)により、喪が明けるまで、ブログ更新、及びコメントへの応答、並びにトラッバック返しは、中断させて頂きます。

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追悼 高峰秀子さん

2011-01-01 21:54:12 |  映画随想

 元旦早々、高峰秀子さんの訃報に接した。
 忘れられない方だ。思い出に残る高峰秀子さんの出演作について、若干述べて追悼の言葉としたい。

 「馬」太平洋戦争が始まった年に作られている。男は軍人に、そして馬は軍馬になった。無類の馬好きだった東北の農家の娘いねに扮したティーンエイジャーの高峰秀子さん。将来の大器を予感させた。
 なお、山本嘉次郎監督の製作主任として名を連ねて居る黒澤明氏。
将来、多くの馬が登場する映画を撮ることになる。この映画での馬との出逢いが、黒澤明監督に何等かの寄与をしているような気がしてならない。

「カルメン故郷に帰る」1951年という時代に大女優の名も高い高峰秀子は勇敢だった。小林トシ子と共にストリップ・ダンサーに扮した。仄かなお色気に加えるその天真爛漫さに思わず唸った。木下恵介監督との名コンビの始まりでもあった。

「稲妻」(52)懐かしいハトバスが登場する。この映画は1952年に作られているが、私はその前年に生まれて初めて上京しハトバスに乗った。案内嬢の高峰秀子の若いこと!。成瀬巳喜男監督ともまた名コンビとなる切っ掛けとなった。

「女の園」(54)彼女の恋人下田(田村高広)との、姫路城別れの場面は叙情的で忘れられない。

「二十四の瞳」(54)大石久子先生。この人のように「薫り高く勇ましい生涯」を送りたい。と思わぬ人はないであろう。私の生涯ナンバー・ワン映画である。

「この広い空のどこかに」(54)「二十四の瞳」と並んで、1954年日本映画でただ二つの文部省特選映画だった。佐田啓二さんとのコンビの切っ掛けでもあった。
 この映画を観ていて、この広い空の何処かに素晴らしい恋人よあれ。と私も思った。その時の京都松竹座での想いは、数年後に叶った。

「浮雲」1956年1月22日、大阪梅田劇場で見ている。謙吾に扮した森雅之さんも好演だが、鬼気迫るような薄幸の女を演じた高峰秀子さんは、まさに日本映画史上女優ベストがあったら5本の指に入る名演といえる。
 この映画の監督は成瀬巳貴男氏であるが、小津安二郎監督をして「このような映画は私には到底撮れない」とまで言わしめた演出も素晴らしかった。

「喜びも悲しみも幾歳月」私が生まれた昭和7年から1957年までの、日本人全体が経験した日本歴史最大の起伏ある歳月に、25年間。愛と誠実の生活を続けてきた夫婦像の偉大なる姿を謳い上げたこの作品は、木下監督の許で、高峰秀子、佐田啓二の名コンビだった。

「無法松の一生」稲垣浩監督の1958年リメイク版では。三船敏郎、高峰秀子のコンビだった。

「張込み」(58)野村芳太郎監督のもと、田村高広扮する犯人石井が捕らまる時の高峰秀子の演技は抜群。

「名もなく貧しく美しく」(61)あまりにも名もなく貧しく悲しすぎるよ。高峰秀子さん扮する片山秋子の女の一生は。
 この映画の監督は、彼女の夫となられた松山善三氏。最愛の人に見送られて、日本映画5本の指に数えられるであろう大女優高峰秀子さんは昨年末28日天に召された。いま湧き出る涙と共に、衷心よりご冥福をお祈り致します。

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元旦も病院通い。時間を見つけて、病院近くの神社に初詣する。

 

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今年観た映画のベスト10

2010-12-30 19:20:01 |  映画随想
 劇場鑑賞した新作は皆無。が、1年以内に多くの作品がTV放映される。少し辛抱すればいいのだ。ということで、比較的新しい作品の中から10本選んでみた。

①「石内尋常高等小学校 花は散れども」(日)新藤兼人監督97歳。2年前に撮ったこの若々しい作品に「ばんざ~い!!」。
②「チェンジリング」(米)月並みな言葉しか出て来ぬのが残念だが、感動の2時間22分だった。
③「ザ・ムーン」(英)感動且つ同感できる台詞が一杯。「アメリカではなくて、人類はやった」「万物は一つ」等々。心から同感する。
④「グラン・トリノ」(米)神学校出たての若僧に懺悔する気など毛頭無かったウォルトの懺悔シーンに身震いした。
⑤「沈まぬ太陽」(日)人間の尊厳を第一に奉じた恩地に喝采を贈る。

⑥「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」(日)松たか子に尽きる。主演女優賞だ。
⑦「母なる証明」(韓国)サスペンスはあくまで支流。母性愛を猛々しく前面に押し出すのが主流と解釈したい。
⑧「きつねと私の12か月」(仏)「少し作りすぎかな?」というような、ちっぽけな考えを吹き飛ばすあのラスト。
⑨「劔岳 点の記 標高3000メートル 激闘の873日」(日)劔岳山頂で誕生日を祝され、感謝の言葉を述べる木村大作監督の顔が、強く、強く印象に残る。
⑩「蟹工船」(日)SABU監督の挑戦スピリッツに好感。

(アニメ賞)「カールじいさんの空飛ぶ家」(米)目的を果たしたカールじいさんの言葉が忘れられない。「エリー、きれいだなぁ」。
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 TV放映の電波を発信する数々のテレビ塔が立ち並ぶ生駒山上。(12/27.ケータイにての撮影ゆえ見難いです)

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池部良さんを偲ぶ

2010-10-12 19:57:11 |  映画随想

 今日午前は、平城遷都1300年祭へ。(トップ画像=大極殿)。
 午後は高校時代の同窓会だった。
 「♪若く明るい歌声に雪崩は消える花も咲く~青い山脈雪割り桜~空の果て今日も我らの夢を呼ぶ~」
 高校時代に流行った「青い山脈」の歌声も出た。

 帰宅後の夕刊で、池部良さんの訃報に接した。
 1949年、今井正監督の「青い山脈」は、一世を風靡した。
 旧制高校生の六助に扮した池部さん(下記画像の向かって右から3番目)が、女学生の新子に扮した杉葉子さん(池辺さんの向かって左隣)との海辺のラブシーンは初々しかった。

 

 黙々と昇る白い入道雲。真夏の太陽に照らされた杉葉子の水着姿は眩しいほど。「六助さんが好きだわ」のバックに流れる「恋のアマリリス」の効果的だったこと。
 海に向かって力一杯「寺沢新子が好きだ~」と叫ぶ六助に、若人の時代の夜明けを感じ取った。実に清々しい恋愛シーンだった。
 この時代ありてこそ今がある。

 心からご冥福をお祈り致します。

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 夕食後、氏神様の宵祭りにお参りした。

 

 今日は珍しく多忙な日だった。

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My日本映画ベスト100

2010-07-01 14:40:59 |  映画随想

My日本映画ベスト第100位から記述して行きます。
こういう試みの結果は、各人により異なるもの。
戦前派、私の場合は、太平洋戦争のトラウマが色濃く残る内容となりました。
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[順位] [題名] [年度] [監督] [一言]
100位:激動の昭和史 沖縄決戦,1971,岡本喜八, 浜辺の水筒を飲むラストの幼児よ。
99位:あゝ野麦峠,1979,山本薩夫, 「兄さ、飛騨が見える」最後の言葉に涙止まらず。
98位:馬,1941,山本嘉次郎, 戦争が始まった。男は軍人に、そして馬は軍馬になった。
97位:戦場のメリークリスマス,1983,大島渚, 「戦争は勝っても苦しいものだ」。
96位:明日への遺言,2008,小泉堯史, 「戦争は無くならないと思う」岡田中将重き一言。
95位:月光の夏,1993,神山征二郎, 特攻平和記念館。胸を突き刺す隊員最期の言葉。
94位:男ありて,1955,丸山誠吾, 貰い泣きした。島村監督、妻の墓前での慟哭に。
93位:野ゆき山ゆき海べゆき,1986,大林宣彦, つぶら瞳の君故に憂いは青し空よりも
92位:阿弥陀堂だより,2002,小泉堯史, 切実に思う。童謡は廃れさせてはならないと。
91位:荷車の歌,1959,山本薩夫, 全国農家婦人の募金で出来た、生活の滲む映画。
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90位:手紙,2006,生野慈朗, 様々な手紙が結ぶ愛の姿。切っても切れぬ肉親愛。
89位:春の雪,2005,行定勲, またこの映画の寺まで歩いてみよう。紅葉が美しい頃に。
88位:明日の記憶,2006,堤幸彦, ストレスの渦&老齢化&認知症…現代版恐怖映画だ。
87位:路傍の石,1938,田坂具隆, 鉄橋の下にぶら下がる吾一の姿。70年後も瞼に残る。
86位:軍旗はためく下に,1972,深作欣二, 「国のために戦うか」国で異なる答に戦く。
85位:河童のクゥと夏休み,2007,原憲一, 断絶は×。心拭うアニメの秀作。
84位:キューポラのある街,1962,浦山桐郎, この時代 在りてこそ 今があり。
83位:あにいもうと,1953,成瀬巳喜男, 松竹に小津は二人不要に、迸る意気込み。
82位:おとうと,1960,市川崑, 家族は切っても切れぬ布紐で繋がる。
81位:南極物語,1983,蔵原惟繕, 思い出す日本中が湧いた1959年1月14日を。
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80位:残菊物語,1939,溝口健二, この年に1シーン、1カットを撮った溝口監督。
79位:人情紙風船,1937,山中貞雄, アッと驚くラストであった。
78位:火垂るの墓,1988,高畑勲, ドロップの缶ほど見事な小道具が他にあろうか。
77位:わらびのこう 蕨野行,2003,恩地日出夫, もう一度此処で生きたいに、ガ~ン
76位:石内尋常高等小学校 花は散れども,2008,新藤兼人, 眼を惹く傳書鳩 の3字
75位:私は貝になりたい,1959,橋本忍, もう人間は嫌だ。身の毛が峙つこの戦慄。
74位:TOMORROW/明日,1988,黒木和雄, どう表現しよう。この虚無感を。
73位:博士の愛した数式,2006,小泉堯史, 数式には人間の心を結ぶパワーあり。
72位:野良犬,1949,黒澤明, こんな暑い映画は見たことがない。
71位:ふるさと,1983,神山征二郎, これは感傷ではない。健やかな抒情と祈りだ。
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70位:故郷,1972,山田洋次, 瀬戸の小島に木霊する、社会の厳しさと批判。
69位:息子,1991,山田洋次, ひしひしと伝わる、息子に寄せる身障者の素直な愛情。
68位:めし,1951,成瀬巳喜男, 科学の進歩に感嘆す。人間は進歩したかと思うや切。
67位:夕凪の街 桜の国,2007,佐々部清, 反戦はこのように訴えたらいいのですね。
66位:乱,1985,黒澤明, 前作以降、痛感する黒澤映画の、より強固な美意識を。
65位:悪い奴ほどよく眠る,1960,黒澤明, バラ哀し ケーキのビルの 七階に
64位:静かなる決闘,1949,黒澤明, ひたひたと胸に迫る、監督の執念と、映画愛。
63位:手をつなぐ子等,1948,稲垣浩, 初山たかしは、正に真っ裸の熱演。名子役だ!
62位:生きものの記録,1955,黒澤明, 映画が終わった。あの時、誰一人、席を立たず。
61位:ゆれる,2006,西川美和, 私は再度見直して漸くこの作品を理解出来た。
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60位:にっぽん昆虫記,1963,今村昌平, これは綺麗事描写に対するレジスタンスか?。
59位:真空地帯,1953,山本薩夫, こんな真空地帯が再び来ぬと誰が保証し得よう?。
58位:稲妻,1952,成瀬巳喜男, 「産んでくれなくてよかった…」。稲妻の意味が解る。
57位:醜聞,1950,黒澤明, (前略)やっと作品のテーマに気付く。震える感動の中で。
56位:彼岸花,1958,小津安二郎, やっと気付く小津映画の真価。人に考えさせるのだ。
55位:転校生,1982,大林宣彦, 見事な発想!。ほのぼの系SFファンタジー。
54位:影武者,1980,黒澤明, 滅びの美学と呼びたい。シェイクスピア日本版のよう。
53位:黒い潮,1954,山村聡, 遂にラストの送別会には泣かされてしまいました。
52位:千と千尋の神隠し,2001,宮崎駿, いつでも何度でも見たいアニメ映画だ。
51位:夢,1990,黒澤明, 上映している映画館を探し歩いた思い出が残っている。

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50位:五番町夕霧楼,1963,田坂具隆, 何故斯くも情感豊かなのか?故郷の百日紅。
49位:顔,2000,阪本順治, 「もし月が西から昇ったら…」。情感が零れ落ちる。
48位:父と暮せば,2004,黒木和雄, 私の勘の悪さよ。巧妙な脚本演出にやられたなぁ。
47位:雪に願うこと,2005,根岸吉太郎, 屋根上の雪達磨。題意と繋がる叫び伝わる。
46位:チルソクの夏,2003,佐々部清, 高校生物語に涙を零す。青春とは心の若さだ。
45位:パッチギ!,2005,井筒和幸, 埋もれ去らん歴史に眼を。イムジン河は素晴しい曲。
44位:美しい夏キリシマ,2003,黒木和雄, 語り継ぐべき事を、若人に理解し易く創る。
43位:フラガール,2006,李相日, 喜怒哀楽を巧みに融合。感動や感銘が生まれた。
42位:誰も知らない,2004,是枝裕和, 憧れの羽田に来たゆきの悲しさ誰も知らない。
41位:ディア・ドクター,2009,西川美和, 鍍金が剥げる伊野。過疎地医療のメス鋭し。
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40位:喜びも悲しみも幾歳月,1957,木下恵介, 力強い響きの主題歌。ラストの悲愴美。
39位:東京オリンピック,1970,市川崑, 軽快なマーチ/東洋の魔女/アベベ/円谷選手。
38位:どん底,1957,黒澤明, 遍路が去った後、残った人の心に彼の言葉は生きていた。
37位:真昼の暗黒,1956,今井正, この裁判は間違いだと、確信させる力を秘める。
36位:無法松の一生,1943,稲垣浩, 名場面大八車のシルエット。祇園太鼓の乱れ打ち。
35位:羅生門,1950,黒澤明, あの天然の逆光線が差し込む春日原始林を今夏歩こう。
34位:雨月物語,1953,溝口健二, その裏に、現代にも通じる教訓を宿している。
33位:泥の河,1981,小栗康平, 未だ引きずる戦後を追いつつ、光るカメラの長回し。
32位:キクとイサム,1959,今井正, こんなに微笑ましいハッピーエンドも数少ない。
31位:サンダカン八番娼館 望郷,1974,熊井啓, 田中絹代貴女は日本一の女優です。
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30位:ビルマの竪琴,1956,市川崑, 名場面。「埴生の宿」を合唱する日英両軍兵士達。
29位:それでもボクはやってない,2007,周防正行, どう判断?。裁判員制度なら。
28位:日本のいちばん長い日,1967,岡本喜八, 監督の熱き想いが迸る。
27位:ひめゆりの塔,1953,今井正, 4回も作られた、沖縄の悲劇、反戦映画の元祖。
26位:みかへりの塔,1941,清水宏, 私が映画好きになった源流がこの映画にある。
25位:女の園,1954,木下恵介, スクラムと歌声。若さとリアリズム。完璧に近い秀作。
24位:赤ひげ,1965,黒澤明, 権威権力に対する怒り。弱者に対する慈愛。
23位:疑惑,1982,野村芳太郎, スカッとさせるラストに喝采。悪を憎むから。
22位:天国と地獄,1963,黒澤明, 思わず息を飲むモノクロ画像の赤い煙よ。
21位:楢山節考,1958,木下恵介, 肉親愛と老人愛護の精神。風格堂々の第1級作品。
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20位:夫婦善哉,1955,豊田四郎, 「おばはん頼りにしてまっせ」~心温まる作品だ。
19位:麦秋,1951,小津安二郎, 本当に新しいものは、何時まで経っても古くならない。
18位:家族,1970,山田洋次, 寅さん映画の狭間に、素晴らしいロード・ムービー誕生。
17位:酔いどれ天使,1948,黒澤明, 佳い映画と思う若人が多いなら、これぞ真の名画。
16位:また逢う日まで,1950,今井正, 永久に語り継がれる名シーン。硝子越しの接吻。
15位:晩春,1949,小津安二郎, 「幸せは待つものではない。創り上げて行くものだ」
14位:東京裁判,1983,小林正樹, 厳粛たる歴史刻めり。「永久平和を願って」の石像。
13位:人間の条件(第5部),1961,小林正樹, 戦争は悲惨。罪悪。人間の尊厳を引き裂く。
12位:忍ぶ川,1972,熊井啓, 夢も羽ばたく、こんな情愛場面を他に見たことがない。
11位:生きる,1952,黒澤明, 生と死について、これほど真剣に対峙した映画はない。
--------------
【ベスト10】

10位:近松物語,1954,溝口健二, 
満員だった。真に優れた映画は興行成績も良いのだ。
9位:おくりびと,2008,滝田洋二郎, 公開初日に観た。予想だになかったこの成果。
8位:浮雲,1956,成瀬巳喜男, 「このような映画は私には到底撮れぬ」と、名匠小津。
7位:飢餓海峡,1987,内田吐夢, 地蔵和讃の旋律が、この世の無情観を盛り上げて…
6位:東京物語,1953,小津安二郎, 人生黄昏の私を襲う虚無感。魂を揺さぶられる。

5位:砂の器,1974,野村芳太郎, 原作者松本清張を唸らせた父子の旅場面に泪超越。
4位:青い山脈,1949,今井正, 心青春。身も青春で観た映画。感動不変。心青春の今。
3位:野菊の如き君なりき,1955,木下恵介, 民子、お嫁さんは下を向いて行くものだよ
2位:七人の侍,1954,黒澤明, これは、映画史上に燦然として輝く金字塔である。
(↓「七人の侍」ロケ風景)


1位:二十四の瞳,1954,木下恵介, 大石先生の様な生涯を、望まぬ人はないだろう。
(↓「二十四の瞳」ロケ風景)


(↓「二十四の瞳」当時の紹介記事)


1,2位の甲乙は付け難い。奇しくも同じ年に公開された。「二十四の瞳」に泣き、「七人の侍」に湧いた1954年であった。両作品をリアルタイムで観た幸せに、いま浸っている。

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「雄呂血」から「ディア・ドクター」まで

2010-06-27 10:10:02 |  映画随想

 自己の楽しみで、いま「My日本映画ベスト10」を選考しようとしている。先ずその対象作品を調べた。日本映画はアメリカ映画に次いでよく観ている。全部で幾本か、正確な数は定かではない。
 鑑賞記録を、「雄呂血」(トップ画像)から「ディア・ドクター」まで、年代順に列記してみると、下記のように、755本あった。題名を書く度に、その殆どが、リアルタイムで観た時の思い出が、走馬燈のように蘇ってきて、楽しかった。BC級作品だって、何処かに観るべきころがあるとも思う。みんな、みんな、心の財産だ。

 だが、そのような時間の中で、記録していない映画が可成りあるのに気付いて来た。
 鑑賞記録を付ける以前の鑑賞映画(主に1950年以前の鑑賞映画)。特に、戦前、戦中の(戦意高揚系)映画。シリーズもの(座頭市や、眠狂四郎や、駅前や、銭形平次や、釣りバカ日誌や、次郎長や、母もの等)。それに、アニメ。喜劇。子供向け作品。ポルノ系。ホラー系。チャンバラ時代劇や、怪獣SF(例えばモスラや、大魔神シーリーズ等)や、リメイク作品などは、あまり感想を書いていないようだ。
 完全に記録を忘れている映画もあるのも思い出す。例えば、谷崎潤一郎原作「痴人の愛」。この作品は3回映画化されているが、私が観たのは1949年のオリジナル。ナオミの馬乗りシーンが甦る。

 こんなことで、全鑑賞映画数は、多分900本程度になると思う。そんな中から10本を選ぶのは、我ながら至難の技。という訳で、今のサッカー・ワールドカップのように、先ず予選リーグを突破しそうな作品を選べば、200~300本程度になる予感がする。その結果を、第1次候補作品として、次回に公表したい。
 最終的には、その中から、かって、Myアメリカ映画ベスト100を選んだ要領で、100本に絞り、それに順位をつけていこうかと、今のところ、思っている。
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[題名][製作年度]
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雄呂血,1926
丹下左膳餘話 百萬両の壷,1935
一人息子,1936
祇園の姉妹,1936
浪華悲歌,1936
有りがたうさん,1936
河内山宗俊,1936
淑女は何を忘れたか,1937
風の中の子供,1937
人情紙風船,1937
エノケンのチャッキリ金太,1937
忠臣蔵(日活),1938
路傍の石(オリジナル版),1938
按摩と女,1938
五人の兄妹,1939
残菊物語,1939
馬,1941
みかへりの塔,1941
戸田家の兄妹,1941
簪,1941
ハワイ・マレー沖海戦,1942
姿三四郎,1943
無法松の一生,1943
歌行燈,1943
一番美しく,1944
加藤隼戦闘隊,1944
最後の攘夷党,1945
虎の尾を踏む男たち,1945
東京五人男,1945
わが青春に悔なし,1946
わが恋せし乙女,1946
歌麿をめぐる五人の女,1946
素晴らしき日曜日,1947
長屋紳士録,1947
三本指の男,1947
手をつなぐ子等,1948
蜂の巣の子供たち,1948
酔いどれ天使,1948
風の中の牝鳥,1948
夜の女たち,1948
野良犬,1949
忘れられた子等,1949
破れ太鼓,1949
お嬢さん乾杯!,1949
静かなる決闘,1949
青い山脈,1949
晩春,1949
暁の脱走,1950
きけわだつみの声,1950
また逢う日まで,1950
羅生門,1950
雪夫人絵図,1950
ペン偽らず 暴力の街,1950
醜聞,1950
カルメン故郷に帰る,1951
モスラ,1951
麦秋,1951
めし,1951
白痴,1951
善魔,1951
生きる,1952
波,1952
おかあさん,1952
原爆の子,1952
若い人,1952
稲妻,1952
西鶴一代女,1952
思春期,1952
続馬喰一代,1952
激流,1952
トンチンカン三つの歌,1952
大仏開眼,1952
祇園囃子,1953
日本の悲劇,1953
次郎長三国志/次郎長初旅,1953
君の名は(第1部),1953
君の名は(第2部),1953
あにいもうと,1953
戦艦大和,1953
雁,1953
雲ながるる果てに,1953
東京物語,1953
あの手この手(邦画),1953
ひめゆりの塔,1953
真空地帯,1953
凸凹太平記,1953
加賀騒動,1953
十代の性典,1953
愛の砂丘,1953
雨月物語,1953
続思春期,1953
丹下左膳,1953
あばれ獅子,1953
純潔革命,1953
乙女の目覚め,1953
にごりえ,1953
日輪,1953
大阪の宿,1954
女の園,1954
ゴジラ,1954
近松物語,1954
山の音,1954
山椒大夫,1954
噂の女,1954
黒い潮,1954
太陽のない街,1954
君の名は(第3部),1954
七人の侍,1954
浅草の夜,1954
潜水艦ろ号未だ浮上せず,1954
水着の花嫁,1954
二十四の瞳,1954
幽霊軍隊,1954
この広い空のどこかに,1954
母千草,1954
警察日記,1955
ここに泉あり,1955
遠い雲,1955
血槍富士,1955
人間魚雷回天,1955
怪猫逢魔ケ辻,1955
春の渦巻,1955
路傍の石,1955
ゴジラの逆襲,1955
楊貴妃,1955
美しき歳月,1955
蝶々夫人,1955
男ありて,1955
目白三平,1955
しいのみ学園,1955
どくろ駕篭,1955
浅草の鬼,1955
続宮本武蔵,1955
新平家物語,1955
夫婦善哉,1955
王将一代,1955
荒木又右衛門,1955
次郎物語,1955
生きものの記録,1955
野菊の如き君なりき,1955
吉野の盗賊,1955
花嫁会議,1955
宮本武蔵3部決闘巌流島,1955
狂った果実,1956
真昼の暗黒,1956
花嫁の寝言,1956
義仲をめぐる三人の女,1956
浮雲,1956
早春,1956
彼奴を逃すな,1956
黒帯三国志,1956
いらっしゃいませ,1956
驟雨,1956
神坂四郎の犯罪,1956
風船,1956
赤線地帯,1956
しゃぼん玉社長,1956
ビルマの竪琴,1956
残菊物語,1956
ならず者,1956
裁かれる十代,1956
夕焼け雲,1956
太陽の季節,1956
ドラムと恋と夢,1956
殺人計画完了,1956
名寄岩涙の敢闘賞,1956
唱祭り喧嘩道中,1956
不良少年,1956
カラコルム,1956
白夫人の沃恋,1956
滝の白糸,1956
洲崎パラダイス 赤信号,1956
花嫁募集中,1956
人肌蜘蛛,1956
好人物の夫婦,1956
囚人船,1956
日本かく戦えり,1956
あいぞめ笠,1956
夜の河,1956
生きていてよかった,1956
ニコヨン物語,1956
女囚と共に,1956
兄とその妹,1956
日蝕の夏,1956
花の生涯,1956
帰郷,1956
マナスルに立つ,1956
猫と庄造と二人のをんな,1956
のんき夫婦,1956
嵐,1956
紀州の暴れん坊,1956
四十八才の抵抗,1956
桂春団治,1956
サザエさん,1956
異母兄弟,1957
蜘蛛巣城,1957
幕末太陽傳,1957
雪国,1957
大阪物語,1957
東京暮色,1957
大菩薩峠(全3部作),1957
顔,1957
青い山脈(リメイク)前編,1957
いとはん物語,1957
うなぎとり,1957
鳳城の花嫁,1957
風の中の子供 第1部「善太と三平物語 お化けの世界」,1957
活弁物語,1957
禁断の砂,1957
禁断の砂続編,1957
くちづけ,1957
米,1957
淑女夜河を渡る,1957
純愛物語,1957
素足の娘,1957
鮮血の人魚,1957
続青い山脈(リメイク),1957
大忠臣蔵(松竹),1957
脱獄囚,1957
智恵子抄,1957
東京だよおっ母さん,1957
東北の神武たち,1957
土砂降り,1957
どん底,1957
涙,1957
南極大陸,1957
女狐屋敷,1957
爆音と大地,1957
挽歌,1957
白夜の妖女,1957
まだら蛇,1957
明治天皇と日露大戦争/,1957
夕凪,1957
夜の蝶,1957
喜びも悲しみも幾歳月/,1957
駅前旅館,1958
隠し砦の三悪人,1958
無法松の一生1958年リメイク版,1958
炎上,1958
海女の岩礁,1958
杏っ子,1958
怒りの孤島,1958
命を賭ける男,1958
鰯雲,1958
江戸の花笠,1958
大番完結編,1958
おトラさんの休日,1958
鬼灯灯篭,1958
佳人,1958
家内安全,1958
巨人と玩具,1958
月給13000円,1958
この天の虹,1958
続禁断の砂,1958
忠臣蔵(大映),1958
綴り方兄弟,1958
東京の休日,1958
東京の瞳,1958
としごろ,1958
楢山節考,1958
日連と蒙古大襲来,1958
猫は知っていた,1958
暖簾,1958
八人の花嫁,1958
張込み,1958
春高楼の花の宴,1958
彼岸花,1958
美女と液体人間,1958
陽のあたる坂道,1958
氷壁,1958
蛍火,1958
夜の鼓,1958
若い広場,1958
若き美と力,1958
惜春鳥,1959
忠臣蔵(東映),1959
人間の条件/第1部.純愛篇,1959
人間の条件.第2部.激怒篇,1959
人間の条件/第3部(望郷篇),1959
私は貝になりたい,1959
人間の条件(第4部)戦雲篇,1959
キクとイサム,1959
人間の壁,1959
荷車の歌,1959
浮草,1959
独眼竜政宗,1959
第五福竜丸,1959
細雪,1959

*字数制限の為、1960年以降は別途up*

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コメント

「雄呂血」から「ディア・ドクター」まで(その2)

2010-06-27 09:34:29 |  映画随想
 --【続き】--
裸の島,1960
悪い奴ほどよく眠る,1960
青春残酷物語,1960
娘・妻・母,1960
武器なき斗い,1960
秋日和,1960
黒い画集 あるサラリーマンの証言,1960
おとうと,1960
波の塔,1960
用心棒,1961
小早川家の秋,1961
妻として女として,1961
人間の条件(第5部)死の脱出篇,1961
人間の条件(第6部)曠野の彷徨篇,1961
松川事件,1961
名もなく貧しく美しく,1961
反逆児,1961
ゼロの焦点,1961
秋津温泉,1962
キューポラのある街,1962
好人好日,1962
座頭市物語,1962
切腹,1962
椿三十郎,1962
太平洋ひとりぽっち,1963
眠狂四郎殺法帖,1963
にっぽん昆虫記,1963
みんなわが子,1963
天国と地獄,1963
女系家族,1963
五番町夕霧楼,1963
砂の女,1964
香華,1964
帝銀事件 死刑囚,1964
五瓣の椿,1964
赤ひげ,1965
侍,1965
徳川家康,1965
霧の旗,1965
大魔神怒る,1966
八つ墓村,1966
風車のある街,1966
ある殺し屋,1967
日本のいちばん長い日,1967
神々の深き欲望,1968
あゝひめゆりの塔,1968
心中天網島,1969
男はつらいよ/1,1969
続・男はつらいよ,1969
戦争と人間(第一部)運命の序曲,1970
東京オリンピック,1970
トラ・トラ・トラ!,1970
どですかでん,1970
家族,1970
富士山頂,1970
影の車,1970
裸の十九才,1970
男はつらいよ/フーテンの寅/3,1970
新・男はつらいよ/4,1970
男はつらいよ 望郷編/5,1970
男は辛いよ柴又慕情/9,1971
戦争と人間(第二部)愛と悲しみの山河,1971
激動の昭和史 沖縄決戦,1971
男はつらいよ 純情編/6,1971
男はつらいよ 奮闘編/7,1971
男はつらいよ 寅次郎恋歌/8,1971
忍ぶ川,1972
故郷,1972
あゝ声なき友,1972
軍旗はためく下(モト)に,1972
旅の重さ,1972
男はつらいよ 柴又慕情/9,1972
男はつらいよ 寅次郎夢枕/10,1972
藍より青く,1973
戦争と人間(第三部)完結篇,1973
青幻記 遠い日の母は美しく,1973
戒厳令(邦画),1973
男はつらいよ 寅次郎忘れな草/11,1973
男はつらいよ 私の寅さん/12,1973
赤ちょうちん,1974
華麗なる一族,1974
サンダカン八番娼館 望郷,1974
砂の器/,1974
わが道,1974
竜馬暗殺,1974
男はつらいよ 寅次郎恋やつれ/13,1974
男はつらいよ 寅次郎子守唄/14,1974
青春の門,1975
絶唱,1975
ある映画監督の生涯 溝口健二の記録,1975
金環蝕,1975
新幹線大爆破,1975
潮騒,1975
男はつらいよ 寅次郎相合傘/15,1975
男はつらいよ 葛飾立志篇/16,1975
犬神家の一族,1976
ラストコンサート,1976
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け/17,1976
男はつらいよ寅次郎 純情詩集/18,1976
幸福の黄色いハンカチ,1977
八甲田山/,1977
人間の証明,1977
やくざ戦争 日本の首領(ドン),1977
男はつらいよ 寅次郎と殿様/19,1977
男はつらいよ 寅次郎頑張れ!/20,1977
洟をたらした神,1978
野性の証明,1978
日本の首領(ドン)完結篇,1978
鬼畜,1978
男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく/21,1978
男はつらいよ 噂の寅次郎/22,1978
あゝ野麦峠,1979
十八歳、海へ,1979
復讐するは我にあり,1979
戦国自衛隊,1979
男はつらいよ 翔んでる寅次郎/23,1979
男はつらいよ 寅次郎春の夢/24,1979
復活の日,1980
野獣死すべし,1980
ツィゴイネルワイゼン,1980
影武者,1980
遙かなる山の呼び声,1980
わるいやつら,1980
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花/25,1980
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌/26,1980
駅/ステーション,1981
泥の河,1981
セーラー服と機関銃,1981
スローなブギにしてくれ,1981
男はつらいよ 浪速の恋の寅次郎/27,1981
男はつらいよ 寅次郎紙風船/28,1981
蒲田行進曲,1982
鬼龍院花子の生涯,1982
疑惑,1982
海峡,1982
転校生/,1982
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋/29,1982
男はつらいよ 花も嵐も寅次郎/30,1982
魚影の群れ,1983
東京裁判,1983
女帝,1983
ふるさと,1983
時代屋の女房,1983
南極物語(1983年、日本映画[オリジナル]),1983
楢山節考,1983
戦場のメリークリスマス,1983
時をかける少女,1983
探偵物語(邦画),1983
白蛇抄,1983
男はつらいよ 旅と女と寅次郎/31,1983
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎/32,1983
風の谷のナウシカ,1984
Wの悲劇,1984
おはん,1984
お葬式,1984
瀬戸内少年野球団,1984
天国の駅,1984
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎/33,1984
男はつらいよ 寅次郎真実一路/34,1984
さびしんぼう,1985
台風クラブ,1985
ひとひらの雪,1985
夢千代日記,1985
タンポポ,1985
ビルマの竪琴(リメイク版),1985
乱,1985
男はつらいよ 寅次郎恋愛塾/35,1985
男はつらいよ 柴又より愛を込めて/36,1985
火宅の人,1986
キネマの天地,1986
たんぽぽ,1986
天空の城ラピュタ,1986
野ゆき山ゆき海べゆき,1986
蛍川,1986
新・喜びも悲しみも幾歳月,1986
国士無双,1986
男はつらいよ 幸福の青い鳥/37,1986
竹取物語,1987
ハチ公物語,1987
マルサの女,1987
夜汽車,1987
首都消失,1987
親鸞 白い道,1987
妻よ薔薇のように,1987
飢餓海峡,1987
男はつらいよ 知床旅情/38,1987
男はつらいよ 寅次郎物語/39,1987
釣りバカ日誌,1988
となりのトトロ,1988
敦煌,1988
肉体の門,1988
火垂るの墓,1988
優駿 ORACION,1988
TOMORROW/明日,1988
木村家の人びと,1988
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日/40,1988
あ・うん,1989
善人の条件,1989
千利休本覚坊遺文,1989
釣りバカ日誌2,1989
魔女の宅急便,1989
利休,1989
黒い雨,1989
男はつらいよ 寅次郎心の旅路/41,1989
男はつらいよ ぼくの伯父さん/42,1989
あげまん,1990
オーロラの下で,1990
白い手,1990
釣りバカ日誌3,1990
天と地と,1990
夢,1990
男はつらいよ 寅次郎の休日/43,1990
おもひでぽろぽろ,1991
四万十川,1991
戦争と青春,1991
釣りバカ日誌4,1991
息子,1991
陽炎,1991
大誘拐 RAINBOW KIDS,1991
男はつらいよ 寅次郎の告白/44,1991
おろしや国酔夢譚,1992
シコふんじゃった,1992
釣りバカ日誌5,1992
寒椿/,1992
男はつらいよ 寅次郎の青春/45,1992
学校,1993
釣りバカ日誌6,1993
八月の狂詩曲,1993
まあだだよ,1993
大病人,1993
月光の夏,1993
男はつらいよ 寅次郎の縁談/46,1993
忠臣蔵外伝四谷怪談,1994
釣りバカ日誌7,1994
四十七人の刺客,1994
さくら,1994
男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様/47,1994
午後の遺言状,1995
マークスの山,1995
静かな生活,1995
男はつらいよ 寅次郎紅の花/48,1995
Shall We ダンス?,1996
釣りバカ日誌8,1996
KYOKO,1996
釣りバカ日誌9,1997
もののけ姫,1997
西へ,1997
はつらいよ寅次郎頑張れ!/20,1997
HANA-BI,1997
マルタイの女,1997
萌の朱雀,1997
ラヂオの時間,1997
男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花特別篇,1997
釣りバカ日誌10,1998
のど自慢,1998
プライド-運命の瞬間(トキ)/,1998
あの、夏の日~とんでろじいちゃん,1999
釣りバカ日誌イレブン,1999
皆月,1999
御法度,1999
菊次郎の夏,1999
雨あがる,1999
鉄道員(ぽっぽや),1999
ホワイトアウト,2000
顔/,2000
はつ恋,2000
老親,2000
どら平太,2000
陰陽師,2001
千と千尋の神隠し/,2001
釣りバカ日誌12史上最大の有給休暇,2001
ウォーターボーイズ,2001
かぁちゃん,2001
釣りバカ日誌13ハマちゃん危機一髪!,2002
TRIC >|,2002
東京原発,2002
鏡の女たち,2002
ミスター・ルーキー,2002
白い犬とワルツを,2002
突入せよ!「あさま山荘」事件,2002
模倣犯/,2002
陽はまた昇る,2002
海は見ていた,2002
命/,2002
阿弥陀堂だより,2002
明日があるさ,2002
OUT,2002
たそがれ清兵衛,2002
嗤う伊右衛門,2003
チルソクの夏,2003
ゲロッパ!,2003
渋谷怪談,2003
油断大敵,2003
解夏,2003
茶の味,2003
美しい夏キリシマ,2003
雨鱒の川,2003
赤目四十八瀧心中未遂,2003
あずみ,2003
HAZAN,2003
わらびのこう 蕨野行,2003
ジョゼと虎と魚たち,2003
わたしのグランパ MY GRANDPA TAUGHT ME A LOT ABOUT LIFE,2003
母のいる場所,2003
T.R.Y.,2003
壬生義士伝,2003
13階段,2003
黄泉がえり,2003
青の炎,2003
スパイ・ゾルゲ,2003
沙羅双樹,2003
踊る大捜査線2,2003
座頭市,2003
釣りバカ日誌14,2003
陰陽師2,2003
阿修羅のごとく,2003
世界の中心で、愛をさけぶ,2004
下妻物語,2004
丹下左膳/百万両の壷,2004
機関車先生,2004
インストール,2004
父と暮せば,2004
海猫,2004
あずみ2,2004
誰も知らない,2004
オペレッタ 狸御殿,2004
力道山,2004
うつせみ,2004
海猿,2004
笑の大学,2004
スウィングガールズ,2004
いつか読書する日,2004
半落ち,2004
赤い月,2004
イノセンス,2004
クイール,2004
隠し剣鬼の爪,2004
血と骨,2004
いま、会いにゆきます,2004
ハウルの動く城,2004
妖怪大戦争,2005
四日間の奇蹟,2005
電車男,2005
リンダ リンダ リンダ,2005
交渉人 真下正義,2005
亀は意外と速く泳ぐ,2005
カミュなんて知らない,2005
火火,2005
この胸いっぱいの愛を,2005
かもめ食堂,2005
ゲルマニウムの夜,2005
PROMISE,2005
子ぎつねヘレン,2005
そうかもしれない,2005
疾走,2005
紀子の食卓,2005
あおげば尊し,2005
雪に願うこと,2005
大停電の夜に,2005
北の零年/,2005
THE 有頂天ホテル,2005
パッチギ!/,2005
ローレライ,2005
阿修羅城の瞳,2005
戦国自衛隊1549,2005
劇場版.鋼の錬金術師/シャンバラを征く者,2005
亡国のイージス,2005
容疑者室井慎次,2005
蝉しぐれ,2005
春の雪,2005
ALWAYS 三丁目の夕日,2005
男たちの大和 YAMATO,2005
間宮兄弟,2006
フラガール,2006
夜のピクニック,2006
ゲド戦記,2006
佐賀のがばいばあちゃん,2006
松ヶ根乱射事件,2006
燃ゆるとき The Excellent Company,2006
初恋,2006
魂萌え!,2006
地下鉄(メトロ)に乗って,2006
不撓不屈,2006
神童,2006
市川崑物語,2006
ゆれる,2006
酒井家のしあわせ,2006
アヒルと鴨とコインロッカー,2006
長い散歩,2006
博士の愛した数式,2006
単騎、千里を走る。,2006
県庁の星,2006
明日の記憶,2006
花よりもなほ,2006
バルトの楽園(ガクエン),2006
花田少年史/幽霊と秘密のトンネル,2006
UDON,2006
日本沈没,2006
出口のない海,2006
涙そうそう,2006
手紙,2006
椿山課長の七日間,2006
武士の一分,2006
殯の森,2007
犯人に告ぐ,2007
Life 天国で君に逢えたら,2007
どろろ,2007
母べえ,2007
マリと子犬の物語,2007
クロサギ,2007
大日本人,2007
ユメ十夜,2007
しゃべれども しゃべれども,2007
天然コケッコー,2007
象の背中,2007
夕凪の街 桜の国,2007
憑神,2007
包帯クラブ,2007
人のセックスを笑うな,2007
遠くの空に消えた,2007
転校生 -さよなら あなた-,2007
サイドカーに犬,2007
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ,2007
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程,2007
河童のクゥと夏休み,2007
北辰斜にさすところ,2007
プライド in ブルー,2007
クローズド・ノート,2007
予感,2007
めがね,2007
それでもボクはやってない,2007
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン,2007
俺は君のためにこそ死ににいく,2007
釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束,2007
HERO,2007
ALWAYS 続・三丁目の夕日,2007
点と線,2007
山のあなた 徳市の恋,2008
ザ・マジックアワー,2008
クライマーズ・ハイ,2008
崖の上のポニョ,2008
イキガミ,2008
私は貝になりたい(2008年版),2008
誰も守ってくれない,2008
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿,2008
レッドクリフ(Part I),2008
西の魔女が死んだ,2008
劔岳 点の記,2008
アキレスと亀,2008
ラストゲーム 最後の早慶戦,2008
ICHI,2008
感染列島,2008
春よこい,2008
その日のまえに,2008
石内尋常高等小学校 花は散れども,2008
ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌,2008
まぼろしの邪馬台国,2008
禅 ZEN,2008
明日への遺言,2008
おくりびと,2008
レッドクリフ PartⅡ未来への最終決戦,2009[米/中//台/韓]
今度は愛妻家,2009
ヘブンズ・ドア,2009
60歳のラブレター,2009
釣りキチ三平,2009
幼獣マメシバ,2009
ディア・ドクター,2009


 ----- 以 上 -----

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コメント (2)

Myイギリス映画ベスト10

2010-06-23 11:08:11 |  映画随想

 奇しくも、あと1時間余りで、下記の[私が観たイギリス映画リスト]の中から選んだNo.1作品がオンエアされる。私のNo.1洋画でもある。トップ画像の初鑑賞記を書いて以来、恐らく10回を超えると思うが、また鑑賞しよう。今から胸が高鳴る。

{◆私が観たイギリス映画リスト}

(A)【純粋のイギリス映画】

「No」「邦題」「製作年」「国名」「監督名」
1.恐喝(ゆすり),1929,英,アルフレッド・ヒッチコック
2.暗殺者の家,1934,英,アルフレッド・ヒッチコック
3.三十九夜/,1935,英,アルフレッド・ヒッチコック
4.間諜最後の日,1936,英,アルフレッド・ヒッチコック
5.第3逃亡者,1937,英,アルフレッド・ヒッチコック
6.バルカン超特急/,1938,英,アルフレッド・ヒッチコック
7.ミュンヘンへの夜行列車,1940,英,キャロル・リード
8.美女ありき,1940,英,アレクサンダー・コルダ
9.ヘンリィ五世,1945,英,ローレンス・オリヴィエ
10.シーザーとクレオパトラ,1945,英,ガブリエル・パスカル
11.第七のヴェール,1945,英,コンプトン・ベネット
12.大いなる遺産,1946,英,デヴィッド・リーン
13.逢びき,1948,英,デヴィッド・リーン
14.落ちた偶像/,1948,英,キャロル・リード
15.ハムレット/,1949,英,ローレンス・オリヴィエ
16.舞台恐怖症,1950,英,アルフレッド・ヒッチコック
17.アフリカの女王,1951,英,ジョン・ヒューストン
18.邪魔者は殺せ,1951,英,キャロル・リード
19.第三の男/,1952,英,キャロル・リード
20.赤い風車,1952,英,ジョン・ヒューストン
21.禿鷹は飛ばず,1952,英,ハリー・ワット
22.文化果つるところ,1953,英,キャロル・リード
23.エヴェレスト征服,1954,英,ジョージ・ロウ
24.ロミオとジュリエット/,1955,英,レナード・カステラーニ
25.ホブスンの婿選び,1955,英,デヴィッド・リーン
26.文なし横丁の人々/,1955,英,キャロル・リード
27.旅情/,1955,英,デヴィッド・リーン
28.戦艦シュペー号の最後,1956,英,マイケル・パウエル
29.リチャード3世/,1956,英,ローレンス・オリヴィエ
30.暁の出撃,1956,英,マイケル・アンダースン
31.二都物語,1957,英,ラルフ・トーマス
32.思春期の感情,1957,英,シリル・フランケル
33.フランケンシュタインの逆襲,1957,英,テレンス・フィッシャー
34.吸血鬼ドラキュラ,1958,英,テレンス・フィッシャー
35.バスカヴィル家の犬,1959,英,テレンス・フィッシャー
36.長距離ランナーの孤独,1962,英,トニー・リチャードソン
37.007ドクター・ノオ(第1作)007は殺しの番号(初公開時),1962,英,テレンス・ヤング
38.007ロシアより愛を込めて(第2作)危機一発(初公開時),1963,英,テレンス・ヤング
39.予期せぬ出来事,1963,英,アンソニー・アスキス
40.007ゴールドフィンガー(第3作),1964,英,ガイ・ハミルトン
41.わらの女,1964,英,バジル・ディアデン
42.H・G・ウェルズのSF月世界探検,1964,英,ネイザン・ジュラン
43.007サンダーボール作戦(第4作),1965,英,テレンス・ヤング
44.ナック,1965,英,リチャード・レスター
45.わが命つきるとも,1966,英,フレッド・ジンネマン
46.恐竜100万年,1966,英,ドン・チャフィ
47.007ネバーセイ・ネバーアゲイン,1967,英,督: アーヴィン・カーシュナー
48.007は二度死ぬ(第5作),1967,英,ルイス・ギルバート
49.ライアンの娘,1970,英,デヴィッド・リーン
50.小さな恋のメロディ,1971,英,ワリス・フセイン
51.恋,1971,英,ジョセフ・ロージー
52.007ダイヤモンドは永久に(第7作),1971,英,ガイ・ハミルトン
53.フォロー・ミー,1972,英,キャロル・リード
54.007/死ぬのは奴らだ(第8作),1973,英,ガイ・ハミルトン
55.オリエント急行殺人事件,1974,英,シドニー・ルメット
56.007黄金銃を持つ男(第9作),1974,英,ガイ・ハミルトン
57.007私を愛したスパイ(第10作),1977,英,ルイス・ギルバート
58.007ムーンレイカー(第11作),1979,英,ルイス・ギルバート
59.フランス軍中尉の女,1981,英,カレル・ライス
60.007/オクトバシー(第13作),1983,英,ジョン・グレン
61.インドへの道,1984,英,デヴィッド・リーン
62.007/美しき獲物たち(第14作),1985,英,ジョン・グレン
63.007/リビング・デイライツ(第15作),1987,英,ジョン・グレン
64.007/消されたライセンス(第16作),1989,英,ジョン・グレン
65.日の名残り,1993,英,ジェームズ・アイヴォリー
66.007/ゴールデンアイ(第17作),1995,英,マーティン・キャンベル
67.ブラス!,1996,英,マーク・ハーマン
68.フルモンティ,1997,英,ピーター・カッタネオ
69.つぐない,2007,英,ジョー・ライト
70.ザ・ムーン,2007,英,デヴィッドシントン

(B)【イギリス映画と目しても良い他国との合作映画】

71.華氏451,1966,英/仏,フランソワ・トリュフォー
72.いつも心に太陽を,1967,英/米,ジェームズ・クラヴェル
73.女王陛下の007(第6作),1969,英/米,ピーター・ハント
74.ニコライとアレクサンドラ,1971,英/米,フランクリン・J・シャフナー
75.007/ユア・アイズ・オンリー(第12作),1981,英/米,ジョン・グレン
76.ガンジー,1982,英/印,リチャード・アッテカボロー
77.未来世紀ブラジル,1985,英/米,テリー・ギリアム
78.岸辺のふたり,2000,英/和蘭,マイケル・デュトク・ドゥ・ヴィット
79.Sweet Sixteen,2002,英/独/スペイン,ケン・ローチ
80.サハラに舞う羽根,2002,英.米,シェカール・カプール
81.ラヴェンダーの咲く庭で,2004,英,チャールズ・ダンス
82.ホテル・ルワンダ,2004,英.米.伊.南亜,テリー・ジョージ
83.ルワンダの涙,2005,英/独,マイケル・ケイトン=ジョーンズ
84.マッチポイント,2005,英/米/ルクセンブルグ,ウディ・アレン
85.オリバー・ツイスト,2006,英/チェコ/仏/伊,ロマン・ポランスキー
86.敬愛なるベートーヴェン,2006,英/ハンガリー,アニエスカ・ホランド
87.麦の穂をゆらす風,2006,英/愛蘭土/独/伊/スペイン,ケン・ローチ
88.クィーン,2006,英/仏/伊,スティーヴン・フリアーズ
89.007/カジノ・ロワイヤル(第21作),2006,英/米,マーティン・キャンベル
90.エリザベス・ゴールデン・エイジ,2007,英/仏,シェカール・カブール
91.ミス・ポター,2007,英/米,クリス・ヌーナン
92.スラムドッグ$ミリオネア,2008,英/米,ダニー・ボイル
93.マンマ・ミーア!,2008,英/米,フィリダ・ロイド
94.ブーリン家の姉妹,2008,英/米,ジャスティン・チャドウィック
95.007/慰めの報酬(第22作),2008,英/米,マーク・フォースター
96.テス,1979,仏/英,ロマン・ポランスキー
////////////////////////////

(C)【フランス映画と目しても良い他国との合作映画】
97.スイミング・プール,2004,仏/英,フランソワ・オゾン
98.戦場のアリア,2005,仏/独/英/白/羅,クリスチャン・カリオン
99.エディット・ピアフ~愛の讃歌~,2007,仏/英/チェコ,オリヴィエ・ダアン
(D)【イタリア映画と目しても良い他国との合作映画】
100.マザー・テレサ,2003,伊/英,ファブリツィオ・コスタ
101.永遠のマリア・カラス/,2003,伊仏英西ルーマニア.,フランコ・ゼフィレッリ

(E)【アメリカ映画と目しても良い他国との合作映画】
102.艦長ホレーショ,1953,米/英,ラオール・ウォルシュ
103.2001年宇宙の旅,1968,米・英,スタンリー・キューブリック
104.荒鷲の要塞,1968,米/英,ブライアン・G・ハットン
105.エレファント・マン,1980,米/英,デイヴィッド・リンチ
106.モディリアーニ 真実の愛,2004,米/独/仏/伊/英/羅,モック・デイヴィス
107.オペラ座の怪人/,2005,米/英,ジョエル・シュマッカー
108.サバイバル・アイランド,2005,米/英/ルクセンブルグ,スチュワート・ラフィル
109.ラストキング・オブ・スコットランド,2006,米/英,ケヴィン・マクドナルド
110.その土曜日、7時58分,2007,米/英,シドニー・ルメット

(F)【ポーランド映画と目しても良い他国との合作映画】
111.戦場のピアニスト/,2003,1仏独葡英,ロマン・ポランスキー

(G)【ベルギー映画と目しても良い他国との合作映画】
112.エコール,2004,ベルギー/仏/英,ルシール・アザリロヴィック

(H)【スペイン映画と目しても良い他国との合作映画】
113.サルバドールの朝,2006,スペイン/英,マヌエル・ウエルガ

(I)【カナダ映画と目しても良い他国との合作映画】
114.レンブラントの夜警,2007,カナダ/ポーランド/オランダ/英/仏/独,ピーター。グリーナウェイ

(J)【ドイツ映画と目しても良い他国との合作映画】
115.アース,2007,独/英,アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド

(K)【日本映画と目しても良い他国との合作映画】
116.戦場のメリークリスマス,1983,英/日,大島渚

/////////////////////////

 【Myイギリス映画ベスト10】

①「第三の男」1952年。[英]監督=キャロル・リード
【所感】ツィターという古い楽器が奏でるテーマミュージックが素晴らしい。画面一杯、横一線に張られた20本ぐらいの楽器の弦が、音楽に連動して揺れる。しかもそのメロディーは、その後の映画の展開に連れて、要所要所で或いは強く、或いは緩やかに、実に効果的に流れることになる。廃墟のウィーンの夜景が可成りの時間を割いて撮影されている。その一つ一つのショットは、光と影のコントラストが美しい。また斜めの背景や、俯瞰的な構図も素晴らしく、まるで名画を見ているようである。突然ハリーが画面の右側に現れるショットには、高鳴る音楽効果もあり、思わずドキッとする。ホリーは遊園地の観覧車の中でハリーと会うが、ハリーが現れると鳴るテーマ音楽、仰角に観覧車を写す撮影の効果的なこと。後は、下水道でのクライマックスに向かって一気に流れ込む。全ては終わった。林道の彼方から歩いてきたアンナは、ホリーに一瞥もせず、無言の儘通り過ぎて行く。

②「ガンジー」1982年。[英/印]監督=リチャード・アッテカボロー
【所感】「絶望に陥った時、私は人類の歴史を思う。勝つのはいつも真実と愛だ。暴君や殺戮者は、一時は無敵に見えても結局滅びてしまう。そのことを忘れてはならん」事に臨んで繰り返して来たガンジーの言葉よ…。

③「ハムレット」1949年。[英]監督=ローレンス・オリヴィエ
【所感】完全に演ずれば4時間かかると言われているハムレットを2時間半にしっかりと纏めている。有名な「To be or not to be --」も、この映画では彼女に逢った後で、見張り台から荒海を見下ろしながら言います。オフィリア映画としてのハムレットを主張している。

④「逢びき」1948年。[英]監督=デヴィッド・リーン
【所感】不倫ものに名画が多いのは何故だろう。それは人の中に潜在意識として眠っているかもしれない。ローラとアレックの想い出の木曜日を描いたこの映画は不倫もの元祖的存在なら、アイリーン・ジョイスのしなやかな指が鍵盤の上を躍動する「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」も名曲の映画活用の元祖的存在。

⑤「小さな恋のメロディ」1971年。[英]監督=ワリス・フセイン
【所感】創られてから40年も経っている。リアルタイムでは観ていない。70歳代になってから見た。それなのに、なんとぉ~新鮮さが横溢している!。子供の純真さに変わりはないからだろう。あの本気な顔、真剣な姿・・童心の世界は正に神の聖域にあるのだ。

⑥「バルカン超特急」1938年。[英]監督=アルフレッド・ヒッチコック
【所感】自分の名を窓に指でFROYと書く。「フロイが予約した筈」と言ってから、アイリスは彼女の姿が見えないのに気づく。不思議なことが起こった。伝票は彼女一人になっているのだ。30分で国境付近の駅だ。と、曇った窓ガラスにFROYの指跡がくっきり出現する。それから、ヒッチコック自身の登場場面だけは語る必要がある。彼を見つけた!。この物語の終結近くで!!。

⑦「 ミス・ポター」2007年。[英/米]監督=クリス・ヌーナン
【所感】「佳かった~」。私好みの題材だった。何だかギスギスした世情が目立つ現在に、このような清々しい映画に出会えるとは思ってもいなかった。歴史床しい20世紀初頭の英国社会の匂いが薫っていた。ビアトリクスが風光明媚な自然を護る決意に生きる後半は引き締まった。エンディングに流れる歌が抜群に佳い。

⑧ 「華氏451」1966年。[英/仏]監督=フランソワ・トリュフォー
【所感】「本のせいでいかれた」「本が幸せをもたらしてくれたか」の論理が「こんな害悪の元凶は焼いて当然だ」理論に発展していたのだ。「DU CINEMA」という本が炎に包まれる瞬間は悲しかった。1950年代の映画に多く見られたロマンティシズムは影を潜めている。との思惑はラストで裏切られた。フランソワ・トリュフォー監督は本を重視していたに違いない。

⑨「つぐない」2007年。[英]監督=ジョー・ライト
【所感】1935年に始まる冒頭のシークェンスがキー・ポイントと言えそう。最初の風景はブライオニーの心境で。繰り返される同じ光景が真実なのだ。4年後、1939年に跳んだかと思うと、直ぐその6ヶ月前に舞い戻ったりする。時々現れるモノクロ・シーンが強い印象を繋がせた。折りに触れて印象づける“白い羽目板のコテージ”も巧い。ダンケルクの撤退は「ミニヴァー夫人」(41)でも登場するけれども、此処ではキャメラの長回しが悲劇的にして雄大。

⑩「わが命つきるとも」1966年。[英]監督=フレッド・ジンネマン
【所感】四面楚歌の状況に置かれる。死を覚悟するモアと、妻子の別れは涙を誘う。確固たる信念に殉じたモアの言動に感動する。此処まで完璧に、斯くも勇敢に、時の権威権力と対決出来得る人物が、今の世に居るだろうかと。人間の生き様というものについて、しみじみ考えさせられる。“薫り高く勇ましい生涯”とは、トマス・モアのためにこそ捧げられるべき言葉である。

 イギリス映画は、渋い。地味。封建的匂い。堅実。質実剛健。正義感。といったような言葉が浮かんでくるようだ。でも、名作がキラ星の如く在る。約100本の中から、10本を選ぶのに苦労した。

       --- The End ---

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コメント (6)

Myイタリア映画ベスト10

2010-06-20 16:20:20 |  映画随想

 先日放映された「花咲ける騎士道」を観て「あっ」と思った。リメイクだった。「もしや?」と思ってチェックしたら、果たせる哉!先日upした{私が観たフランス映画リスト}に、オリジナルが洩れていた。
 今回の{私が観たイタリア映画リスト}も、何か洩れているような気がする。でも思い出せないものは仕方がない。きりがない。下記リスト(A)~(D)の中から、Myイタリア映画ベスト10を選んでみよう。
***********************
★{私が観たイタリア映画リスト}★

(A)【純粋のイタリア映画】
[No][邦題][製作年][国名][監督名]
---------------------------
1.郵便配達は二度ベルを鳴らす,1942,伊,ルキノ・ヴィスコンティ
2.戦火のかなた1946伊ロベルト・ロッセリーニ
3.靴みがき1946伊ヴィットリオ・デ・シーカ
4.自転車泥棒,1948,伊,ヴィットリオ・デ・シーカ
5.にがい米,1948,伊,ジュデッペ・デ・サンティス
6.揺れる大地,1948,伊,ルキノ・ヴィスコンティ
7.ミラノの奇蹟,1950,伊,ヴィットリオ・デ・シーカ
8.夏の嵐/,1954,伊,ルキノ・ヴィスコンティ
9.O.K.ネロ,1954,伊,マリオ・ソルダーティ
10.パンと恋と夢,1955,伊,ルイジ・コメンチーニ
11.ユリシーズ/,1955,伊,マリオ・カメリーニ
12.青い大陸,1955,伊,フォルコ・クイリチ
13.緑の魔境,1955,伊,ジャン・ガスパーレ・ナポリターノ
14.恋愛時代/,1956,伊,ジュゼッペ・デ・サンティス
15.カビリアの夜,1957,伊,フェデリコ・フェリーニ
16.白夜,1957,伊,ルキノ・ヴィスコンティ
17.太陽の帝国,1957,伊,エンリコ・グラース/マリオ・クラヴェリ
18.道,1957,伊,フェデリコ・フェリーニ
19.屋根,1957,伊,ヴィットリオ・デ・シーカ
20.鉄道員,1958,伊,ピエトロ・ジェルミ
21.最後の楽園,1958,伊,フォルコ・クィリチ
22.刑事,1959,伊,ピエトロ・ジェルミ
23.イタリア式離婚狂想曲,1961,伊,ピエトロ・ジェルミ
24.世界残酷物語1962伊グァルティエロ・ヤコペッティ/フランコ・E・プロスペリ
25.8 1/2,1963,伊,フェデリコ・フェリーニ
26.荒野の用心棒,1964,伊,セルジオ・レオーネ
27.続・夕陽のガンマン,1966,伊,セルジオ・レオーネ
28.ひまわり,1970,伊,ヴィットリオ・デ・シーカ
29.息子の部屋,2001,伊,ナンニ・モレッティ
(B)【イタリア映画と解しても良いイタリア&フランス合作映画】
30.崖,1955,伊/仏,フェデリコ・フェリーニ
31.甘い生活,1959,伊/仏,フェデリコ・フェリーニ
32.情事,1960,伊/仏,ミケランジェロ・アントニーニ
33.ブーベの恋人,1963,伊/仏,ルイジ・コメンチーニ
34.山猫,1963,伊/仏,ルキノ・ヴィスコンティ
35.ベニスに死す,1971,伊/仏,ルキノ・ヴィスコンティ
36.女の都,1980,伊/仏,フェデリコ・フェリーニ
37.ニューシネマ・パラダイス,1989,伊/仏,ジュゼッペ・トルナトーレ
38.イル・ポスティーノ,1994,伊/仏,マイケル・ラドフォード
39.永遠のマリア・カラス/,2003,伊/仏/英/西/ルーマニア.,フランコ・ゼフィレッリ
(C)【イタリア映画と解しても良いイタリア&日本合作映画】
40.蝶々夫人,1955,伊/日,カルミル・ガローネ
41.ラストコンサート,1976,伊/日,ルイジ・コッツイ
(D)【イタリア映画と解しても良いイタリア&英国合作映画】
42.マザー・テレサ,2003,伊/英,ファブリツィオ・コスタ
****************************

(E)【フランス映画と解しても良いイタリア&フランス他合作映画】
43.七つの大罪,1953,仏/伊,エドアルド・デ・フィリッポ/ジャン・ドレヴィル/イヴ・アレグレ/ロベルト・ロッセリーニ/カルロ・リム/クロード・オータン=ララ/ジョルジュ・ラコンブ
44.レ・ミゼラブル,1957,仏/伊,ジャン=ポール・ル・シャノワ
45.ラインの仮橋,1960,仏/西独/伊,アンドレ・カイヤット
46.ボルサリーノ,1970,仏/伊,ジャック・ドレー
47.パリは霧にぬれて,1971,仏/伊,ルネ・クレマン
48.ラスト・タンゴ・イン・パリ,1972,仏/伊,ベルナルド・ベルトルッチ
49.ルシアンの青春,1973,仏/伊/西独,ルイ・マル
50.戒厳令,1973,仏/伊,コスタ・ガヴラス
(F)【米国映画と解しても良いイタリア&米国他合作映画】
51.終着駅,1953,米/伊,ヴィットリオ・デ・シーカ
52.失われたものゝ伝説,1957,米/伊,ヘンリー・ハサウェイ
53.戦争と平和/,1957,米伊,キング・ヴィドア
54.ドクトル・ジバゴ,1966,米=伊,デヴィッド・リーン
55.トスカーナの休日,2003,米/伊,オードリー・ウェルズ
56.パッション,2004,米/伊,メル・ギブソン
57.モディリアーニ 真実の愛,2004,米/独/仏/伊/英/羅,モック・デイヴィス
(G)【英国映画と解しても良いイタリア&英国他合作映画】
58.ホテル・ルワンダ,2004,英.米.伊.南亜,テリー・ジョージ
59.オリバー・ツイスト,2006,英/チェコ/仏/伊,ロマン・ポランスキー
60.麦の穂をゆらす風,2006,英/愛蘭土/独/伊/スペイン,ケン・ローチ
61.クィーン,2006,英/仏/伊,スティーヴン・フリアーズ
(H)【ドイツ映画と解しても良いイタリア&ドイツ他合作映画】
62.ヒトラー ~最期の12日間~,2004,独/伊,オリヴァー・ヒルシュビーゲル
(I)【ロシア映画と解しても良いイタリア&ロシア他合作映画】
63.太陽,2005,露/伊/仏/瑞西,アレクサンドル・スクーロフ
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 【Myイタリア映画ベスト10】
①「道」1954年。[伊]監督=フェデリコ・フェリーニ
 
【寸評】アンソニー・クイーンも力演だが、ジュリエッタ・マシーナの天才的な演技は神の域に達している。といえば過言だろうか?。加うるに、適所に流れる主題歌の旋律が、魂を揺さぶり、神々しいまでの感動を呼ぶ。

②「郵便配達は二度ベルを鳴らす」1942年。[伊]監督=ルキノ・ヴィスコンティ
【寸評】短気で、女に弱く、意志薄弱で、屑のような男が犯す二つの殺人に、同情に似た気分さえ起こさせる力は何か。ヴィスコンティが処女作で早くも確立した“咽せるように退廃的な官能美”に酔ってしまう。

③「イル・ポスティーノ」1994年。[伊/仏]監督=マイケル・ラドフォード
 
【寸評】イタリアの小島に亡命して来た詩人パブロはマリオに話す。「チリでの悲しい社会体験が私に詩を作らせた」と。「詩はそれを必要とする人間のものではないか」と問い返すマリオに、パブロならずとも「ハッ」となる。

④「鉄道員」1958年。[伊]監督=ピエトロ・ジェルミ
 
【寸評】これは子供の眼から見た大人の世界である。それにしてもサンドロ・マルコッチを演じるエドアルド・ネヴォラの澄んだ瞳よ。当時の日本とよく似た世相のイタリアだけに、このマルコッチ一家の愛と恩讐のドラマから受ける感動は深い。

⑤「ミラノの奇蹟」1950年。[伊]監督=ヴィットリオ・デ・シーカ
 
【寸評】「生きて行くには眠る小屋があればいい。生きて死ぬには少しの土地があればいい。欲しいのは靴と靴下と少しのパン。我等は明日もそう信じて生きていく…」高らかに歌う貧しい人たちの合唱が素晴らしい。

⑥「ニューシネマ・パラダイス」1989年。[伊/仏]監督=ジュゼッペ・トルナトーレ
 
【寸評】映画への賛美だけでは、あれ程の感涙は出ない。その裏に、人生をじっくり眺める眼が存在しているからだろう。 映画愛という絆で結ばれた、トトと、アルフレードの赤い糸は強かった。

⑦「山猫」1963年。[伊/仏]監督=ルキノ・ヴィスコンティ
 
【寸評】夕日に映えるシシリー島。大舞踏会に赴く人々。丘合いの狭い畑を耕す農民の姿。互いに住む世界が異なる階層の対照に、古き世界との決別を垣間見た。

⑧「揺れる大地」1948年。[伊]監督=ルキノ・ヴィスコンティ
 
【寸評】ショパンの「♪別れの曲」を悲しく奏でるハモニカ。「都合が悪いと釈放。何が法律か」背けたくなるようなトーニの鋭眼に、ヴィスコンティ監督の迸るような怒りを見た。

⑨ 「8 1/2」1963年。[伊]監督=フェデリコ・フェリーニ
 
【寸評】「幸福とは誰も傷つけずに、真実を言うこと」。自分を取り巻く人々の輪の中に入っていくグイド。これは、映像で人間の精神的なものを表現した映画。

⑩「蝶々夫人」1955年。[伊/日]監督=カルミネ・ガローネ
 
【寸評】彼の有名なオペラの映画化。日本から渡伊し、合作映画として東宝から公開された。大和撫子の操を全うした蝶々夫人の哀愁が、八千草薫の熱演で滲み出ている。感動作だ。主題歌「ある晴れた日に」も深く印象に残った。1955年6月20日,京宝にて鑑賞。
****************************

◆イタリア映画は、同じラテン系ながら、フランス映画とは又違った味がある。
 何か、ギラギラしているというか、楽観的という表現もどうだか?。言葉で非常に言い表しにくい。少なくとも、暗さの美学は無いだろう。
 特筆すべきは、大戦後の作品に、日本映画との類似性が著しいこと。敗戦の痛みを分け合っているように私には見える。

       ***** FINE *****
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