車の定期点検にカーディーラーへ。半年に1回の点検だ。
別に任意なのだがやはり安全のためには仕方ない。普段ほったらかしなのだから。そして何より今の車は細部まで電子化されているので町の小さな整備工場では無理のようだ。これはもう自動車メーカーに囲い込みされているのである。もう町の修理・整備工場で、おっちゃんに「ちょっと頼むわ」なんてことは遠い時代になってしまった。
予約したカーディーラーに行くと、厚いおもてなしが待っている。抹茶ティーを頼む。整備が終わるまで待つのも退屈なので、しばし買い物がてら三宮まで歩く。
愛車なんてことばがあるが、私は電車派なので車にはあまり思い入れはない。だから愛車という感覚はないが、それでも乗ってる以上は綺麗に使いたいとは思う。しかし遠出もあまりしないので走行距離は全然である。使っている時間や距離など勘案すると車は非常にコスパが悪い。まあ金喰虫である。
一年の内で車があって助かったなあなんて思った記憶はほとんどない。だから車はもう手放してもいいかなと思うのだが、家と同じでじゃあ賃貸でもいいかとはならないのが不思議だ。それが車の魅力かもしれない。まあ免許返上するときがその時なのかなと漠然とは思う。
私の若い頃は若者には車が必携だった。皆給料から高い金利の月賦を組んでかっこいい車を買ったものだ。車がないとデートも覚束なかったのである。それにその当時は117クーペやフェアレディZなど個性的は車も多かった。今はみんな同じ顔だ。だからぱっとみても車種をあてられない。あの当時、経済も右肩上がりだった。バブルが弾けるまでは…。
さて定期点検は特に問題なし。消耗品だけ替えてもらった。これで安心である。安全にコストは惜しめない。