しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 ルカ4章 <荒野の誘惑>

2013-05-25 | インポート

B 「誘惑の手を尽くしたあとで、悪魔はしばらくの間イエスから離れた。」(13新改訳)

誘惑の手を尽くしたという表現からわかるように、荒野での40日はサタンが自分の知恵と能力、その王国のすべてを総動員して神の子に挑んだ時だった。それを受けたイエスは、人の子として極限的弱さの中に置かれていたにもかかわらず、ご自身の敵を退けられた。神の子の弱さはサタンよりも強く、彼の知恵など及ぶべくもない知恵である。その事実が輝いた40日間だった。

▼キリスト者の生涯に対しても、敵は誘惑の手を尽くしてやってくるとみなければならない。無知で迷いやすい私たちは、そのままでは到底かなわないのだ。が、恐れることはない。羊飼いである自分の主人の声を聞き分け、それについていく限り安全が保証されるのである。主はこれからもあなたを守り、たとえ弱さともろさの底に落ちたとしても、サタンがあなたにふれることを決して許さないだろう。

                      神の愛

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。神が御子を遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。(ヨハネ3:16、17新改訳)