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「ああ。クシュの川々のかなたにある羽こおろぎの国。」(1新改訳)
羽こおろぎの国とはめずらしい表現だが、エジプトのこと。こおろぎは鳴き声が美しいので、日本では愛好されているが、エジプトにもたくさん生息していたらしい。ただし、ここでイザヤは「頼りにならない国」として、象徴的に羽こおろぎの国という表現を用いているのだろう。また他の箇所では葦の杖という表現で、エジプトの脆弱(ぜいじゃく)性が揶揄(やゆ)されている。
アッシリヤの脅威を肌で感じるイスラエルは、南の大国エジプトに頼ろうとしたが、羽こおろぎに頼って何になるか、イザヤはそういおうとしたにちがいない。預言者のメッセージは、鼻から息をする者に信頼するな、頼るべきお方はイスラエルの神だけだというものである。
私たちの信仰生涯も、この姿勢で貫かれなければならない。人生における困難や苦しみの場面で、どこまでも主イエスを仰ぎ、よりすがる者であろう。
使徒信条(私訳)<o:p></o:p> わたしは天地のつくりぬし、全能の父であられる神を信じます。
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わたしはそのひとり子、わたしたちの主、イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、おとめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死んでほうむられ、よみにくだり、三日目に死人の中からよみがえり、天にのぼり、全能の父であられる神の右に座(すわ)られました。
そこから来られて生きている者と死んでいるとをおさばきになります。
わたしは聖霊を信じます。
聖である公同の教会、聖徒のまじわり、罪のゆるし、からだのよみがえり永遠のいのちを信じます。
アーメン<o:p></o:p>