自由と平和、生存と共生のために

「誰もが人間らしく生きられるためには」という視点から、さまざまな社会問題についての情報をお届けします。

非暴力で抵抗する知恵と勇気、ミャンマーの人びと

2021-03-07 22:37:43 | ミャンマー抵抗運動
 軍事政権によるむごい弾圧が続く中で、ミャンマーの人びとは非暴力の抵抗を続けています。その知恵と勇気には賛嘆させられます。
 人びとはヤンゴンでは国軍司令の画像と「独裁者よ恥を知れ、私たちは決して赦さない」という言葉が印刷されたチラシを道路にを大量に貼りつけています。治安部隊はうかつに踏みつけるわけにはいきません。
 また道路の上にロープを張って、女性のスカートをつり下げています。その下を通ると縁起が悪いという言い伝えがあるとのことです。
 人びとは少人数の集団に分かれてあちこちで抗議の声を上げ、治安部隊が近づくと迅速に退避するという方法で軍事政権に対抗しています。
「警察は軍の支配を支持していない」と述べる警察官もいます。

スカートと簡易バリケードで抵抗(動画ニュース約2分) ロイター 

弾圧と抗議行動(動画ニュース約2分) ガーディアン


#Save Myanmar #Reject The Military

「世界が終わるまで・・・」、抵抗歌に力づけられる

2021-03-07 15:57:06 | 自由
 ミャンマーでの軍事政権への抗議行動の中でよく歌われている抵抗歌(プロテストソング)は「Thway Thitsar」と「Kabar Ma Kyay Bu(カバマチェブー)」です。
 「Thway Thitsar」は「私たちは自らの血で新しい歴史を書き記した。団結しよう。私たちは勇気をもって前に進まなければならない」、「Kabar Ma Kyay Bu」は「世界が終わるまで私たちは闘い続ける。私たちの血で書かれた歴史と革命のために。民主主義のための闘いで亡くなった人びとのために」と歌っています。

「Thway Thitsar」と「Kabar Ma Kyay Bu」を歌う人びと(動画)

 9.11クーデター(1973年)で踏みにじられたチリ人民連合政府(アジェンデ政権)。 そのころ、チリの人びとが歌っていたのが「ベンセレモス」「不屈の民」です。

 下記の動画の画像はありし日のビクトル・ハラです。クーデター直後に虐殺されました。
「ベンセレモス」(スペイン語版)(動画)

「ベンセレモス」(日本語版)(動画)

「不屈の民」(動画)

 米国の公民権運動などさまざまな社会運動の場で歌われてきた「We Shall Overcome(勝利を我らに」)」。「私たちはいつの日かきっと勝利するだろう。私たちはこわがってはいない。私たちはひとりぼっちじゃない。私は心の底からそう信じている」と歌っています。Overcomeという動詞には「克服する」というニュアンスがあります。すべての人びとが差別や抑圧から解放されることを願う歌です。個人的にはジョーン・バエズの歌声で聴きたい曲です。


「We Shall Overcome(勝利を我らに」)」
(動画)

岡林信康の「友よ」も歌いたくなる曲です。
「友よ この闇の向こうには 友よ 輝く明日がある」と歌っています。

「友よ」(動画)


抗議行動は続く(ミャンマー)

2021-03-07 14:28:19 | ミャンマー抵抗運動
 弾圧に屈することなく抗議行動は続いています。人びとは「私たちは正義を求めている」「市民を殺すのをやめよ」などと書かれたプラカードを掲げています。

抗議行動、犠牲者の葬儀など(動画ニュース約2分)  ロイター

死を覚悟して治安部隊の前に立つ女性 (動画ニュース約3分 SkyNews

催涙弾を浴びる抗議行動参加者たち (動画ニュース約2分) AP

 軍部隊も加わって非暴力の人びとを銃撃により殺傷している実態が報道されています。
*下記の動画は残虐場面も含まれていますのでご注意ください。

治安部隊による弾圧(動画ニュース約6分)  SkyNews


#Save Myanmar #Reject The Military