エスペラントな日々

エスペラントを学び始めて22年目である。この言葉をめぐる日常些事、学習や読書、海外旅行や国際交流等々について記す。

エスペラントの変化・発展(2)

2018-12-24 | エスペラントあれこれ


・副詞の最上級に冠詞
  Malsupre en la domo estas la plej bele kaj tie oni sin sentas la plej oportune.・・・現在ではこの la は使われない。
 ザメンホフは比較表現を含む名詞句(すでに冠詞がついている)の中でさえ la を使ったが、現在ではこれは避けるべきとされる。
  la sonojn la plej multe komunajn al ĉiuj plej gravaj lingvoj

・半定冠詞としての unu・・・エスペラントには定冠詞があるが不定冠詞はない。定冠詞のあるなしで区別する。話し手は知っているが聞き手には分かっていないという事を示すのが「半定冠詞」であるが、ザメンホフはこれに unu を使った。これは多用しすぎなければ非常に有用である。しかし、多くのエスペランチストが民族語の用法と混乱することを恐れて使うのをためらい、代わりに certa や iu を使っている。半定冠詞としての unu は時を示す場合のみ広く使われている(unutagon..., en unu vespero..., unu fojon... など)。しかし、certa, iu は unu とは別のニュアンスがあるので、半定冠詞としての unu の代わりに使うのはエスペラントの表現力の豊かさを損なうものである。
 エスペラントの変化は望ましくない方向にも起こることがある。

・gxi・・・ザメンホフは主語や目的語が不定形動詞や節である場合に、主語を示す gxi を別につけることがあった。これらは現在では誤りとされている。
  Por mi gxi estis la plej kora gxojo inciti la hundon.
 また esti の主語が後ろに来るときに主語の代わりの gxi を加えることもあった。
  Gxi estis varmega post tagmezo.
 太字部分が真の主語なので、gxi は余計である。

・方向を示す対格語尾を単独の名詞につける。・・・実用的には街や国を示す固有名詞にだけ使われたが、現在ではあまり使われなくなった。代わりに al が使われる。
  Morgaux mi veturos Parizon.
  Morgaux mi veturos al Parizo.

   
写真は日間賀島にて。
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