エスペラントな日々

エスペラントを学び始めて27年目である。この言葉をめぐる日常些事、学習や読書、海外旅行や国際交流等々について記す。

マイソールとジャイナ教寺院

2008-04-15 | インド旅行
 大会後遠足第2日目。夕べは遅くまで騒々しくて参ったが、今朝は屋上のプールで泳ぐことができて気分がいい。
 このマイソールという町は、18世紀末にイギリスに制圧されるまではマイソール王国の都として栄えたところである。10時頃にバスで出発、まずは夕べ行ったマハラージャ宮殿である。残念ながら内部は撮影禁止で、カメラは入り口で預けなければならない(有料!)。さらに宮殿の入り口ではセキュリティチェックが行われる。内部には銃を持った兵士が警護している。それでも小さなデジカメを持ち込んでいる人がいたのには脱帽!
 見事なステンドグラスのホール、建物細部の彫刻や絵画などを見ながら一通り見学すると、出口で絵はがきなどを売っていた。ここでビデオCDを一枚買ってみた。日本に帰って、普通のDVDプレーヤーで再生できた。ナレーションが英語なのでよく分からないのだが、マイソールの歴史、観光地や建築物、祭りなどなどを紹介するビデオである。
 ついで美術館へ。ここはかつての宮殿を美術館に使っているもので、王様たちの生活用品やコレクション、絵画、楽器など結構見応えがあった。
 昼食後はここから東に進み Sravanabelagola という小さな町につく。ここには頂上に寺院が建つ岩山が2つある。我々はその一つに登る。登り口で履き物を脱がなければならない。私は素足に草履なのだが、靴下を買わされた。太陽に照らされた岩が熱いから必要だというのだ。頂上までは6~700段の階段で登る。体の弱い人などは「椅子」で登ることもできる。2本の竹に椅子をくくりつけたカゴを4人でかつぐものである。1500円くらいだからかなり高い。
 さて、この山の頂上のジャイナ教寺院には巨大な象が立っている。ひとつの岩から彫りだしたもので、素裸の男性像である。ジャイナ教というのは、仏教・ヒンズー教と並ぶインドの古い宗教である。かつて、インド北部では白い衣服をまとい、南部では素裸で修行をしていたという。この後もジャイナ教寺院をいくつか見たが、いずれも裸像が特徴である。ただし、裸像は男性神のみである。この像を造るとき、彫刻家たちは局部を子供のものにすることでいやらしさを避けたとか。
 この日はハッサンという町で宿泊。

   写真はマハラージャ宮殿
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