エスペラントな日々

エスペラントを学び始めて27年目である。この言葉をめぐる日常些事、学習や読書、海外旅行や国際交流等々について記す。

Cx li bremsis suficxe?

2018-09-20 | 読書ノート


 Joha'n Valano(Claude Piron)の連作推理小説である。第一作の「Cxu vi kuiras cxine?」についてはこのブログで紹介した。舞台の町 Sanktvalo と主人公の刑事探偵 Jano Karal は前作と同じである。読みやすくストーリーも面白い。
 町の名士の夫妻が車ごと転落して死亡する。事故原因には不審な点があって、殺人事件として捜査が開始される。古い町を壊す道路計画を巡る対立、死亡した妻の遺産の行方、墓を巡るイスラム教徒と町の対立、死んだ夫妻が利用していた自動車修理工場の人たちなどなどが複雑に絡まり合う。すべての人たちが犯罪者らしくないが・・・。

 興味を引いたエスペラント単語をいくつかあげておこう。以下の中には辞書にちゃんと出ているものもある。

 bo-vilagxo:配偶者の出身の村。
 jxuseksjuna:若者ではなくなったばかりの(中年の・初老の?)。eksjunulo:元若者、というのも。
 neniam malfarigxis:(あるグループが)決して解消しなかった。
 uf-is:ほっとした。
 rasismis:民族差別表現をあからさまにした。
 lasi la pensojn cxenigxi:考えが次から次に浮かぶ。
 elbobenante cxion:すべての事実を解きほぐしながら。
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