餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

トリストリストリス

2017-06-30 23:10:34 | アート・文化

「柳原良平 アンクル船長の夢」に行って来ました。

最近はまた見るようになりました。「アンクルトリス」の生みの親です。ウイスキーのCMでしか知らなかったけど、船の本を見るようになったら船のコーナーにこの方のイラストが結構ありました。もうさいっしょから船好きだったのね。中学生で手書き機関誌を作り、高校では「船舶同好会」を立ち上げています。洋画家石川路滋彦の船の絵に憧れて京都市立美術大学へ。三和銀行の広報誌のデザインのアルバイトをします。そこから上司である山崎隆夫が寿屋(現サントリーホールディングス)に誘いを受けたので同時に入社。アンクルトリスがCMを卒業してからどんどん船の絵がまた増えて行きます。

リアルなスケッチや油絵があるかと思えば、デザイン的な可愛い船も。設計図のような線から切り紙の船、クレヨンのようなリトグラフも。川西英さんのような絵が可愛かった。リトグラフが尾道の工房で作られていたので尾道に個人美術館「アンクル船長の夢」を開館、2009年に閉館。作品は大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」へ。それを見てあちゃー。2013年に閉館しています。一部資料は大阪市立中央図書館へ移管しているそうです。

最近の作品もあったのでまだお元気なのかなと思ったら2015年に亡くなられていました。個人美術館言っておけばよかった。なにわの時空館に行っていただけはよしとしよう。ここまで船好きってすごいです。ここまでの情熱はなかなか持てません。

夏越の祓えです。水無月を食べました。


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