平成18(2006)年に鹿沼市と合併して廃止された(旧)粟野町に残る黒漆喰塗の見世蔵と石造の洋館建築。 正確な建設年代は不明ですが明治から大正頃のものとされています。 こちらのお宅は天保年間に菜種・胡麻・荏などから絞油を行っていた事から屋号を代々「油屋」と称す旧家で、林業にも携わり明治から昭和にかけては郵便事業も任されていました。 この建物も当初は郵便局として使用された後、昭和5(1930)年までは下野中央銀行の粟野支店となっていたそうです。 栃木県鹿沼市(粟野町)口粟野 11年06月下旬
※参考 『栃木県の近代化遺産』 2003
※現在は個人邸と思われますので見学の際はご配慮願います。
イギリス積みのレンガとタイルのコンビネーションが折り目正しさを感じさせる。
タイルは銀行として使われていた時に貼られたものとされています。
雷文入り。
撮影した時は気付きませんでしたが丸ポストがありますね。 旧郵便局というのも納得。
この部分を見ると石造というより木造か土蔵造りのようにも思えてしまいます。。。
ここでは掲載しませんが表札には今でも「油屋」という2文字が入っています。
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