建築ノスタルジア

郷愁への架け橋

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旧白石和太郎洋館

2007-10-14 16:21:46 | 愛媛・香川




 時が止まったままのような保内の町並みに突如として建つ明治期の擬洋館。 竣工は明治30(1897~)年代、鉱山経営等で財をなした白石和太郎によって建てられたものと伝わります。 
 玄関上部と2階の窓には三角のペディメント、1階の窓はアーチのペディメントになっていて、それぞれ花柄(唐草)?模様があしらわれ左官職人の技術の高さに目が留まります。 内部には入っていませんが玄関の天井飾りには世界地図、2階の天井飾りには果物かごの形が施されているそうです。 住居というよりも事務所建築に近い物だったようで、窓から覗き見た限りでは確かにそれと感じるものでした。 昭和25(1950)年から平成元(1989)年まで川之石ドレスメーカー女学院として使用され、地元では「ドレメ」という愛称で呼ばれていたそうです。
 
 旧保内町は四国で初めて電燈が灯ったり、愛媛で初めての銀行が設立されるなど、多いに栄えた時代の名残がそこかしこに点在しています。 八幡浜駅では八幡浜と旧保内町の「まちなみミュージアムmap」が無料で入手出来ますので、地図を片手に町並み散策してみるにはいい季節になったのではないでしょうか。  愛媛県八幡浜市保内町川之石2-9  07年10月上旬


 ※おまけ  旧白石和太郎洋館に隣接して建つ旧宇都宮壮十郎邸(明治34年築 1901)。 丸みを帯びた屋根は「むくり屋根」と呼ぶもの。 内部には暖炉もあって和洋折衷になってるそうで、向って左側には洋館も増築されています。 宇都宮壮十郎も鉱山の経営で富を築いた一人。 鉱山によって繋がる二人の建物が、微妙に異なる対比を見せるのは多いに注目する所ですね。 こちらの建物は現在個人邸になっていますので見学の際はご配慮願います。  

 


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4 コメント

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愛媛訪問 (M夫)
2007-10-15 17:44:40
ありがとうございます。
別府に行ってましたので、お会いできなくて、とても残念です。一年に、二回もご訪問いただき、また、数々のレポ、感謝です。
最近は、県外からも、ポツポツと、町を取材される方に出逢えるようになりました。
保内中学校は、元白石紡績で、後の東洋紡績。洋館の隣が、本宅です。周辺には、白石関連の建物もあったとか・・・、言われています。
旧宇都宮邸は、塀が植え込みになっていますが、戦前の写真では、鉄柵であったようです。戦時中の金属供出ですね。宇都宮氏は、別府で亡くなられています。(保内町誌参照)
保内町 (es)
2007-10-15 18:49:14
今回は八幡浜に1泊したので前回よりは見学時間はあったと思います。
旧東洋紡績の赤レンガ倉庫にカワイシ醤油、菊池邸や慈眼庵燈篭なども見てきましたよ。
この辺もまた記事にして載せる予定なので、お楽しみに(しばらく後になりそうですが)。
修復前の方が (nyaao)
2008-04-07 21:47:42
私が見たときはまだ修復する前で、修復された姿をここで初めて見ました。ううん、という感じ。黒がどぎついような気もしますが。私としては、以前の姿の方が好きです。
白色? (es)
2008-04-08 21:15:06
確かに昔の写真を見てみると、全体的に白っぽくて黒のイメージは無いですね。 一般的に創建当時の色に戻すのがセオリーですから、案外この色がオリジナルなのかもしれません。

今回久しぶりに調べたら、第2・4日曜日に内部公開されているみたいですね。  

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