大正１５（１９２６）年築。 関東大震災（大正１２年）後の復興事業により建てられた１１７の「復興小学校」のうちの一つ。 復興小学校の中でも早い時期に建設されたものの一つで、柱型や庇の角を落とした柔らかな丸みが子供達への優しい気遣いを感じさせます。 今も現役の小学校として立派に機能していますが、同じ復興小学校である中央・明正小学校と共に中央区による改築計画が進められているようです。 名のある建築家の作品ではありませんし（東京市臨時建築局学校建設課による設計）、築後８０年を超えてコンクリートの劣化や教室の狭さなどが問題となっているようですが、町単位の共同体意識の低下が叫ばれる都市部においては、地域住民の多くが通って様々な時代の記憶が堆積した古き小学校の存在はかけがえのないものだと思います。 近くには聖路加国際病院旧棟やカトリック築地教会といった歴史的建造物が残り、明石小と一体となった景観は地域の誇りとして胸を張れるべき存在。 安易な形での決着はして欲しくありません。 東京都中央区明石町１－１５ ０９年１１月中旬
※現存せず。
記事内の
>地域住民の多くが通って様々な時代の記憶が堆積した古き小学校の存在はかけがえのないものだと思います。
とのお言葉、卒業生として心強く感じます。
わたくしは現在明石小学校校舎を守るための活動をしております。
耐震性もクリアしていますし、リノベーションで性能を上げれば、まだまだ使える校舎だと思います。
そのことを皆様に広く知っていただくために、ブログを開設いたしました。
そこで、大変図々しいお願いなのですが
こちらの記事中の写真を、私のブログ内で紹介させていただけないでしょうか。
今まで数名のかたよりご理解いただき、ブログ内で、提供していただいた写真をアップしています。
撮る人によって表情が変わる明石小学校を、皆様に見ていただき、
「とても素敵な学校、通っている子どもたちがうらやましい」という評判を頂いています。
記事内で、著作権は貴ブログにある旨とURLを貼らせていただきます。
よろしかったら、ご検討いただけますようにどうぞお願いいたします。
明石小の事は『関根要太郎研究室＠はこだて』の管理人様より直接話を伺いまして、
微力ながら協力できないものかと思い記事にしてみました。
実際に外から見た限りでも本当に綺麗な建物で、これを壊して新しい小学校を建てる意味が分かりませんし、
それによって失われる歴史的・情緒的損失の方が遥かに大きいように思います。
何だか本当に納得いかない話ですね。
写真はどうぞご自由にお使い頂いて構いません。 内部も見ていれば本当はもっと載せたかったぐらいです（笑）。
こちらのほうからも貴ブログにリンクを貼らせてもらいますので宜しくお願い致します。
私も、関東大震災後の学校建築を調査しています。
私はホームページは持ってないのですが、大学の研究発表にお写真を使用させていただきたいのですがよろしいでしょうか。
さっそくアップいたしましたのでどうぞご覧ください。
（藤岡先生の復興小学校についての講演会情報が入りましたので、
すでに最新記事ではなくなってしまいましたが…すみません。）
ちなみに内部は、建て替えの話が出てから、内部を見たいという依頼が絶えず、
対応しきれないとのことで、我々卒業生でも現在は入れていただけません。残念です…
>微力ながら協力できないものかと思い記事にしてみました。
このように思ってくださる方がたくさんいて、明石小学校校舎は本当に幸せ者だと思います。
そして、やっぱり安易に壊すのは避けていただきたいという気持ちが一層強くなります。
リンクもありがとうございました！
今後ともよろしくお願いいたします。
純粋に研究発表に使用されるというならば写真を引用しても構いません。
大した写真ではありませんが、お役に立てればいいですね。
一枚ずつ丁寧なコメントまで頂いて、私の方も明石小の魅力を再発見する事が出来ましたよ。
他の方の写真と見比べてみるのも凄く面白いですね。
内部見学の件は了解済みなので気になさらなくても大丈夫。
これだけ素敵な学校なのだから、必ず良い結果が出るものと信じましょうね。