旧余市水産会館(大正15築 1926)。 『道南・道央の建築探訪』に平成元(1989)年に閉鎖され空家状態とありましたが、正確には廃墟、それもお化け屋敷といったほうがいいような状況でした。 鰊(にしん)の漁獲量がピークに達した大正末に、漁業組合の事務所として計画・着工されたようですが、昭和29(1954)年の漁を最後にして鰊の余市湾への回遊が途絶え「幻の魚」となり、同41(1966)年に事務所が移転した後は町の青少年会館として使用されていたようです。 北海道余市(よいち)町 07年04月下旬
※管理されています。 無断立ち入りせぬようご注意ください。
追記 解体されたようです。
この町の建築物は、ニッカウイスキー建造物群に目を奪われてしまい、ほかには興味を抱かなくなるのが本音です。
この建物は「磨けば必ず光る」に分類されるだけに、このまま朽ち果てるのを待つのは惜しい気がします。
ミカエル
ニッカウヰスキー工場の開門時間前だったので、ここにも足を伸ばしてみました。
もしかしたら活用されているかも・・・と思い行ってみたのですが、国道から見えた瞬間にダメだと分かりました。
RC造とはいえ20年近くほったらかしですから、内部も荒れている事と思います。
某廃墟系サイトには内部の様子も出ているみたいですが。