石川県鶴来町出身で米穀業・共成㈱の社長や小樽区会議員などを務めた佐々木静二の邸宅として明治30(1897)年頃に建設。 起くり屋根の玄関脇に張り出した洋風の応接間が印象的な建物です。 昭和24(1949)年にカトリック富岡教会の分教会に転用され現在に至っています。 北海道小樽市住ノ江2-2-4 11年05月上旬他
ほぼ真東からのショット。 木造平屋建てです。
屋根は葺き替えられていますが当初は瓦葺きでした。
右に見える十字架と鐘楼は教会に転用した際に追加されたもの。
表玄関。 起くり屋根などは和風色が濃いものです。
応接間は完全に洋風ですね。 白色のペイントが綺麗。
脇玄関。 現在は塞がれてしまって窓があるだけ。
持ち送りの装飾は何をモチーフにしてるのでしょう。
聖母像。
ブドウは豊穣と生命のシンボル。
裏手から。 左の建物が元の土蔵(現・司祭館)ですが、平成5(1993)年に外装を張り替えたのでそれと気付きません。
築百有余年、もはや教会としてからの方が期間が長くなっています。