旧大沢小学校本館

2012-05-26 08:55:01 |  長野県


 竣工は明治26(1893)年という木造校舎。 建設に使用された木材は村の共有林などから供給を受け、村民(当時は大沢村)のほとんどが建設に関わりを持ったという正に村民総参加の建築であったと伝わります。 昭和58(1983)年に野沢小学校と統合して大沢小学校は閉校、以降は資料館になっているようです。  長野県佐久市大沢789  12年04月上旬



 南を向く正面側はペンキも剥げかけていますが木造建築らしい素朴な風合いも好ましい。




 このファンライトが洋風に見せる大きなポイントですね。


 ブラケットは新しいものと思いますがデザインは過去のものを踏襲しているのかも。








 東西に廊下が走る中廊下式。 中央階段で上下に行くようになってるそうです。


 背面は北向きなので白く塗られたペンキもまだ残っています。 写真を良く見てたらクロネコさんがいるのに気が付いた…。


 引き違い窓の上は横棒を通した回転式の窓になっているのでしょうか。


 資料館になっていると記されていましたが開館しているかどうかは不明。


 擬洋風建築で有名な旧中込学校(明治8年)からも場所的に近いのですが、およそ18年の歳月で様式が大きく変化したのを感じます。