昭和2(1927)年築の旧医院。 末延家は江戸時代から続く医者の家系であり、この医院を建てた当主は梅毒の治療で全国に名を知られる存在だったそうです。 何気なく黒っぽい外壁を見ていたら私の好きな松本城(長野)を思い出してしまいましたが、竣工当時のこの医院はピンク色(!)で塗られていたとか。 戦時中の空襲に備えて今のように黒く塗りつぶしたそうですが、ピンクというのは俄かには信じがたく・・・やっぱり黒(こげ茶?)がお似合いのような気がします。 高知県芸西村和食 06年12月下旬
※現在は個人邸だと思われますので見学の際はご配慮願います。
参考 『土佐の名建築』1997