２０１１～２０２０・3.11～ＡＣＴＯＮ

　先週のＴＢＳラジオ『ＡＣＴＯＮ』（15時30分～17時30分）を聴いていて、3月9日（月）で３・１１東日本大震災で被害に遭われた石巻市の取材特集をやると聴きました。内容をまだ聴いてませんのでわかりませんが、石巻市には、僕も想い入れがございます。

　久米＠ネットの久米宏さんも、石巻についての動画をアップされていたようで、みなさん、あの日のことは脳裏からはなれないでいるようです。

　僕は高校時代に、友人、知り合いといった仲間がたくさんいました。僕は仙台の高校に通っていたので、仙石線を利用して通学してた同級生がたくさんいました。仙石線ですから、石巻＝仙台のことで、その電車には僕もよく乗っていました。

　石巻＝仙台間の駅名を暗記したこともありました。なぜかというと仙石線で石巻まで行くことがよくあったからです。

　高校時代に疎遠になりましたが、その以前は、友達としてつきあった友人のほとんどが石巻線に乗っていました。途中、仙台市高砂の友人もいたし、多賀城市にもいたし、松島町ではお土産屋さんを営んでいたクラスメイトもいました。矢本（今は東松島市になったかな）に友人たちと、そこの家にお邪魔したときには、僕以外、みんな早稲田とか東京６大学に志しをもとめてて、志しの高さに話しがついていけなかったことを覚えています。門脇にも友人がいました。ひょうきんでやさしい人でした。石巻市蛇田で親が小料理屋を営んでいた友人もいました。石巻市山下、そこにも忘れもしない友人がいました。

　中学校時代には、転校して石巻の高校に入り、野球で大活躍した元クラスメイトもいました。そのときはテレビで拝見してましたよ。

　渡波や田代島からわざわざ通学してた生徒もいて、渡波の生徒はしょっちゅう遅刻をしてました。田代島から通学してた生徒は遅刻は公認されてました。渡波から来てたクラスメイトは眠たそうな顔をしてましたね。

　それから何十年がたち、東日本大震災が起きて、あのときの同級生たちはどうしてるかな？と、思い出すわけです。

　いくつかの手がかりで、その友人宅へ足を運ぶこともできるのですが、疎遠になってますから。もし、僕のことを覚えているのなら、ふりむいてほしいな。一言、僕を訪ねてなにか言ってほしいと思ってます。

　それ以外にも石巻には思い出があります。震災前、趣味でネットカフェにたまに出かけていました。震災後もそのネットカフェはあることが確認できました。今は石巻市役所になってますが、以前、ワーナーの映画館があり、おしゃれなシネコンブームにあやかって映画を観にいったこともございます。

 

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そのときに観たのが『ドリヴン』でした。

　あと、伊奈かっぺいさんが出演していたローカルテレビ番組で、石巻焼きそばの特集をしていたのを見てまして。袋詰めで初めから茶色い焼きそば「あった、あった」と、僕が中学生の頃は、初めから茶色い麵の石巻やきそばが、近所のスーパーでは袋詰めで売られていました。それを我が家では食べてました。番組では、それをお店で食べさせてくれるところを紹介してて「行ってみたいなー」と思いました。

　時は過ぎ、あれから全然行けてないのが僕の現状です。震災から1年、2年、と、数年が経つにつれて僕は浜辺に行くのが怖くなっているジレンマがあります。うかつに行ったらまた津波が来るんじゃないか？という恐怖で、浜辺にのんびりとは行けてないのです。

　それでいて、その周辺に住んでいる人は偉いなー勇気あるなーと、感心することもしばしば。ハッシュタグ臆病者のデマに交じって拡散されても困りますが。臆病者の僕からみれば、現在まで浜辺に暮らしている方々には、幸せになってほしいと願っています。

「石巻の女」フルバージョン、北美宏児さんのライブより。2015年3月20日に逝去された北美さんを偲んで・・・