大寒も過ぎ、後は徐々に暖かくなるのを地味~に家の中で待つ今日この頃です。今週は関東地方、かなり寒いみたいです。風邪に注意です!
12日間にわたり、僕にとって忘れれられないYさんの事を書きました。こうして読み返してみると、自分の中で、一つの区切りがついた気がしました。
決して、書いた事でYさんを忘れる事なんて出来ないですけど、こうして、書くことが出来るようになったんだなぁって。徐々に思い出に変わってきたのかなぁって思いました。
居なくなってしまった時は、悲しみでいっぱいでした。でも、今回書いているとき、ああ、こんな楽しいこともあった、あぁ、こんな事でケンカもしたな、いろんな事があったけど、思い出すのは楽しいことばっかりでした。
別に神様なんて信じてないけど、当時は毎日、「もう一度会わせてください」ってお願いしていたのを思い出しました。
街中で、Yさんに似た人を見かけると、無意識に目で追っている自分がいたり、日中、ふと思い出し涙したりと、情緒が安定しない時期もありました。今でも街中で似ている人を見かけると足が止まります。
ここ1週間、Yさんが居なくなってしまったことがただ辛いこととして、記憶の奥に押し込んでいたものを一つずつ思い出しながら書いていて、朝、起きて、Yさんが居ないことに涙したり、仕事中、ふと思いだし、落ち込んだりと、いろんな気持ちが入り交じった毎日を過ごしました。
ちょっとセンチメンタルになっていたのかもしれませんね。
そんなことも知らず、後輩は毎日、僕のところに顔をだしては、ニコニコした笑顔を僕に見せてくれました。
僕はこの笑顔にどれだけ救われたかわかりません。
だけれども、いつもと違う僕を、後輩は感じていたみたいです。
金曜日の出来事・・・。
「けんたろう先輩、どうかしたんですか?」
「え?なんで?」
「なんか元気ないなぁって」
「そんなことないよ」
ちょっとセンチメンタルな気分だった僕。後輩に向けニッコリ笑いました。
「僕、なんかしました?」
すぐ、自分に原因があるのでは?と考えてしまう後輩。優しい子なんですね。人を傷つけるくらいなら自分が傷つく方を選んでしまう子なんですね。
僕は後輩の頭をナデナデして、
「おまえは何もしていないよ。」
「何かあるんだったら言ってくださいね・・・。」
後輩は自分の部署にもどってすぐ、僕にメールをくれました。
「今日、晩御飯にココイチにカレー食べ行きましょうよ。」
後輩なりのやさしさを感じました。不器用で直接僕に聞けないもんだから、こうやって誘ってくれるんです。
「そうだね。行こうか。」
そう、返事を書きました。
仕事が終わり、一緒にカレー屋に行く道、後輩は、いろんな話をして必死なのがわかりました。
カレー屋に着き、僕は激辛好きなので、いつも辛さ倍増なんですが、辛いのが苦手な後輩が珍しく、僕と同じ辛さで注文しました。
「大丈夫なのか?辛いぞ。」
「挑戦してみます!」ニッコリ。
運ばれてきたカレーは見るからに辛そう。
後輩は心なしか青ざめてます(笑)
「げー辛い辛い」と連発し、真冬なのに汗だくになってます。
激辛好きの僕は、汗一つかかず、涼しげに食べているのを見て
「信じられない!」
と言っていました。
汗だくで食べている後輩を見て、ちょっとおかしくなって笑うと、
「へへへ。」
と後輩はニッコリ笑いました。
そのときわかりました。この後輩は僕を笑わせるために、苦手な激辛カレーを注文したんだって。
「ばかやろう」
僕は水をコップに注いで後輩に渡しました。
「へへへ。」
後輩はニヤニヤしながら水をがぶ飲みしていました。
「ごめんな心配かけて。」
「へへへ。」
後輩は汗だくで笑ってます。この後輩の優しさに胸が熱くなりました。
僕は、Yさんの事をかいつまんで後輩に話しました。
僕が社会人一年生の時にものすごく大事にしてくれたこと、いつもぴったりくっついて離れなかったこと、弟のように可愛がってくれたこと、僕が渡米して離ればなれになってしまったこと、そして、最後にガンで死んでしまったこと。それを思い出してしまい、ちょっと考えてしまっていたこと。
後輩は黙って聞いていました。
「と、言うわけでちょっとおセンチになってしまっていただけだよ。」
「そのYさんってけんたろう先輩にとって兄ちゃんみたいな人だったんですね。僕にとってけんたろう先輩が兄ちゃんっていうのと同じですね。」
「僕はまだまだだよ。Yさんはもっと人間として大きな人だった。僕は、おまえに怒鳴ったりこづいたりするし。」
「いいですよ。怒鳴られるくらい。いなくなっちゃうくらいなら。」
そう僕も思いました。Yさんが居なくなってしまうくらいなら、怒鳴られてもひっぱだかれてもよかった。
僕は後輩のホッペタをつねりました。
「イテテテテ・・・。」
「そうだね。生きてるほうがいいいね!」
「僕で確認しないでくださいっ!」
少しむくれた後輩がかわいかった。
12日間にわたり、僕にとって忘れれられないYさんの事を書きました。こうして読み返してみると、自分の中で、一つの区切りがついた気がしました。
決して、書いた事でYさんを忘れる事なんて出来ないですけど、こうして、書くことが出来るようになったんだなぁって。徐々に思い出に変わってきたのかなぁって思いました。
居なくなってしまった時は、悲しみでいっぱいでした。でも、今回書いているとき、ああ、こんな楽しいこともあった、あぁ、こんな事でケンカもしたな、いろんな事があったけど、思い出すのは楽しいことばっかりでした。
別に神様なんて信じてないけど、当時は毎日、「もう一度会わせてください」ってお願いしていたのを思い出しました。
街中で、Yさんに似た人を見かけると、無意識に目で追っている自分がいたり、日中、ふと思い出し涙したりと、情緒が安定しない時期もありました。今でも街中で似ている人を見かけると足が止まります。
ここ1週間、Yさんが居なくなってしまったことがただ辛いこととして、記憶の奥に押し込んでいたものを一つずつ思い出しながら書いていて、朝、起きて、Yさんが居ないことに涙したり、仕事中、ふと思いだし、落ち込んだりと、いろんな気持ちが入り交じった毎日を過ごしました。
ちょっとセンチメンタルになっていたのかもしれませんね。
そんなことも知らず、後輩は毎日、僕のところに顔をだしては、ニコニコした笑顔を僕に見せてくれました。
僕はこの笑顔にどれだけ救われたかわかりません。
だけれども、いつもと違う僕を、後輩は感じていたみたいです。
金曜日の出来事・・・。
「けんたろう先輩、どうかしたんですか?」
「え?なんで?」
「なんか元気ないなぁって」
「そんなことないよ」
ちょっとセンチメンタルな気分だった僕。後輩に向けニッコリ笑いました。
「僕、なんかしました?」
すぐ、自分に原因があるのでは?と考えてしまう後輩。優しい子なんですね。人を傷つけるくらいなら自分が傷つく方を選んでしまう子なんですね。
僕は後輩の頭をナデナデして、
「おまえは何もしていないよ。」
「何かあるんだったら言ってくださいね・・・。」
後輩は自分の部署にもどってすぐ、僕にメールをくれました。
「今日、晩御飯にココイチにカレー食べ行きましょうよ。」
後輩なりのやさしさを感じました。不器用で直接僕に聞けないもんだから、こうやって誘ってくれるんです。
「そうだね。行こうか。」
そう、返事を書きました。
仕事が終わり、一緒にカレー屋に行く道、後輩は、いろんな話をして必死なのがわかりました。
カレー屋に着き、僕は激辛好きなので、いつも辛さ倍増なんですが、辛いのが苦手な後輩が珍しく、僕と同じ辛さで注文しました。
「大丈夫なのか?辛いぞ。」
「挑戦してみます!」ニッコリ。
運ばれてきたカレーは見るからに辛そう。
後輩は心なしか青ざめてます(笑)
「げー辛い辛い」と連発し、真冬なのに汗だくになってます。
激辛好きの僕は、汗一つかかず、涼しげに食べているのを見て
「信じられない!」
と言っていました。
汗だくで食べている後輩を見て、ちょっとおかしくなって笑うと、
「へへへ。」
と後輩はニッコリ笑いました。
そのときわかりました。この後輩は僕を笑わせるために、苦手な激辛カレーを注文したんだって。
「ばかやろう」
僕は水をコップに注いで後輩に渡しました。
「へへへ。」
後輩はニヤニヤしながら水をがぶ飲みしていました。
「ごめんな心配かけて。」
「へへへ。」
後輩は汗だくで笑ってます。この後輩の優しさに胸が熱くなりました。
僕は、Yさんの事をかいつまんで後輩に話しました。
僕が社会人一年生の時にものすごく大事にしてくれたこと、いつもぴったりくっついて離れなかったこと、弟のように可愛がってくれたこと、僕が渡米して離ればなれになってしまったこと、そして、最後にガンで死んでしまったこと。それを思い出してしまい、ちょっと考えてしまっていたこと。
後輩は黙って聞いていました。
「と、言うわけでちょっとおセンチになってしまっていただけだよ。」
「そのYさんってけんたろう先輩にとって兄ちゃんみたいな人だったんですね。僕にとってけんたろう先輩が兄ちゃんっていうのと同じですね。」
「僕はまだまだだよ。Yさんはもっと人間として大きな人だった。僕は、おまえに怒鳴ったりこづいたりするし。」
「いいですよ。怒鳴られるくらい。いなくなっちゃうくらいなら。」
そう僕も思いました。Yさんが居なくなってしまうくらいなら、怒鳴られてもひっぱだかれてもよかった。
僕は後輩のホッペタをつねりました。
「イテテテテ・・・。」
「そうだね。生きてるほうがいいいね!」
「僕で確認しないでくださいっ!」
少しむくれた後輩がかわいかった。