味覚は居場所によって変わる？

少し前の夫の誕生日に、

テーブルにお花をセッティングし、イタリアン料理もどきのフルコースを作った。

午後２時頃から夕方６時頃まで時間をかけて。


その翌日、私は気持ち悪くなった。

イヤ、料理にあたったワケではない。

何でも食っていたアタチが最近は和食適応体質になってしまった為、

フレンチやイタリアンを食った翌日は昨夜の己の食欲を呪うことになる。


なら、和食のフルコースを作ればよかったのに、って？

作れるかい、そんなもん。


それはさておき、本題は食べ物の好みのこと。

私は今は「和食が一番人間」になっていると書いたが、

所が変われば、気分が変わるのか、風土のせいなのか、好みが変わる。


海外旅行に行けば、

やはりそこで美味しいと言われているものを食いたい。


細かく書くとキリが無いので、

私の好みの変わる典型をひとつ書くとすると、

飛行機に乗った途端、私はコーラ大好き人間に変身する。

（普段の生活では、ほどんどコーラは飲まない）


私は飛行機は大嫌いなのに

（ま、スッチーを眺める楽しみもあるけどねっ←オッサン化してる私！？）、

飛行機に乗ってコーラとおつまみが出た途端、

目がウルウルして気分がルンルンになる。


そして、グアムやハワイに行ってもコーラばっか飲んでいる。

ハンバーガーとコーラとフライドポテトがあれば嬉しい状態が何日も続く。


日本で誰かとデートして、相手がアタチをそんな店に連れて行ったら

「こんなマズイもん食えるかっ！」って言って、

相手の顔めがけてバーガーを投げつけるかもしれないのにサ。

（あっ、ホントはね、大好きな人とならコンビニの弁当でも
　絶対しあわせな気分になれると思うけど、ね。(*^。^*)）


「外国旅行では脳の求めるものが普段とは違ってくる」と

解剖学者の養老孟司（たけし）氏がエッセイに書いていたが、

誰にでもこんな経験あるのかなあ？？？