W杯は終わってしまったというのに今でもまだドイツ優勝の喜びにホワワン(*´∀`*)~゜してる最中なのですが、だからこそ!
ハァ?( ゜д゜) 今頃?てゆうか、3位決定戦なんかあったっけ?
と言わんばかりの世間の冷たさよ。
あ~、そういえばあったかも。ブラジルがまた負けたんだっけか。かわいそうに、まさかこんなことになるなんて…、で、相手はどこだったっけ?
試合を放送したフジさん(地上波)は徹底したブラジル推し。
試合前
「ブラジルのチアゴ・シウバとスコラーリ監督のインタビューです」
対戦相手側のプレカン映像はなし。
ドラマティックに盛り上げた煽り映像
「ブラジルが強くなければ、つまらない。」
対戦相手側の煽りはなし。
そりゃ確かにつまらないさ。準決勝でのブラジルの惨敗は敵ながら心が痛んだし、なんとか立ち直って頑張って欲しいと思ったさ。その上でガチに渡り合いたかったさ。
しかし、煽った甲斐なく、前半でブラジル2点のビハインド。
「なんとなくダンテ」ネタのつもりで撮ったのだが。「前半で2失点」という、あくまでブラジル寄りのテロップ
そして試合終了。放送がスタジオに切り替わった瞬間
お通夜状態の中カビラ開口一番「いや~・・・・・・(略)大変なゲームを見てしまいました(悲)」
解説の森岡さん
「なんて言ったらいいかわからないですね…」(←たぶんこの人はカビラにつられただけのような気もするけど)
「ではこの試合のハイライトです」と言う本田アナの悲痛な表情。
フジさんはなんですか、ブラジルのTV局だったの?ディレクターはブラジルのヒト?
準決勝ドイツ戦はほんとうに「大変な試合」で、敵ながらショックを受けたけれど、この3決はそれを引きずっただけで、もはや同情心も薄かったし、そんなに衝撃も受けませんでした…。
まあ勝ったからいいけど、これで負けてたら(=ブラジルが勝ってたら)きっとサンバなノリで(?)スタジオは盛り上がったに違いなく、ワタシは本気で悔し泣くところでしたよ。
そんなことない、ウチは中立です、と言うなら、素直に勝者を称えよ!
というわけで、ブラジルが負けた、のではなく、オランダが勝って3位になった試合です。
14年7月12日 FIFAワールドカップ 3位決定戦 ブラジル 0-3 オランダ
kickerの採点も合わせてどぞ
交代:ヤンマート(70ブリント)、フェルトマン(90クラシー)、フォルム(90+3シレセン)
サブ:クルル、コンゴロ、フェルハエフ、デパイ、フンテラール、レンス
得点:ファン・ペルシー(3PKロッベン)、ブリント(16)、ヴァイナルドゥム(90+1ヤンマート)
カード:■ チアゴ・シウヴァ、フェルナンジーニョ、オスカル、ロッベン、デ・グズマン
MoM:ロッベン(FIFA)(kicker)
(ちなみに審判は鬼採点6でした。ねぇえ…)
「3決なんかやる意味ない」と批判していたオランダでしたが、そうは言ってもむざむざ負けるのはもっとイヤ、という負けず嫌いの血が騒いだか。
さらにここに来て、「無敗でW杯を終える(PK戦はドロー扱いになるそうです)」という新たなモチベーションが芽生えてしまったようで、結局、中盤以外はガチメンを組んでまいりました。
そんなに意味がないなら、唯一出場機会のなかったフォルムをアタマから使うのかと思いましたが…
準決勝で先発したデヨンクはやはりコンディションがよくなかったのか。
そして残念!スナイデルが直前のウォームアップでフトモモ(だっけ)を痛め、無念のスタメン落ち。デグズマンが入りました。
まぁ、とはいえ、フジさんを責めてばかりもいられない。かも。
もし誰かに「この試合見逃したんだけど、今からでも見た方がいいですか?」と聞かれたら、「あなたがオランダのファンでないなら、無理して見る必要はないですよ」と答えます。
淡泊な試合内容の上に、ブラジルはダメダメだし、しかも解説があのネガネガ清○さんだったので、盛り下がっちゃってしょうがなかったです。
主審は誤審すれすれのブレブレジャッジだし。
だけどワタシは、実はベスト16メキシコ戦以来ゴールのなかったオランダがゴールを決め(しかもアタシの推しメンブリント!&PSVキャプテンのヴァイナルドゥム!)、さらに準々決勝コスタリカ戦以来の無失点を継続し、さらにさらに今日もキレキレロッベン!
なので、楽しかったです。
オランダが勝ってW杯を終え、選手やチームがみんなニコニコと笑ってるのを見て嬉しかったです。
ギャー(゜д゜;)))
フォルムは結局、ロスタイムでの思い出登板になりました。
やられた側の経験としてこれが屈辱なのはよく知ってるので、あまり感心はしなかったのですが、でもフォルム本人にとっては嬉しいことだったみたいです。たしかファーストタッチのゴールキックがそのまま試合終了のホイッスルになったような。
思えば、こういう思い出出場は、勝敗へのプレッシャーが軽い3決ならでは、という気もしますね。06年のカーンや10年のブットしかり…。
ブリントが途中で膝?を痛めて退場した時は心配になりましたが。泣いてるみたいにも見えたし。その後今日に至るまで特に情報が入ってないので、大したことなかったと思いたい。
試合前から涙ぐむ、フラッグ係の少女
なんとなくダンテ
ネイマール、セレソンを見守るために怪我を押してベンチ入り。
余裕ありすぎ。味方の攻撃中に、おへそサービスしつつ顔を拭くファンペルシー
期待したような判定が出ず、「ズコー」とひっくり返って失望を表すブリント。どこの吉本だ。
話題沸騰!
FKのカベの指示を出す、この時のシレセンのポーズがあまりに面白かったので、さっそくSNSでコラ画像が出回ったようです。
ワタシが気に入ってるのは、ハメスのバッタ君と、ファンペルシの背中に乗ってるの。
あとこれも!(≧▽≦)
取り込み中~
くつろぎ中~
ということで、意気消沈のブラジル相手に、とっとと2得点してすっかり気楽になったオランダ、長い残り時間はサックリ流して無事完勝!
「登録選手全員出場」&「オランダ史上初!W杯全試合無敗!」と、新たなネタを提供し、歴史を刻みました。
勝利を喜ぶロッベンですが、試合後のインタビューでは、改めて決勝に進めなかった悔しさを表明していましたね。
あくまで最高の結果を求めるハングリーな姿に、森岡さんが「かっこいいですね~」と感心していましたが、これが唯一、このスタジオでオランダをほめたコメントだったかも知れません(苦笑)。
最後の最後にニホンのTVにまたがっかりさせられた
誰も知らないことですが、3位の表彰式があったのです!ブラッター会長等から銅メダルを1人ずつ手渡されました。そして集合写真撮影。その頃フジさんではCM&どんより解説…
放送終了目前にほんの一瞬だけ映ったけど。
みんな嬉しそうなのに。
表彰式の際、スタンドのブラジルサポからオランダに拍手が起きたらしいというのに(やけくそかイヤミかも知れませんが)。
N○Kのハイライト番組で少しは見せるかしら、と思ったら華麗にスルー。表彰式なんて存在しなかったのですね。ワタシは夢を見ていたのでしょう。
それどころか、試合そのもののハイライトもあっさりしたもので、残り時間は大会全ゴール集(まぁこれはこれで面白かったのですが)と、決勝戦への展望。
3位決定戦がオランダファン以外の視聴者の頭の中から、忘却の彼方に行ってしまったわけです。
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試合翌日、オランダ代表は帰国、何故かロッテルダムに着陸。イベントは行いませんでしたが、それでも空港やホテルには沢山のファンが詰めかけ、代表チームを迎えました。そしてその後ホテルにてエモーショナルな解散式を行ったそうです。(調べてないからよく知らない)
ファンハールはさっそく新しい職場であるマンチェスターに向かいましたが、選手たちはバカンスへ。
そして移籍話も。フェイエノールトのヤンマートとマルティンス=インディが、それぞれ、ニューカッスルとポルトへ行くことになりました。(オランダ代表ネタではありませんが、ペッレもサウサンプトンに行ってしまったし、フェイエノールト大丈夫なんですかね…)
ヤングスター賞は逃しましたがデパイの噂話も聞こえて来ました。ブリントは大会前から話題になってますね。
telegraafの紙面より。
W杯が終了し、新聞に折り込まれた、オランダ代表チームから、オランダ国民に向けて感謝の全面広告。
総括めいたことを話し出すと、どうにもとりとめがなくなってしまいますので、かんたんに。
今回のファンハールのオランダチームは、ベテランのカイトが「自分のキャリアの中で最高だ」と語るほど素晴らしいものだったようです。
順位だけを見れば、ワタシの望み通り、前回を超えることはありませんでした。だけど内容ではファンハールの圧勝です。ファンマルヴァイク御義父様の完敗です。複雑な気持ちになるのでそこはあまり考えないようにしてますが…(苦笑)。
ともあれ、宿敵スペインを粉砕したことから始まり、その後もネタと興奮が満載の試合を展開、応援しがいのある楽しいチームでした。予選中は監督への恨みから正視できない時期もありましたが、今は応援してほんとに良かったと思っています。
みんなありがとう!
お疲れさま!