秋分の日 陰と陽

きょうは、秋分の日ですね。昨日、目久尻川沿いを通ったら、彼岸花がたくさん鮮やかに咲いていました。

 

アゲハチョウが、何匹も蜜を吸いに花の周りをひらひらしていました。アゲハチョウは彼岸花の蜜が好きなの？

 

秋分の日は春から夏の「陽」が、秋から冬の「陰」に転じます。芽がぐんぐん伸びて、葉や花が太陽に向かって開くように、外へ外へ向かう季節から、葉が落ちて土になり栄養を育むように内へ向かい、心の種を育み、豊かな静けさをたのしむのにぴったりな季節です。

ヨガは、身体への感覚やポーズ、呼吸を通して、呼吸の間にある静けさ、思考の言葉の間にあるスペース、残る感覚の余韻を味わい、思考で覆われていた頭をしずめ、自身の内へ向かうツールです。

秋分の日、と線を引くように日付が区切られているだけで、季節は少しずつゆっくりと移ろいでいきます。少しずつ日が傾き、青かった空が少しずつ黄色味を増して、やがてピンク色からオレンジの夕焼け、そして藍色の夜の空と夕焼けがグラデーションになるように。

ハキハキと良い！ダメ！と区切ることもときには助かるけれど、そYes! No! あれとこれ！とスピードアップや選択を次々と考える間もなく迫られる風潮に疲れを感じることもあります。

陰と陽も、ハッキリと線で区切られるものではなく、移ろいながら調和しています。女性性や男性性も、ネガティブもポジティブも、線で分けられるものではなく、ふんわりとつながっています。

ひと呼吸の間でも、感覚が移ろいゆくように、変化をゆったりと味わう時間を。

よい１日を^o^