まじめで一生懸命な人ほど、こうあらねば、自分の理想にもっと近づかねば、とがんばり過ぎてしまったり、理想との差が気になって、人と比べてつらくなったり、目標を達成したらまた次の目標へと休みなく走り続けて疲れてしまったり…逆に気がつかないうちに社会や親の価値観、美しい理想的な言葉などに走らされてしまっているのかもしれません。
ヨガでは、もっとこうしなきゃ、足りないところを補わなきゃ、あれもだめ、これもだめ、というより、今のままでじゅうぶんがんばっているよ、よくやっているね、もともと欠けているところなんてなく、どんな状態であっても大丈夫、とあるがままを認めて、自分の体をすみずみまで大切に扱っていきます。
すると、足りない足りない、と探し焦る気持ちが少しずつ落ち着き、このままでじゅうぶんに満たされている、と少しラクに、気持ちも整います。
いろいろなポーズのなかで、安定感やいつも続いている呼吸を感じられるようになると、日常のどんな場面でも、とり乱されず、堂々とありのままでいられることが増えると思います。
ポーズにより体も整い、こころも整う、そんな変化を楽しんでいただけたら、と思います^ ^