This is me.

- 無用の用 -

不安定

2008-11-14 22:40:33 | Weblog
ものすっごく不安定なときは通過した。
しかし、安定しているかと言えば、そうではない。
触れられるのが怖い。恐怖。

寒いものに抱かれて眠る。
温かいものを頬張り咀嚼する。
眠りに落ちる前にため息をつく。
そんなつかの間のため息になんて気付きもせずに、ただ独り眠る。

頭がからっぽになり、どんどん言葉が出てくる。

雨の降る夜を。
虹の出る夜空を。
星の降る惨劇を。

いつかあなたに近づけるだろうか。
いつしかあなたに近づいていただろうか。
私に近づいていただろうか。
私はあなたに近づいていいのだろうか。
恐る恐る手を伸ばし、触れようとするのだけれど、それは振り払われることもなく、その手に触れるものは何もない。

遠く雷鳴が響いているのが聞える。
かすかな耳鳴りのように、その音は縮小し、やがて消え行く。

文字を打つ手が頭から出る言葉に追いつかない。

僕の前を通り過ぎる君に、口付けを。

文字が、言葉が、活字が、浮かんでは消え、浮かんでは消え。

それらの意味は全くなく、ただ浮かんでくるだけだ。

眩いばかりの暗闇に目を慣らし、明るさに満ち溢れた草原を旅する。
その目はどちらをも見ることが出来る。
瞳孔は既に開いているのか閉じているのかわからない。
私の言葉のテーマかもしれない。この「わからない」。

わからないことをわからないと言って何が悪いの。

仕事場での出来事を、億劫ならそう言って欲しいともう何も要らないと愚痴をこぼすと、まあまあと肩に手をやってくれた。
ああ、人ってこういう触れ合いをするもんだな、と久しぶりに思い出した。
たぶん誰かに同じように愚痴をこぼされたら、同じようなことを言うだろうと、思った。
想像は容易い。
「そんなん気にしててもしゃーないやん」
そう。確かにそうだ。だけど気になるのだから致し方ない。
気になるという自分を認めたらどうだ。認めた。
だからぽろっと話してしまったのかもしれない。


ぐちゃぐちゃに思考が入れ混じる。
どれが本当でどれか虚構かは私しか知らないのだけど、たぶん、私の見る方向は一方向だからどれも真実ではない。

そうだ。あまり気にすることではない。いつか過ぎ行く季節なのだ。


落ちていく髪を見下ろしながら、一息つく。





雨が降り。
空が晴れ渡り。
雨が降る。
その間にあるものは?
罪は?
購いは?
ただ見つめるばかりではいられない。




さあ振り出しに戻ろう。
二つ目の答えは?
そう。全然。全く。

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2 コメント

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気にしててもしかたがない (g)
2008-11-14 22:54:19
気にしててもしかたないと言われるから他人にはそういうことを言わないようになった。
と、思う。
そういえば、そういうことひとから言われなくなった気がするな、と思って、どうしてだろう、と思ったらそういった答えに行き着いたのん。
あと、ひとと関わらないようにしてるかも。

気にすんなよ、って言われたら腹を立ててしまいそうで怖くなったのかなぁ。

何にせよ、自分の状態に納得することが大事だね、気にすることにするのか、気にしたいけど気にしないことにするのか。
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gさんへ (えり)
2008-11-14 23:02:40
そうなんです。
どっちつかずなので困っています。

私も、ここ最近人とあまり接しないようにしていました。
自分の中の愚痴や疑問などの答えは自分で答えられることに気付いたから。
でも、やはりもやもやするものは消えることはないですね。難しいです。
油断するとこうしてついぽろっと出てしまいます。
私の場合は「気にしないで」と言われても別に腹を立てたりはしないんですけどね。
ただ「ああ、そうだね。やっぱりそうだね」と確認をするだけというか。

世の中には色々な人がいるんだ、これもリハビリだ、もっと酷い人がいたじゃないか、と思ってみても、喉元過ぎればなんとやら、で忘れてしまうものですね。
いつか忘れる日を待っているのが一番いいのかな。笑
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