最近、会社の女の子に漫画をいろいろ借りて読んでいます。
尾田栄一郎「ワンピース」
井上雅彦「バガボンド」「リアル」
山本英夫「ホムンクルス」
古谷実「シガテラ」「わにとかげぎす」
見事に少年(青年)漫画ばかりだな。
どれもこれも、とっても面白いです。
日本の漫画は、本当にレベル高いですねぇ。
絵も巧いし、ストーリィも巧みだし、心理描写もよく描けています。
並行して会社の営業さんから借りた、アヤシゲな本も読んでおります。
陰陽道の本とか、修験道の本とか、密教の本とか、
京都の伝説の本とか……
中々難しいんですが、こちらも、とっても面白い。
多分、半分も理解できてはいないと思いますが、
「興味本位」の域でも充分楽しめます。
数冊の本を並行して読むと頭が混乱しないかな?
と思いきや、そんなこともありません。
きちんと頭の切替えが出来ているようです、今のところはね。
人から借りたものだから早めに消化してしまわなければ…
そう思って一生懸命読んでおります。
読んで、返しては借り。
読んで、返しては借り。
で、勿論それと更に並行して自分も本も読んでいるわけです。
(何せ未読が200冊……以上
)
先日は
「宮崎アニメの暗号」 青井 汎
という本を読みました。
日本のアニメーション界の巨匠・宮崎駿の作品にこめられたメッセージを解く云々
という内容です。
まぁね、中々興味深く読めました。
特に、彼の作品の中には「陰陽五行説」が重視されている、とか
宮沢賢治や世界各地の神話、ケルト民族の文化を「仕掛け」に使っている、とか
面白い解釈だな、と思いました。
言われてみればそうかも、と思うところも多々。
しかし、筆者の着目が「宮崎駿の自然観」に終始しているあたり、
少々論点が偏りすぎているきらいもあります。
かなりこじつけていませんか?という部分もあります。
総じてまとめ方が中途半端で、
読後感がいまいちスッキリしない……
ちょっぴり残念な結果に終わっております。
こういう見方もできますよ、というひとつの可能性として、
肩肘を張らずに読む分には、いいかもしれませんね。
こういう『論じ物』とか、営業さんから借りた『文化物』を立て続けに読んでいると、
ふと、展開がスピーディーなエンターティメントを読みたくなってきます。
頭がそっちを求めてしまうの。
頭をリセットするために
マイケル・バー=ゾウハーの「パンドラ抹殺文書」を
久しぶりに読み返したい気分です…
そんな時間あるのか…