生きることⅢ

2009-06-03 21:14:39 | Weblog
ずぼらな事を正当化するつもりではないが、髪などあまりかまわないでいる。
この歳になって禿げるのが先か?白くなるのが先か?楽しみに眺めているのだが、どうも同時進行らしい。
洗髪は風呂に入った時ぬるま湯で洗うだけにしてきている。シャンプーを使うと生来細い毛が油気を失って
クルクルの天然パーマ気味でドライヤーのお世話にならなければならない。

わざわざ熱風を吹き付けて髪の毛も傷めることもなかろうと、シャンプーを使うことは無しにした。
数年経つが、そのお蔭であまり抜けないで領地が保もたれているんだろうか。
毎朝のブラッシングは地肌から出る油気のみで整髪が出来るから安上がりである。
うつ伏せに寝ているから変な癖も無いから早い。顔を水で洗っておしまいである。
他人に迷惑がられている風でも無さそうだから、良いんではないかなと一人合点。
しかし陰で嫌われている可能性大かも。

今日ラジオを聞いていて驚いた。NHKのときめきインタビューで環境問題がテーマだったろうか?
京都の旅館の女将、中川さんという方が出られていて、洗髪を水洗いだけにしていると言う。
もちろん洗顔も水洗い、石鹸も控える生活だという。女性でもいるんだ。
仕事の途中車のラジオで聞いていたから、中途半端だったけど、環境に真剣に向き合っているらしい。
そんな旅館にもいつか行けたらと思う。村上、神崎アナのナイスコンビ楽しく聴かせていただいてます。
切れ切れ、飛び跳びのひどい聴き方ですけど。

トリートメントとかシャンプーとか色んなケア製品って江戸時代無かったろうけど、女性が美しい黒髪を
梳いている姿を描いた浮世絵はいいもんですね。古き良きエコリサイクル社会を再現することは
文明生活にどっぷり浸かった現代では無理だろうけれども、もっと力まずに自然の力を最大限に
発揮させる知恵は昔に謙虚に学ぶべきかも。

新型インフルエンザも絶ち切れの感だけれど、この環境、生きている空間には数えきれない細菌類が
飛び交っている。植物だって生殖期にはたくさんの花粉や胞子を飛ばすから、最近まで花粉症的症状で
クシャミ、鼻水にも悩まされたし、もろもろの生き物が生存を賭けて凌ぎをけずっている中で、
人間として生活して行くことは至難の業なのかも知れない。
生きて在ることへの感謝を抱きつつ、身体を臨戦状態に保つ努力を怠らないようにしなければ。

夕方サツマイモの苗を植えに行った。5月に植え付けたジャガイモはもう花が咲いていて順調そうだった。
一方ネギが元気がなく枯れているのが目立つ。俄か百姓だが己の手を加えたものは可愛いい。
なんとか育ってほしいと願う。育てた初もののキュウリを戴く。美味しい。命を育てて命を戴く。
物言わぬ植物だから出来るんだろうな。