【映画がはねたら、都バスに乗って】

映画が終わったら都バスにゆられ、2人で交わすたわいのないお喋り。それがささやかな贅沢ってもんです。(文責:ジョー)

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「ゾンビランド」:新大久保駅前バス停付近の会話

2010-07-28 | ★橋63系統(小滝橋車庫前~新橋駅)

「ゾンビランド」を観たあとは、こういう雑然とした店で食事したい気分になるわね。
おいおい、ここは、「ゾンビランド」の店じゃなくて、「タイランド」の店だぜ。
あら、貶めてるんじゃないのよ、誉めてるのよ。
じゃあ、どういう意味か、ちゃんと説明してくれよ。
アメリカ中がゾンビの国になっちゃって、その中を数人の男女が逃げ回るっていう映画「ゾンビランド」は、一見雑然としたキワモノ映画のようでありながら、あくまで観客を楽しませることに徹した、純粋娯楽映画だったってことよ。
ま、そういう意味では、このあたりの店も、品なんて気にしないでお客さんを喜ばすことだけを考えているんだろうから、志は同じかもな。
そういうこと。見た目は安っぽい意匠で、物語も単純かつ猥雑で、迫りくるゾンビ群は怖いというより噴飯ものの様相なんだけど、楽しきゃそれでいいんだ、っていう製作者たちの確信的な心意気がビンビン伝わってくるから、血だらけの話なのに、見終わった印象は信じられないくらいすがすがしい。
ちか頃流りの映画群のように、もやもやした謎を残して終わる、なんてことないから、見終わったあと、頭の中がすっからかんになって、晴々として映画館をあとにすることができる。
俳優陣も迷うことなくバカ正直に与えられたキャラクターを演じているから、観ていて安心。余裕を持ってつきあえる。
一押しは、何と言っても、エマ・ストーン。この手の映画にふさわしいB級女優のうらぶれた雰囲気を湛えながら、日本でいえば土屋アンナのように男を虜にするオーラを放つ。
不健康な健康さ。この映画を象徴するような女優だったわね。
つまり、ひと頃話題になったグラインドハウス映画なんだよな、これは。
グラインドハウス?
B級映画などを二、三本立てで上映していたアメリカの二流映画館のこと。そこでかかるような肌合いを持つ映画だってことさ。
たしかに、日本で公開された映画でいえば、「プラネット・テラーinグラインドハウス」「デス・プルーフinグラインドハウス」といったような映画と似たような、ギザギザした気分が横溢してるもんね。
ポップコーン片手に観るような気安さと、乱痴気騒ぎの応酬。
遊園地での死闘なんて、くだらなすぎて、おもしろすぎ。
キーワードは、「ゾンビバスターズ」ならぬ「ゴーストバスターズ」。
って、どういう意味?
観てりゃあ、わかるだろう。
今夜は語り明かすしかなさそうね、このあたりのお店で。
そんな、語り明かすほどの内容はなかったと思うけどね。




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ふたりが乗ったのは、都バス<橋63系統>
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