
桜越しに見る世界貿易センターっていうのも、オツなもんだな。
世界貿易センターって、9.11でなくなっちゃったんじゃないの?
同じ名前のビルが日本にもあるんだよ。
うーん、世界って複雑ね。
その複雑な世界を単純に描いたのが「ブラックブック」。
あら、そうなの?第2次世界大戦で肉親を殺されたオランダのユダヤ人女性がレジスタンスとなってナチに潜入するっていう骨格は単純だけど。
ところが、実はレジスタンスとナチが内通していたり、ナチの将校が切手収集家の妙にいいやつだったり、単純にレジスタンスは善でナチは悪って決め付けられない複雑なストーリー。
でも、単純な映画なんでしょ。
物語は複雑だけど、底を流れる思想が単純なんだよ。
どういう意味?
裏切り者は誰だっていう犯人探しが複雑になっているだけで、戦争を告発するとか、国家を追求するという姿勢に立っているわけじゃないから、よくできた物語の域を出ない。予告篇では、「シンドラーのリスト」とか「戦場のピアニスト」とかが引き合いに出されていたけど、あの系列の映画だと思って観にいくと、つくりが娯楽映画なんで面食らうかもしれないな。
ポール・バーホーベンなんだから、娯楽映画になるのは当然でしょ。「ロボコップ」とか「氷の微笑」の監督よ。
でも、もともとオランダ人だからな。オランダ人が描くオランダの戦争映画なんだから、もっと映画作家としての心情があふれる映画かと思ったら、わりとハリウッドの匂いがしてた。おもしろく見せようという気持ちのほうが勝ってた。
でも、主役のカリス・ファン・ハウテンがオランダ人だけあって、やっぱりハリウッド映画とは違った味わいになったと思うんだけど。
それはたしかにハリウッドにはいないタイプの女優かもしれないな。むしろ、日本の古い映画にでも出てきそうな感じだ。高峰秀子とか、あんな系列。
誰、それ?
って、おまえ、少しは古い日本映画も観ろよ。
でも、題名が「ブラックブック」ていうから、あの黒い本にはよっぽど国家を揺るがすとか戦争の行方に影響を与える重大なことが書いてあるのかと思ったら、財宝を横取りしたのは誰かみたいな、わりと下世話な話で映画が小さくまとまちゃったのは、たしかね。
まあ、ああいう愚かなことで多くの命が失われていったんだろうから、戦争が悲惨であることは間違いないけどな。
しかも、それは現在にまでつながっているということを暗示するラストシーン。
そうそう、あのラストシーンがこの映画を娯楽映画から戦争告発映画へちょっとシフトさせたな。
戦火をくぐりぬけた主人公にようやく平和が戻ったと思ったら、実はそんなことはない。この世界全体がそうなんだよ、っていう暗示ね。
日本の世界貿易センターはああして平和に立っているけれど、世界はいまだ不安定だ、ってことだな。
穏やかに桜を眺めるのもいいけれど、いまだ穏やかじゃない世界を眺めるのも大切だってことね。
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戦争モノのわりには、娯楽的要素も入っていて、
けっこう楽しいサスペンス・・な気がしました。
そうですね、「氷の微笑」をつくった監督ですから、サービス精神旺盛なんでしょうね。地味な話にもなりそうなところをみごと娯楽映画にしていましたね。