地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

夜の女の行方

2019-10-06 23:46:00 | 日記
夜の世界で働く若い女の子が歩む人生は色々。

結婚相手を見つけて、そのまま夜の街から消えていく子。

結婚や同棲を繰り返す子。

地元の中堅会社に勤めるサラリーマンと結婚して出産。町外れで小さな店をやりながら子供を育てる女。
このタイプに近いのが、たまたま離婚する事にはなるが。中心地の歓楽街で小さな店を続けて子供を育てる女。
やはり亭主が居てる人は、歓楽街から離れて、家賃など経費の少ない店を選びリスクを抑える傾向は有りますね。

上記の人たちと違い『夜の女』に成りきる女たち。

それは二種類に別れます。

店の営業成績もソコソコ良くて、長く続けるのですが。
一緒になる男の種類が違うんです。

A は、、、
付き合う男は社会的地位がある人や経済能力の高い男。
これは愛人・二号さんタイプ。
男に奥さんが居てても平気です。それどころか、結婚してる男の方が、後ろめたさがあり。愛人に対して優しく、その偽りの優しさの方が都合が良いんです。
欠点は一生は続かない。老後は独りで友達も無いケースが殆どです。

B は、、、
上記と金銭的には真逆で男にお金を使う女。
男が破滅的な感性なら、店は潰れますが。自分の食い扶持と考え、浪費をソコソコで抑える男なら、長く続きます。そのまま一生と言うケースも有りますね。(少数派だがそれなら良いかもね)

自分の店を持ち、利益もあげて長く営業している。それでも歩む道は大きく違う原因は、、、

金銭欲と性欲です。

どちらの『欲』が強いかで、溺れる人生が違います。

ここで勘違いしそうな点が、コロコロと男が代わり長続きしない女は性欲が強い訳じゃない。

男との性は手段で、単なる架け橋にしか過ぎません。その向こうにある『モノ』に欲が強く働くのです。
その『モノ』とは、、、
愛されている満足感だったり、豊かな男の資金だったり。その時々で都合良く変化します。

これは性格的な問題で、仕事や環境はあまり関係有りません。
男にも居てるし、夜の女の特長とは言えません。

話がそれました💀

元に戻って夜の女のA ・Bタイプの女たちには悲しい共通点が待っています。

それは趣味も教養も少く、寂しい老後が待っているんです。

何故かと言うと、、、
苦労する過程を飛ばして、手に入れたモノばかりで。
物事の過程を経験していないんです。

趣味や教養は過程を踏んで、本当の楽しさを知る。

その部分をお金や男の力でショートカットして、モノを手に入れる方法しか知らない。中高年に成ってから、趣味や教養を手に入れる事に興味を持たないんです。

そんな女たちが年を重ねると、気持ちが向かう先は、ほぼ年老いた親です(介護)。
それまでは金と男にしか時間や気持ちを使っていない人が、突然にそれ以外の事に時間、気持ち、お金を使うんです。

ところが、、、意外と違和感がない。

あまり経験の無い感覚で新鮮なのでしょう。年老いた親との関係を真剣に取り組むことができるんです。
しかし、長くは続かない。

真剣に取り組む・・・それは今までショートカットしてきた『過程』なんです。

楽な方法で生きてきた人生。
衰えていく親との関わりは、過程を省略できないし。良くなると言う喜びもない。
そして、ある時に気付くのです‼

それは自分の姿を見ていることに

いや、自分の未来はもっと酷い事に気が付くのです。

親には自分が居てるが、自分には誰も居ない事に・・・
そんなことは若い時から解っていたつもりだったが、いざ現実のものとなると、、、

夫も子供も無い、兄弟姉妹とも夜の仕事で縁が薄くなっている。
例え表面上は仲良くしていても、長年の生活環境の違いから、物事に対する考えが合わない。
中高年以降は幸せを感じる機会が非常に少ない人生になります。

タイプB の夜の女で、、
ヒモの様な男と一生続くのは良い方と言ったのは、上記の理由です。
例えヒモでも長く続けば、そこには家庭と言う世界が存在します。
家庭で知らぬ間に身に付く人との関わりは、社会との関わりを円滑にする学習の場。

家庭を持たなくても良いと言う人は増えています。しかし、人は社会と言う組織の中に存在している事に気付くべきです。

年齢を重ねると、段々と社会から弾き出され。自分の住む社会が小さくなります。しかし、それはあくまでも段々となる事です。

ところが長年にわたり夜の世界にどっぷりと浸かった生活だと、突然に自分の住む社会が小さくなります。

これは厳しいですよ👿

夜の女の宿命です。
この悲しい宿命から逃れる方法は一つ
とにかく子供を持ち、育てる事です。

そのタイミングが過ぎた夜の女に
逃げ道はない。