地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

香典返し・・

2015-03-07 18:12:49 | 日記
先ほど・・知人から香典返しが届きました。
最近は、よく利用されているカタルグです。

相手からのお返しなのに自分で商品を選ぶんです・・・こんな不思議な事が半ば常識になってるんです。

いらない物をお返しでもらうより、少しでも役に立つものを選んでいただいた方が・・・
なんて理由でしょうが、そんなに高額の香典を包んでいないので、カタログの商品には、さほど良い物は有りません。

このカタログでお返しをする側の経験を何度かすると・・
送られてきたカタログが〇〇円のコースだなと解ってしまいます。

私は香典は1万円(花・お供えは別)と決めていますので、
相手がその額に対して、どれだけお返しに使ったかが解ってしまいます・・カタログの欠点です。

私の親友4人ではお返しはしないと決めているので、その心配はありませんが、
親戚とか知人にお返しをする側になった時は悩みます。

仮に頂いた香典が1万円だと、
お返しは4000~6000円位が相場だと思います。

現実には葬儀に来て頂いた時に、渡す塩とお茶葉とかハンカチの入ったモノで、すでに1000円程度はかかっています。
ですから、、、
9000円からお返しを引くと、、5000円~3000円が残りとなります。

額がいくらでも、残金があるのだから助かると思うでしょ、、、
これが大間違いなんです、香典はある意味「借金」なんです。

3000円~5000円の借金の為に、次は1万円の支払い(香典)が待っているのです。

職場の皆さんから、、、、、なんて言って香典を受け取り、
その表紙に名前が全て書かれてあったりしたら、参った事になります。
香典を預かってきた人には、その書かれた人数分だけのアレ(塩などが入った紙袋)を渡します。
アレはある意味、領収書なのです。
預かった人が、確かに相手に渡したと言う印(しるし)として必要なんです。

仮に五人の職場の仲間から2000円づつで1万円の香典だったりすると・・・
アレと香典返しが五つ必要となります。

職場のルールで、香典はしないとか、してもお返しは受け取らないとか、
受け取っても全体で一つとか決まっている場合は良いんですけどネ。

こんな事って解っているようで、意外と気が付かない人が多いんです。
香典を受け取る側の経験をしないと、、、、
そんなもん、お金の問題じゃないでしょ・・・と言いたくなるのです。

いえいえ、これは完全にお金の問題なのです。
葬儀に行くだけの人達は、行けばそれで終わりなのですが、香典を受け取る人は、100人から受け取れば、その後に100回は葬儀に行く義務を背負います
現実には数十回ですむと思いますが、それでも数十回は行くわけです。

これは負の遺産と言っても良いでしょう。
最近では段々と葬式が簡略化されている傾向にありますが、この香典・お返しの件もその一因かも知れませんネ。