馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

Equine Surgery 5th ed.

2018-11-11 | 図書室

Equine Surgery 第5版が届いた。

Equine Surgery, 5e
Jorg A. Auer Dr Med Vet MS,John A. Stick DVM
Saunders

ずっと黒い本だったのだが、装訂が変わった。

表紙は、馬の親子のブロンズ像。

なんと、Auer先生の初作品だそうだ。

よく見ると、下手だ;笑

子馬に比べて親馬がちいさすぎる。

親馬の顔が子馬の顔とつくり分けられていない。成馬はもっと鼻が長い。

馬の目が違う。人っぽい。

                 -

内容は・・・・

新しい著者が増えてかなり変更されている。

CTやMRIも含めて画像が増えた。

画像診断の章もある。

神経系の手術が加えられた。

馬外科医も脳や脊椎を扱うようになるのか?

著者は女性が増えたな~

                -

馬外科医のこころがけが書かれている。

 

必要なレベルの教育と訓練を修得しろ

その手術のための論理的なプランを立てろ、そしてプランBを持て

手に入る文献と技術を調べろ

解剖と生理学を理解せよ

必要なら解剖体で練習しろ

チェックリストを創れ

他者の助け、あるいはディスカッションを求めよ

自分の結果を総括しろ

Halstedの原則を完遂せよ

受け入れる心を持ち、謙虚であれ

忘れるな、それはチームの頑張りだ

                 

 

 

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14 コメント

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Unknown (はとぽっけ)
2018-11-11 08:09:06
 表紙のブロンズ像をそこまで!
 馬外科医の心がけはまったくもってその通り、なのでしょうね。
 馬の神経系はもっと治せる病気が増えるといいな、と常々。でも競走馬としては致命的なのかな?といつもその繰り返し。
Unknown (piebald)
2018-11-11 09:26:13
「馬の目」には、眼盂が・・・。これと、耳の付け根下あたりの凸凹の意味がよくわからないから、底なし沼に踏み込む感じになっちゃいます。
>はとぽっけさん (hig)
2018-11-12 07:50:23
私は絵や彫刻にはうるさいです;笑

この心がけはよく整理されています。これらをおろそかにする馬外科医が多いということでしょう。

側頭骨舌骨関節症では競走復帰・競技復帰しています。
馬尾神経炎でも同じ外貌を示すことがあるようです。神経病も勉強しないと!
それが馬外科の教科書にあるというのはすごいことです。
>piebaldさん (hig)
2018-11-12 07:53:37
絵や彫刻をやる人は解剖学も勉強する人が居るようですね。
馬の眼をただしく描くには、馬眼科学も素養も必要なのかもしれません。

美術大学へ講演に呼んでくれないかな~ 馬の解剖学や外科学を解説できるかも!
Unknown (piebald)
2018-11-12 10:30:38
絶対、必要です。その時は、私、絶対、聞きに行きます。
瞼のしわを描き直すと、耳の様子も描き直さないとおかしくなるし、後肢の膝の周りの筋肉(腰角から飛節)のつながりも迷宮です。
そんなお話があったら、絶対、教えてください。
>piebaldさん (hig)
2018-11-12 18:32:59
馬の眼を人の眼のように描いてしますとか、腕節を丸く描いてしまうとか、筋肉の付き方が変だとか、けっこうメジャーなコミックや絵画や彫刻にもありがちです。ダビンチが解剖学を勉強していたのは有名な話ですよね。
Unknown (piebald)
2018-11-12 20:43:45
はい。レオナルド・ダ・ビンチ。尊敬です。
解剖もしたし、馬体の測定もしたし、庭に放牧もしたし。どのデッサンも正確で美しいですよね。馬の不自然な姿勢も、自然な動きにしか見えません。
凄く良い目を持っていたか、動体視力も凄かったのでは?と感じます。鼻を鳴らしている時のしわまで描き込めるなんて、瞬間の動作を記憶できなきゃ、不可能ですよね。
>piebaldさん (hig)
2018-11-13 04:28:32
写真がなかった時代に絵を描くというのは現代とはちがった意味があったのでしょう。
そして、写真を絵にすることもできなかった。
それにしてもすごい人だったのですね。現代に生きていたら何をしたか・・・・IT?AI?
違う気もします。
Unknown (piebald)
2018-11-13 10:13:06
自力で、月は無理でも、宇宙には行ったかもしれませんね。ただ、そうなると、絵を描く時間はなくなりそうですね。
馬の目を解剖するのに、卵の白身でくるんで、茹でて固めてからするとやりやすい、と書いてあるそうですが、そうなのですか?
>piebaldさん (hig)
2018-11-14 04:33:57
卵の黄身とおなじように扱って、熱で半熟に固めてから解剖するということでしょうね。
たしかに生で切ると中身が流れ出てしまいます。

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