馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

凶悪事件

2018-11-03 | その他外科

朝、当番チームは外傷治療中。

さらに、シカにやられたらしく腸管が飛び出した馬が来るという。

来院したら、股の傷からかなりの量の腸管が出てしまっていて、馬の一般状態もひどい。

しかし、超音波検査や腹腔穿刺をしているよりも助けられるとしたら開腹手術しかない。

腸管は、ラップサイレージ用の幅広のビニル製ロールシートで巻かれていた。

応急処置としては完璧だ。

 

22歳で、当て馬で、両前肢は蹄葉炎で、家畜共済には入っていない。

それでも「助けてやりたい」という飼い主さんの気持ちにこたえてあげたかった。

急いで手術台に乗せて、開腹手術したが、腹腔内も糞汁で汚染されていた。

解剖したら、大結腸に穿孔創があった。

牡シカの角でやられたらしい。

肋部にも穿孔部があり、傷は肺にも到っていた。

夜の間に、丸馬場へ牡シカが入り込んだようだ、とのこと。

馬の毛色を、牝シカのお尻の白い毛と間違えたのか・・・・

凶悪事件だった。

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先日早朝、オートバックスのそばで大きな牡シカを見たよ。

危ないから、警察に通報しようかと思ったけど、警察も通報されてもねえ。

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薪ストーヴァーにはいい季節になった。

火を見てると退屈しないのはなぜだろう?

 

 

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