アースクエスト BLOG

シーカヤック アースクエストのブログです。

冬装備

2007-12-05 21:11:05 | パドリングギア
冬のウェアについて良くお問い合わせを頂きます。
南三陸沿岸は、1月ぐらいまでは水温が10度以上あるので、気温に合わせたウェアリングをしていれば問題有りません。

濡れても寒くならないウールや厚手の化繊のインナーと、セパレートのウェットスーツ上下、アウターウェア上下、ウェットソックス、ウェットブーツ、手にはポギー。
アンダーウェアのお勧めは、やはりウールでしょう。モンベルのラインナップが魅力的です。もちろん、防寒用の帽子をお忘れ無く。日差しが低いので、つばのあるデザインのものがお勧めです。

ウェットソックスは、必需品です。素足でジャストサイズのブーツの場合は、ワンサイズ大きなブーツが必要になります。また、沈脱時にはかなりじゃまになりますが、膝下までのウェットブーツも良いかもしれません。

ポギーは、Palmのショートポギーが手の出し入れの際に引っ張らなくて済むのでお勧めです。

アウターウェアは、なるべくなら厚手の生地の物が暖かくなります。薄手の生地を使ったアウターウェアは、避けましょう。トップは、ドライトップやセミドライトップが快適です。
ボトムは、極力裾からの浸水が少ない物がお勧めです。最近は、ドライパンツも買いやすい価格になってきました。

と、ここまでがウェットスーツをベースに考えたウェアリングです。

もう一つ、数段快適なのがドライスーツです。
ガスケットの締め付けが欠点ですが、あとは欠点らしい欠点がありません。
蒸れについては、気温や水温、天候に合わせたインナーで調整すれば、11月下旬から4月上旬ぐらいまでは快適です。ソックス付きのドライスーツなら、当然ながら足も全く濡れません。(私の場合は、11月頃から4月頃までドライです。スクールの場合は、天候によっては6月でもドライスーツを着る場合があります。)
インアーウェアは、ウェットスーツの場合と同じか少し厚手の物が良いでしょう。ジャージ上下でも寒くなければインナーとしては十分です。

ドライトップとドライパンツの組み合わせも快適ですが、足下は濡れてしまいます。(一部ドライパンツにはソックス付きもあります。)

ドライウェアの隠れた大きな利点は、頭と顔、手以外は濡れないこと。
さらに、ウェアの塩抜きがドライスーツ一着で済むことがあります。

自分が持っている装備が、冬に対応できるかどうか知りたいときは、安全を確保できる場所で実際に沈脱・再乗艇をしてみるのが一番です。そこまでは・・・、と言う場合は、少なくとも自分のセルフレスキュー所要時間を海に浸かって過ごしてみましょう。論より証拠です。