エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

今週は冬らしい寒さ~だからフィリピン

2009年12月16日 | 旅行
今週から寒さが続くと言うのだ。
シベリアからの寒波が南下して日本列島を覆いつつある。

今日は日差しの陰っている場所では寒かった。

そこで、暖かい国を紹介しよう。
フィリピンである。
フィリピンの河は流域の泥を溶かして流れ来る。
河口に到達した時点で茶色に濁っている。


誤解のないように言っておくけれど、上流の水は澄んで綺麗なのである。
河口の海岸線では海水とのせめぎあいが行われている。

街は河や海に面して形作られ、密集している。


家々が犇(ひし)めいている。


空港は小奇麗に手入れされている。
南国の花が競うように咲いているのである。


プルメリアである。


芝生の上で太陽に照らされている。
常夏の国、フィリピンならではの花である。

治安は言うほど酷くは無いのだけれど、空港職員および空港警察の腐敗は目を覆うものがある。
いかなる手段をもってしても「袖の下」を搾ろうとばかりの態度は、目を覆うものがある。
その際、空港警察も一体となって「逮捕する!」と」恫喝するのである。
ぼくの同行者はヘビースモーカーであって、余分にタバコをもち込もうとしたのである。

「これは多いので、罰金を払え!」と言う空港職員。
「では、放棄するので没収してくれ!」
「だめだ、罰金を払え!」
「いや放棄する」
この押し問答を重ねたところへ、警察官がくるのである。
「罰金を払わないなら、逮捕する!」
となったのである。
そこで、同行者は日本円にして500円程度を渡したのであるけれど、空港職員は納得しない。
金額を倍にした。
途端にニコニコしてOK、OKとなった。

この空港職員がそのお金を自分のポケットに入れたのは当然のようであった。
ぼくは二度とこの国に来たくない!と思ったのである。

袖の下を渡したT氏は、女性との同衾が楽しみらしくウキウキした気配である。
タバコごときがなんだ!とばかりである。

少し残念であった。
そうした類の男とは思っていなかったからである。

しかしこの国は熱いのである。
そして汚れているのである。
貧しさからの解放こそ支援しなければならないのである。

                             続く



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                     荒野人


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