エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

川越市立博物館は一見の価値あり

2010年12月03日 | 日記
Bunbunbunさんというブロガーがいる。
彼は「川越縄文土器の会」のメンバーであって土器を焼いては自身のブログにアップしているのである。

ブログの記事で、博物館で行事があって自身の土器も展示しており、木曜日は終日居られるとの事なので出かけてみたのであった。
「博物館文化祭」というのである。

5日の日曜日までやっている。
興味のある方は出かけられたらいかがだろうか。

土器の会の方々が焼かれた土器は、会場に入ってすぐ左側に展示されてある。
Bunbunbunさんの作品はいちばん奥手にあった。



蔵の町・川越らしい設計である。
ここが川越市立博物館である。

入館料200円也。
価値ある200円である。

敷地に入るとすぐに井戸が目に入った。



「霧吹きの井戸」である。
ここは川越城の城内に当たるけれど、敵が攻めてきたときにはこの井戸を開けたのだそうだ。

すると忽ち霧が湧いてきて城を覆ったと言うのである。
従って、川越城は「霧隠城」と言われるのである。



この大木も城内にあったのである。
残された葉がキラキラ光っていた。

博物館の中庭を覗いてみた。



楓の紅葉があった。
青から黄色、そして赤とそのグラデーションが見事である。



白壁に良く似合う。
こんな、どうということのない気配が好きである。



落ち葉の手前にツワブキの黄色い花が咲いている。
この感じも宜しい!



水琴窟が設えてあった。
この手尺で水を掬い、小石を敷き詰めた場所に水をまくのである。
その水が、下に落ちて琴を鳴らすのである。

まるでオルゴールの鉄琴を爪弾くような、楚々とした音が鳴り響く。
それも小さな小さな音量である。

耳を澄ます!
その行為が嬉しい。
ぼくは少し座り込んで、その音色に耳を澄ました。

そこはかとなく奏でる水琴窟である。
出かけて良かったと思っている。

残念ながらBunbunbunさんには会えなかったけれど・・・。
図書の部屋で書籍に目を通していたのがBunbunbunさんだったかもしれない、などと思いつつ会場を後にした。

いつか会うこともあるのだろうと思う。







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