高校3年になってから、やたら本を読むようになった息子。
今までもまあぼちらぼちら、たま~には読んでましたが、読書好きという程でもありませんでした。
何で、いよいよ勉強して欲しいこの時期になって、読み出すかよ~。
そいで、太宰治のことを、「太宰がぁ」なんて、友達みたいな呼び方して、是非読んでみろと、学校の図書館から『きりぎりす』という新潮文庫を借りてきました。
昭和53年発行の、ページが茶色に変色した、老眼鏡かけても読みにくい、ちっこーい文字。
私が「太宰治は、学生時代に読んだ『人間失格』のあまりの暗さに、どよ~んと気分が落ち込んだから、あんまり読みたくないなぁ。」
と言うと、息子も実は、人間失格は10ページほど読んで先に進めなくなり止めたとか。
「でも、これは面白いんだよ、いやぁ、傑作だよ。」
というので、まあ短編集だし、読みやすそうなのだけと思い、読んでみました。
そうしたら、面白いんですこれが。
太宰治、何とユーモアのセンスがあるんでしょう。
『畜犬談』という短編なんて、クスクス、プッ、アハハッ…。
読んでいくうちに、どんどん引き込まれてしまいました。
これ以外の短編も、可笑しくももの悲しく、寂しく切ない、何とも言えない混ぜ混ぜ気分に浸りました。
数日後、もう一つの短編集『御伽草子』も借りてきてもらって、ただ今読書中。
やっと、読書の秋らしくなってきましたわ。
「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」をパロディ化しているのですが、まぁー、今で言う【自虐】的ギャグでしょうか。
生きるのが下手な瘤じいさんや浦島太郎、狸たちは、どう見ても太宰治自身でしょう。何だか、そこまで自虐しなくても、と思いつつも、分かる気がする、自分もそんな気分になるときがあると、はっきり思ったりして、こんなに親近感がわくとはオドロキです。
いいものは、どんなに時がたっても、色あせたりしないんだ。
今はっきり思うモリーなのです。
今までもまあぼちらぼちら、たま~には読んでましたが、読書好きという程でもありませんでした。
何で、いよいよ勉強して欲しいこの時期になって、読み出すかよ~。
そいで、太宰治のことを、「太宰がぁ」なんて、友達みたいな呼び方して、是非読んでみろと、学校の図書館から『きりぎりす』という新潮文庫を借りてきました。
昭和53年発行の、ページが茶色に変色した、老眼鏡かけても読みにくい、ちっこーい文字。
私が「太宰治は、学生時代に読んだ『人間失格』のあまりの暗さに、どよ~んと気分が落ち込んだから、あんまり読みたくないなぁ。」
と言うと、息子も実は、人間失格は10ページほど読んで先に進めなくなり止めたとか。
「でも、これは面白いんだよ、いやぁ、傑作だよ。」
というので、まあ短編集だし、読みやすそうなのだけと思い、読んでみました。
そうしたら、面白いんですこれが。
太宰治、何とユーモアのセンスがあるんでしょう。
『畜犬談』という短編なんて、クスクス、プッ、アハハッ…。
読んでいくうちに、どんどん引き込まれてしまいました。
これ以外の短編も、可笑しくももの悲しく、寂しく切ない、何とも言えない混ぜ混ぜ気分に浸りました。
数日後、もう一つの短編集『御伽草子』も借りてきてもらって、ただ今読書中。
やっと、読書の秋らしくなってきましたわ。
「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」をパロディ化しているのですが、まぁー、今で言う【自虐】的ギャグでしょうか。
生きるのが下手な瘤じいさんや浦島太郎、狸たちは、どう見ても太宰治自身でしょう。何だか、そこまで自虐しなくても、と思いつつも、分かる気がする、自分もそんな気分になるときがあると、はっきり思ったりして、こんなに親近感がわくとはオドロキです。
いいものは、どんなに時がたっても、色あせたりしないんだ。
今はっきり思うモリーなのです。
心に残るものもあれば、?・?・?のものも…。
でも名前だけでも覚えておけば、いつかまた、私たちのような新たな出会いに喜べる時がくるのでしょうね。
wataさんの紹介してくれる本も、いつも読みたいなと思いながらなかなか…。でも、いつかは読もうと思ってまーす。
でも、若いときに読んでいればこそ(乱読でも)、また今の出会いが新鮮ですね。
あー、三島由紀夫も、急に懐かしくなっちゃった。
何だか文豪マイブームが来そうです。
『斜陽』はもう記憶の彼方ですが、心にぐっときた部分をノートに書き写したりしちゃってました。えへ。
ユースホステルかぁー、懐かしいな。高2の時友達と駒ヶ根のユースに泊まったよ。
斜陽館、いつか行きましょう!(どこにあるんだろ)
私もです。というか「走れメロス」ですでに挫折していたかも…^^;
娘に言わせると(娘は学校で無理やり読まされた派です)この時代の作家さんて病んでる気がする…と^^;
でも、ここで紹介されているものは、面白そうですね!!読んでみたくなります。
今の年齢で読んだら、挫折した本たちからも、別の感想をもてるかもしれないですしね^^。
面白そうですねえ。
絶対に読もう!!
実は、私も、今、三島由紀夫の「レター教室」を読んでいるのですが、これも、今までの三島由紀夫を裏切ってくれる面白さです。
(こちらは、「金閣寺」に挫折して以来)
文豪と呼ばれる人々も、意外に人間臭くて、ユーモアがあるんですねー。
今のうちに、いっぱい思い出作って、今できる親孝行いっぱいしておこうね。ブログゆっくり見せてもらいます。
はなさんのようなうら若き乙女に、『人間失格』を勧めていいものか…なんて、これがホントの老婆心?
短編もぜひ読んでみてね。
私も昔、『人間失格』と『斜陽』を読んで終わってしまって、「走れメロスと同じ作者???」と思ったのが記憶にあります。なので、今回また新たな太宰治を知りました。
ひよこさんの面白かった本もまた教えてくださいね。
そうそう、あの難しそうなレース編みは完成近し?
久々に読書してみようかな…
息子さん今の年代で読書なんて良いですね★
今父と長野の別所温泉に二人旅に来ています(*^o^*)
寺巡りに温泉に…
父も満足したみたい♪
次は金沢行こうかと話中ですo(^-^)o
ブログに書いたので是非読んでくださいね★
話題になった表紙につられて購入したのですが、
確かに暗く重く、いろいろな問題を含んだ作品で、
なんともいえない気持ちになりました。
太宰治は私にはなかなか理解できない人ですが、
きりぎりすや御伽草子を読んだら、
また違う一面を発見できそうですね。
是非、読んでみたいと思います。