著者の古賀太氏は、国際交流基金、朝日新聞で美術展イベントに関わり、今は映画関係の教授の方。
展覧会の混雑ぶりは世界レベルながら、入場者数はそれほどでもない日本。
新聞社やテレビ局が主催のイベントになっているから、ということらしい。
イベント用の貸し会場の美術館もあるとか。
そういえば、かなり昔、ウイリアム・ブレイク展を観に行ったら、すごい混んでいた思い出がある。
東京国立近代美術館に行ったら、あんまり客がいなくて良かった思い出も。
あー。なんかいろいろ思い出してきた。
これは地方の美術館でも同じということらしい。
そういえば山形美術館での展覧会は、山形新聞でとりあげるもんなぁ。
そして地方の美術館は分担システムという、各館で分担金を出し、マスコミが共通経費を集めて支出していく方法。
美術鑑賞というより、イベントなんだなぁと思う。
そして来客者数が入場者数となる。
私も常設展をわざわざ観に行くことはなく、何かのついでに行くことが多いもんなぁ。
山形美術館の常設展は良いと思ってるので、展覧会に行ったら観に行くけどなぁ。
その他、画壇とか、いろいろ書いてあって面白い。
でも、「たいした作品はこない」と書かれていても、たぶん展覧会があったら行くと思う。
なかなか観る機会もないので。