平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒21 「眠る爆弾」 ~今回のエピソードは「旧統一教会問題」をモチーフにして作られたのだろう

2022年11月10日 | 推理・サスペンスドラマ
 3つの爆弾の物語である。
 ひとつめは、冒頭の大学校内で爆発した爆弾。
 ふたつめは、三沢准教授(山崎潤)に仕掛けられた爆弾。
 みっつめは、眠る爆弾。

 みっつめの「眠る爆弾」について書けば、
「大学の研究費の低さ」だ。
 社会に有益な研究なのに国から資金が下りない。
 不況で資金を出す企業もない。
 これが今回の犯行を招いてしまった。

「眠る爆弾」
 言い換えれば「潜在する社会問題」だ。
 ラスト、右京さん(水谷豊)は言う。
「眠る爆弾。これは積もり積もっていつ爆発するかもしれません」
 亀山薫(寺脇康文)は言う。
「俺たちが気づかないだけで、本当はそういう爆弾がまわりにたくさんあるのかもしれませんね」

 さて、この「眠る爆弾」について、最近起こった事件を思い起こす人も多いだろう。
 安倍晋三氏銃撃事件だ。
 安倍氏は「旧統一教会」という「眠る爆弾」が爆発して殺害された。
 あの事件が起こるまでは、旧統一教会は一部の人を苦しめていたが、
 この20年間、社会問題として大きく取り上げられることがなかった。
 このことが山上容疑者の犯行を招いてしまった。

 今回のエピソードは、7月8日の事件をモチーフにして製作されたのだろう。


※追記
 三沢准教授に仕掛けられたふたつめの爆弾についてはネタバレになるのでキイワードだけ。
 下半身に掛けられた毛布。
 クラッシュ・シンドローム。
 なるほど、こういう殺害方法のトリックもあるのか。


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