平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

海底軍艦 オリジナリティのある作品は生き続ける

2010年05月21日 | 邦画
 東宝特撮「海底軍艦」を見た。
 それで思ったのはアニメ「ふしぎの海のナディア」はこれをベースにしているんだな、ということ。
 ジュール・ベルヌ+海底軍艦=ナディア。
 「ナディア」の監督の庵野秀明さんは「自分にはオリジナリティがない」と公言されているが、まあ確かにこれだけ作品が出てますからね、物語のパターンも限られているでしょうし、既存の作品をどう換骨奪胎するかが現在のクリエイターに問われる所。

 さて「海底軍艦」と「ナディア」の類似点。
★古代文明との戦いであること。(「海底軍艦」はムー帝国、「ナディア」はアトランティス)
★船長である父と娘の葛藤があること。
★海底軍艦・轟天号もノーチラス二世号も空を飛ぶこと。
★巨大な海の生物との戦いがあること。
★敵スパイがいること。
★ラストは敵本拠地に乗り込んでの戦いがあること。

 というわけで、「海底軍艦」は後のクリエイターが換骨奪胎するほどオリジナリティがあるんですね。
 カルピスの原液から、カルピスウォーターやカルピスオレンジ、カルピスソーダーが出来たような、たこ焼きやたい焼きが様々に発展したような、そんな「カルピスの原液」「たこ焼き」「たい焼き」のオリジナリティがある。
 原作は明治の作家・押川春波の作品であるが、これが映画「海底軍艦」となり、アニメ「ふしぎの海のナディア」になる。
 そして、様々に形を変えて生き続ける。
 実に大したものです。またオリジナリティとはそういうこと。

 もっとも映画「海底軍艦」のラストには違和感。
 何とムー帝国は滅びてしまうのだ。
 敵が戦いの末に滅びてしまうこと。
 これは「宇宙戦艦ヤマト」世代にはちょっとつらい。
 なぜならヤマト世代は「俺たちがすべきことは戦うことじゃなかった。愛し合うべきだった」ということに気づいた世代だったから。
 「宇宙戦艦ヤマト」の前と後で、作品は大きく変わったような気がします。

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