平成エンタメ研究所

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おんな城主直虎 第45回~信康の悲劇を見て、万千代は現実の理不尽さを学んだ

2017年11月13日 | 大河ドラマ・時代劇
 信康(平埜生成)と瀬名(菜々緒)の悲劇。
 今回、万千代(菅田将暉)は事件の目撃者である。

 万千代が見たものとは<現実社会の理不尽さと怖さ>。
 そして<織田にともかく気を遣う徳川>。

 織田信長(市川海老蔵)に気を遣い、へりくだる家康(阿部サダヲ)を見て、万千代は何を思ったのか?
・現実社会に生きるとは理不尽を受け入れること。
・生き残るためには、あちらこちらに気を遣い、時には我を折らねばならないこと。
 そして近い将来、今川や近藤康用(橋本じゅん)に気を遣い、へりくだっていた直虎(柴咲コウ)を思い出すに違いない。
 今まで万千代は直虎の姿勢を「情けない」「弱腰」と否定していたが、これをきっかけに直虎にも理があったことを学ぶのだ。
 こうして万千代は成熟し、大人になっていく。
 直虎のことも理解するようになる。

 次回、この事件に対する直虎の行動を見て、万千代はさらに何かを学ぶに違いない。
 …………………

 市川海老蔵さんの信長はいいですね。
 <魔王>の名にふさわしく、メチャクチャ怖い。
 何を考えているかわからず、次に何をしてくるか予想がつかない。
 今回で言えば、今まで可愛がっていた小鳥をいきなり鉄砲で撃ち殺すんですからね。
 そばにいる人間は心が安まることはないだろう。
 今回、酒井忠次(みのすけ)は情けない人物になってしまったけど、あんなふうに問い詰められたら、絶対、「イエス」と言ってしまう。

 一方、家康はわかりやすく、やさしい。
 小鳥も可愛がっている。
 しかし、信長の負のオーラはそんな家康にも影響を及ぼし、我が子・信康を殺すという修羅の道に進ませる。

 これは政次(高橋一生)を自らの槍で刺した直虎と通じるものがあるのかな?
 直虎も井伊家を守るために最愛のパートナーに手をかけるという修羅の道に進んだ。

 次回は直虎の言動に注目ですね。
 主人公・直虎の、後半最大の見せ場が見られそう。

 あとは今川氏真( 尾上松也)。
 番組ラストの〝紀行〟で採り上げられたし、このまま<雅に生きた人>してフェイドアウトするのかと思ったら、ドロドロの歴史の舞台にふたたび登場。
 これほど氏真にこだわった大河ドラマもめずらしい。
 脚本・森下佳子さんのお気に入りのキャラなのだろう。

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2 コメント

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ラスボス信長 (TEPO)
2017-11-13 22:15:37
>今まで万千代は直虎の姿勢を「情けない」「弱腰」と否定していたが、これをきっかけに直虎にも理があったことを学ぶのだ。

強者がもたらす理不尽に耐え、可能な限り「少ない犠牲」でやり過ごす「弱者として」の知恵。
万千代がこれからインストールしなければならないのはこれですね。
「最強者」でないかぎり、この知恵なくしては生きられないし、仮にこれを必要としない「最強者」がいたとしたらそれはそれで危うい。

直虎:今川(途中から近藤)=家康:信長

直虎と井伊家にとって今川が「壁」であり続けたように、今後は信長が家康や万千代たちを含む徳川家にとって「壁」として立ちはだかるのでしょうね。
そして信長は信長でまさに「危うい最強者」。
直虎の死は「本能寺の変」直後ですから、まさに信長は「ラスボス」に相応しいと言えます。

だんだん終わりまでの構図が見えてきたような気がしてきました。
後半のドラマ (コウジ)
2017-11-14 10:40:50
TEPOさん

いつもありがとうございます。

>万千代がこれからインストールしなければならないのはこれですね。
>直虎:今川(途中から近藤)=家康:信長
>だんだん終わりまでの構図が見えてきたような気がしてきました。

まさに後半の物語はこれですよね。
万千代は、理不尽さに耐え、少ない犠牲でやり過ごす知恵の取得。
おとわは、信長という存在をどう考えるか?
何しろ信長は今川以上に理不尽さを要求してくる存在ですしね。
今川とはまだ会話が成立しますが、信長とは成立しそうもない。
おとわは信長を憎むのか、許すのか、あるいは近藤に対したように巧みに利用するのか?

これからは、すごいドラマになっていきそうな気がします。

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