『シンジくん お前、小賢しいだよ 終幕』
まさか<エヴァンゲリオン>と<恋愛ドラマ>が両立するとは思わなかった。
でも恋愛も戦いであり、人と人のぶつかり合いだからなぁ。
十分にあり得るか。
平匡(星野源)もそうだけど、みくりって、心を閉ざすタイプが好きなのね。
みくり(新垣結衣)の妄想チアリーダーも可愛い。
〝SHARE〟〝OKANE〟
みくりの心の叫び。
本当は声に出して言いたいんだけど、チアリーダーになって心の中で叫んでる。
『情熱大陸』の妄想も自分を客観的に見るための手段だったのか。
今度、やってみよう。
それにしても、すごいなぁ、この作品の脚本と演出。
ライトにぶっ飛んでる。
どうしたら、みくりが魅力的に見え、気持ちが的確に表現できるかを考えている心地よいぶっ飛び方。
………………………………………………
さて、シェア。
作品でも言っていたけど、<シェア>というのは物とか食べ物に使う言葉で、人間に対しては使わないんですよね。
つまり、みくりをシェアするってことは<みくりを人間として見ていない>ということ。
こんなひどいことはない。
この点で、平匡も風見(大谷亮平)もNG。
一応、<みくりの自由意思>に任せると言って人間扱いしているけど、体のいい逃げ道でしかない。
せめて<兼任><兼業>って言葉を使いなよ。
でも、そんな扱いをされて、みくりはあまり怒らないんだよなぁ。
それは、一応、現在の自分の立場が<お金で雇われた職業>であるから。
ほとんどの仕事というのは、お金と引き替えに自分の労力を<物>として売るってことですからね。
物として扱われても仕方ない面がある。
だか、そこに恋愛感情が生まれると、ひとりの人間として見てほしくなる。
自分の労力はお金だけで評価されるものではなく、もっと人間的なつながりがほしいと思うようになる。
みくりと平匡は<契約結婚>の矛盾に気づき始めたようだ。
恋愛や感情っていうのは複雑で、<契約書の文面>では収まりきれないものがたくさんあるんですよね。
どうしても契約書の文面からはみ出てしまうものが出てくる。
だから、前回、平匡は〝好きな人ができた場合の追加条項〟を契約書に入れたし、みくりは、今回のラストのように契約内容を無理矢理、拡大解釈した。
契約や法律が現実に合わなくなった時、人はそれらの<追加>や<拡大解釈>や<改正>をおこなう。
………………………………………………
「今の状況で最適な相手って平匡さんしかいないんです。平匡さん、私の恋人になってもらえませんか?」
みくりは一歩、踏み込みましたね。
恋愛に関する〝自尊感情〟が低く、男女のことになると〝壁〟をつくってしまう平匡に攻め込んだ。
しかし、これを契約書を使って言ってしまうのが、みくりらしい所。
ストレートに、「好きです。私の恋人になってもらえませんか?」と言えばいいのに、それができない。
もっとも、そんなふうにストレートに言われたら、平匡は混乱してわけがわからなくなってしまうだろうけど。
だから、みくりのこうした〝小賢しい〟やり方の方が平匡には合っている。
契約書に関することなら、平匡は冷静に検討できる。
次回はハグの練習か。
う、う、うらやましいぞ、平匡!
平匡は、みくりに選ばれたし、求められている。
平匡のセリフを借りれば、「いいなぁ、愛される人は」
まさか<エヴァンゲリオン>と<恋愛ドラマ>が両立するとは思わなかった。
でも恋愛も戦いであり、人と人のぶつかり合いだからなぁ。
十分にあり得るか。
平匡(星野源)もそうだけど、みくりって、心を閉ざすタイプが好きなのね。
みくり(新垣結衣)の妄想チアリーダーも可愛い。
〝SHARE〟〝OKANE〟
みくりの心の叫び。
本当は声に出して言いたいんだけど、チアリーダーになって心の中で叫んでる。
『情熱大陸』の妄想も自分を客観的に見るための手段だったのか。
今度、やってみよう。
それにしても、すごいなぁ、この作品の脚本と演出。
ライトにぶっ飛んでる。
どうしたら、みくりが魅力的に見え、気持ちが的確に表現できるかを考えている心地よいぶっ飛び方。
………………………………………………
さて、シェア。
作品でも言っていたけど、<シェア>というのは物とか食べ物に使う言葉で、人間に対しては使わないんですよね。
つまり、みくりをシェアするってことは<みくりを人間として見ていない>ということ。
こんなひどいことはない。
この点で、平匡も風見(大谷亮平)もNG。
一応、<みくりの自由意思>に任せると言って人間扱いしているけど、体のいい逃げ道でしかない。
せめて<兼任><兼業>って言葉を使いなよ。
でも、そんな扱いをされて、みくりはあまり怒らないんだよなぁ。
それは、一応、現在の自分の立場が<お金で雇われた職業>であるから。
ほとんどの仕事というのは、お金と引き替えに自分の労力を<物>として売るってことですからね。
物として扱われても仕方ない面がある。
だか、そこに恋愛感情が生まれると、ひとりの人間として見てほしくなる。
自分の労力はお金だけで評価されるものではなく、もっと人間的なつながりがほしいと思うようになる。
みくりと平匡は<契約結婚>の矛盾に気づき始めたようだ。
恋愛や感情っていうのは複雑で、<契約書の文面>では収まりきれないものがたくさんあるんですよね。
どうしても契約書の文面からはみ出てしまうものが出てくる。
だから、前回、平匡は〝好きな人ができた場合の追加条項〟を契約書に入れたし、みくりは、今回のラストのように契約内容を無理矢理、拡大解釈した。
契約や法律が現実に合わなくなった時、人はそれらの<追加>や<拡大解釈>や<改正>をおこなう。
………………………………………………
「今の状況で最適な相手って平匡さんしかいないんです。平匡さん、私の恋人になってもらえませんか?」
みくりは一歩、踏み込みましたね。
恋愛に関する〝自尊感情〟が低く、男女のことになると〝壁〟をつくってしまう平匡に攻め込んだ。
しかし、これを契約書を使って言ってしまうのが、みくりらしい所。
ストレートに、「好きです。私の恋人になってもらえませんか?」と言えばいいのに、それができない。
もっとも、そんなふうにストレートに言われたら、平匡は混乱してわけがわからなくなってしまうだろうけど。
だから、みくりのこうした〝小賢しい〟やり方の方が平匡には合っている。
契約書に関することなら、平匡は冷静に検討できる。
次回はハグの練習か。
う、う、うらやましいぞ、平匡!
平匡は、みくりに選ばれたし、求められている。
平匡のセリフを借りれば、「いいなぁ、愛される人は」