平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

プリマダム 第7回

2006年05月25日 | ホームドラマ
 今回はこのエピソードにつきる。
 発表会の参加費は会場費4万円+記念のDVD制作費2万円=6万円。
 万田家は3人出演するから、18万円かかる。
 当然、そんなお金はなく佳奈(黒木瞳)と高太郎(古田新太)は出演を断念する。
 それをドア越しに聞いている娘の舞(夏帆)。
 通常のリアクションなら、ここで娘はがっかりしてふてくされたりするものだが、今回は違った。
 翌日、高太郎だけを自分の部屋に呼び出すとこう言う。
「ママだけでも発表会に出してあげてほしいの。ママは発表会に出るのが
小さい頃からの夢だったから。ママが小さい頃おじいちゃんの工場が潰れちゃって発表会出れなかったんだって。またお金の為に出られないなんてかわいそうだよ!」
 そう言って自分の貯金通帳を差し出す舞。
 バレエをすることに批判的だった結(志保)も頼む。
 いいリアクションだ。

 高太郎もキャバクラで人を人とも思わない振る舞いをする接待相手に水をかける熱血漢。
「わかった。お金はお父さんが何とかする」と言い放つ。
 すると話を聞いていた佳奈は入ってきて
「もういいの。私がバレエをするのは発表会に出たいからじゃないの。バレエが好きだからよ。それに舞やあなたと一緒に踊りたいし。ありがとう、結、舞、あなた」
 高太郎、佳奈のリアクションは今まで描かれてきたとおりのもので予想できるが、このエピソードであたかくいい家庭を表現できた。

 心の中に秘められたあたたかい気持ちが表現される時、ドラマになる。
 これは直接的でなく、間接的に表現されるとより感動的になる。
 今回のことも舞が佳奈に直接通帳を渡したら、感動は半減しただろう。
 高太郎に話したことを佳奈がドア越しに聞いているから盛り上がる。

 これは笑子(神田うの)のチラリと漏れた本音でもそう。
 今まで佳奈らがバレエをすることに冷水を浴びせてきた笑子は、発表会の辞退者が出たことで、つい本音を言ってしまう。
「困るわ!引き立て役のあなた達がいないと。私が立て替えてあげる!」
 これは今までの笑子。
 しかし、この発言に反発を受けて、笑子はこう本音を言ってしまう。
「みんなでやらないと意味ないじゃない!」
 これもストレートではなく、漏れてしまった本音だから伝わる。

★研究ポイント
 ドラマの作り方:秘められた気持ちが表現される時、ドラマになる。
          それは間接的な方が効果的。

★キャラクター研究:匠先生
 匠先生も主人公たちが困ってどうしようもなくなった時に助けてくれるキャラ。
 今回も会場費のことで出演辞退者が出た時に登場して、格安の会場を自分が手配すると言ってくれた。
 シナリオライターにとっては、問題を一気に解決してくれる便利な役回りのキャラ。

★名セリフ
 匠先生
「発表会は思い出や記念の為にやるものではありません。踊る喜び、人に見てもらえる喜び、上達する喜び、バレエの楽しさを感じる場です」

 高太郎、発表会の参加費が6万と佳奈から聞いて
「6万って事は家は3人だから…1人2万って所か」
 ※いいボケです。

 店長、ポテトをこがした佳奈に
「今回は見逃してもいいですよ。しかし、ひとつ条件があります。多数決になったらドンキホーテをお願いしますよ」
 ※こういうずるさもキャラの魅力。

 店長、高太郎がサンチョをやることに決めている。
「せっかくだからちょっと練習しましょう。サンチョ、テレビ片づけて」
 ※思いこみ、こだわりもキャラの魅力。

★ちょっと一言
 倉橋バレエ団の乗っ取りは唐突。
 本来なら他の理事の説得など、もっと手順を踏むべき。
 嵐子(中森明菜)を困らせ、佳奈らとのきずなを強くするための仕掛けだろうが、一方で嵐子の病気がかすんでしまう。
 病気でドラマを作ることはできなかったか?

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