平成エンタメ研究所

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プリズンブレイク 第13・14話

2007年01月27日 | テレビドラマ(海外)
 第13話・14話はクライマックス、ついに脱獄!
 ハラハラドキドキの展開。
 作者はマイケルにこれでもかこれでもかという試練を与える。

 第13話ではこう。
 リンカーンが穴を発見されるのを防ぐため看守を殴り、独房に入れられてしまう。
 逃走ルートを用意するアブルッチはティバッグに刺されてしまう。
 計画延期を考えるマイケルだが、シーノートら仲間たちは決行するという。(これも試練・障害)。
 マイケルは独房にいるリンカーンを何とか連れ出す方法はないかと考える。
 そして思いついた方法は医務室。
 ネタバレになるので詳しくは書かないが、医務室にリンカーンを連れてくることに成功するマイケル。
「ショウタイムだ。揃って外で会おう」
 そう言って仲間と共に穴の中に入っていくマイケル。
 しかし、医務室に通じる鉄柵は新しいもので閉ざされていて。
 次から次へと試練が襲う。

 第14話での試練はこうだ。
 計画を断念して戻るマイケルたち。
 リンカーンの死刑執行は明日に迫っている。
 マイケルは過去に死刑執行が延期された例があることを仲間のウエストモアラントから聞く。
 それは次の様なことだ。
「電気椅子が故障したら、再度書類を提出しなければならず執行は3週間延期される」
 マイケルはネズミを使って電気椅子をショートさせる(ネズミのしっぽはアースの役割をするらしい)が、ここにも新たな試練が……。
 看守のスパイをやっていた囚人が偶然、マイケルたちの会話を聞いたのだ。
「電気椅子がうまく動かないと刑は延期されるとマイケルが話していた」
 これを聞いた看守長は椅子を調べ、死んでいるネズミを発見する。
 電気椅子の技術者は椅子のヒューズを替えるのにも書類の提出が必要だと言うが、看守長は俺たちだけが了解していればいいこと、と言って無理やりヒューズを交換させてしまう。(小技だがこれも試練・障害) 
 絶体絶命。
 マイケルは医師のタンクレディに父親を説得する様に頼む。
 彼女の父親は州知事だ。
「死刑廃止論者の自分と父は対立している。私が話したら機嫌を損ね、かえってマイナスだ」と拒むタンクレディ。(小技だがこれも試練・障害。こういう小技の障害が物語にリアリティを与える)
 それでもマイケルは説得し、タンクレディを動かす。
 タンクレディは「娘からだと思わなければ、客観的に見られるじゃない」と言って、リンカーンの弁護士がまとめた資料を父親に渡す。
 州知事の父親は「自転車をおねだりするのとは違うんだぞ」と言って拒むが、それでも資料を読むことを約束する。
 しかし州知事は黒幕の副大統領に「あなたは党と国に多大な貢献をした」と言って丸め込まれ、「リンカーンの減刑はない」と刑務所長に言い渡す。
 これでEND。
 リンカーンは死刑を待つのみになる。
「これ以上、希望を持たせるな。普通のたわいない話をしよう」とリンカーンはマイケルに言う。

 この様に主人公に手を変え品を変え試練を与えていく「プリズンブレイク」。
 描かれている試練はこれだけではない。
 塀の外からリンカーンを救おうとする弁護士ベロニカの動きだ。
 ベロニカは自分のやっていることに嫌気のさしたシークレットサービスのダニエル・ヘイルから次のような連絡を受ける。
「リンカーンの無実を証明する証拠を持っている」
 しかし、ダニエルは同僚のポール・ケラーマンに殺されてしまう。
 ベロニカは再審請求の裁判でこのことを判事に告げるが、ダニエルもケラーマンもSSには所属していないと言う。
 偽造の証拠テープがガス爆発と倉庫の水浸しで隠滅されたことも話すがいずれも情況証拠でしかない。
 これでEND。
 リンカーンの死刑執行。
 絶体絶命。
 こうした物語の成否は、時間内に大技・小技を含めて障害をいかに詰め込むかにある。
 この点で13話・14話は「プリズンブレイク」の中でも出色の出来だ。
 さて、次回の展開は?


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プリズンブレイクの実現に進展があったのは2004年。『LOST』や『24 -TWENTY FOUR-』のような、いわゆる「連ドラ」形式のテレビドラマシリーズが大好評を得たことでFOXネットワークは方向転換し、製作に入った。