平成エンタメ研究所

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江~姫たちの戦国~ 第30回「愛しき人よ」

2011年08月08日 | 大河ドラマ・時代劇
 <寝坊><空腹><火事>
 相変わらず、昔の漫画のような使い古されたエピソード。
 敢えて狙っているのかもしれないが、ダサくありません? 空腹でお腹がグウゥと鳴るなんて。

 江(上野樹里)の心のドラマはどうだろう?
 <反感と意地><抱いてもらえない女のプライド><亡き夫への想い>
 秀忠(向井理)に対する<反感と意地>が<抱いてもらえない>ことにつながり、結果<亡き夫への想い>に行き着くという流れ。
 心のドラマとしてはあり得ると想うが、主人公としては物足りない。
 悩みとしては小さすぎるし、俗っぽい。安っぽい少女漫画。
 あるいは江が自分でどんどん泥濘(ぬかるみ)にはまっていってる。
 これでは視聴者は江に共感できない。

 結果として、今回の件を解決したのは、火の中に飛び込んでいった秀忠。
 主人公の江は自分で解決しようとせず、何もしなかった。
 亡き夫との思い出の中に逃げ込み、あげくの果てに<離縁>を申し出る始末。
 何と知恵のない主人公だろう。秀吉の時もそうだったが、<絶縁>して物事を解決することしか思いつかない。
 比較してしまうが、「篤姫」の時は、五目並べで家定の心を開こうとしたり、結構努力していた。
 一方、江は無力で、嘆き悲しむのみ。

 今回の話は、秀忠が主人公ならすっきりする。
 意地を張り、亡き夫への思慕を捨てきれない妻の心を開く夫・秀忠の話。
 葛藤の末、江のために秀勝の手紙を取りに火の中に飛び込んでいく姿などは結構胸を打つ。

 結局、「江」という作品は、江が主人公になっていないんですね。
 作者が主人公をとらえ切れていない。
 だから茶々とか利休とか、脇役のエピソードばかりに力を入れてしまう。
 今回の秀忠とのことも、それこそ秀吉と茶々の時のようにもっと時間をかけて、ふたりの葛藤・すれ違いを描いていけばいいのに、1回で終わらせているから、<火事>を使って上手くごまかしたという感じがしてしまう。

 今回は秀忠が江の心を開いたのだから、次回は江が秀忠の心を開く番だと思うのだが、どうなるだろう?
 予告では秀忠とのことではなく、秀吉の死がメインになりそうな感じだ。




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2 コメント

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主人公不在 (TEPO)
2011-08-09 03:41:54
>作者が主人公をとらえ切れていない。
>脇役のエピソードばかりに力を入れてしまう。

このところの面白くない大河は主人公不在という点で共通していますね。
「天地人」は景虎が主人公。「龍馬伝」は武市伝でした。

>比較してしまうが、「篤姫」の時は、五目並べで家定の心を開こうとしたり、結構努力していた。

やはり「篤姫」が大河の体をなしていたのは、田渕さんのお兄さんである高志氏が書いておられたからでしょうか。

ところで、これから二週間ほど海外出張に出かけます。帰国した際にはもう少しまともな展開になっているといいのですが。
確かに (コウジ)
2011-08-09 10:05:54
TEPOさん

いつもありがとうございます。

>このところの面白くない大河は主人公不在という点で共通していますね。
「天地人」は景虎が主人公。「龍馬伝」は武市伝でした。

確かにそうですね。
今の時代、主人公が成立しにくいのかもしれません。
でも、それにしても、お腹がグウと鳴る主人公はない。(←結構、こだわっています)
先の話になりますが、再来年の綾瀬はるかさんがやる戊辰戦争での女武者の話は期待できそうですね。
しっかり戦ってくれそうです。

海外出張。
またフランスですか?
気をつけて行ってきて下さい。

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