平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒17 「怖い家」 ~心霊現象の99%は科学的に解明されているが、解明されていない1%がある

2019年01月24日 | 推理・サスペンスドラマ
「ホラー映画、遊園地のジェットコースターなど、恐怖を快楽にできるのが人間」
「幽霊とは不安と孤独が生み出す幻」
「心霊現象の99%は科学的に解明されているが、解明されていない1%がある」

 なかなかウンチクのある言葉ですね。
『相棒』では、ときどきこういう幽霊エピソードが登場するが、
 理論派で知性的な右京さん(水谷豊)が幽霊に心ときめかせる、というのが面白い。
 まあ、シャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイルもオカルトに惹かれていたし、未知なるものを否定しないのが本当の知性なのかもしれない。
 既存の事実を疑い、未知なるものを探求することから新しい発見がうまれ、人間は進歩してきた。
 …………

 ミステリーとしては単純だった。
「改築」というキイワードが出て来た時点で、犯人とその動機が見えてくる。
 あとは、動機の「なぜ改築させたくないか」だが、これも桜の木が出て来た時点で何となく察しがつく。

 唯一、わからなかったのが壁に掛かった〝桜の木の絵〟の件だが、それが最後のひとひねりになっている。
 真実がわかっていたら犯人たちはあんなことをしなくてよかったのに。
 ここから出て来る教訓は、
・人は思い込みで間違いを犯す。
・人は幻想にふりまわされる。

 思えば、幽霊を怖がるのも幻想にふりまわされる典型的な事例ですね。


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