平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

遅咲きのヒマワリ 第6話~答えがほしいわけじゃない。話を聞いてくれるだけでいい。

2012年11月28日 | 学園・青春ドラマ
 それぞれに一歩を踏み出した登場人物たち。
 丈太郎(生田斗真)は彩花(香椎由宇)に告白。
 弘樹(柄本佑)はかほり(真木よう子)に。
 春菜(木村文乃)は不倫相手の大学講師に詰めより、順一(桐谷健太)はさより(国仲涼子)に自分の悩み、弱さを見せた。
 また、彩花と弘樹は自分たちの曖昧な関係を明確なものにしようとした。

 しかし、一歩を踏み出すということは、見たくない現実を目の当たりにすることでもある。
 丈太郎は彩花にふられ、春菜は不倫相手が自分を遊び相手としてしか見ていなかったことを知る。
 彩花と弘樹の関係もはっきりさせようとして、壊れてしまった。
 一歩踏み出すということは、今まで抱いていた甘美な幻想が打ち砕けるということなのだ。
 今まで見ていた現実が一気に崩れるということなのだ。

 だから人は一歩を踏み出すことを怖れるわけだが、踏み出さなければ前に進めないのも事実。
 踏み出して厳しい現実を突きつけられ、苦しんだ末に新たな場所を求めて旅立っていく。
 これが人が生きるということであろう。
 丈太郎が言う「少しずつでも前に進む」ということであろう。
 現に丈太郎は彩花にふられて、幻想でない<現実の彩花>という人間のことを深く考えようとするようになったし、かほりとも友情?も深まったようだ。
 春菜も今度は不倫相手を見限ることができるだろう。
 旅立つためには、まず一歩を踏み出さなければならない。

 しかし、繰り返しになりますが、一歩踏み出すことは<傷>を負うことでもある。
 そんな時はどうすればいいか。
 この作品は、答えを次のように描写する。
 ひとつは、そばにいて話を聞いてあげること。
 今回のラスト、橋の上での丈太郎とかほりのシーンがそうだ。
 もうひとつはいっしょに涙して抱きしめてあげること。
 今回のさよりと順一のシーンがそうだ。

 かほりのせりふではありませんが、この作品は「青春してますね」。
 実際の青春は、一歩踏み出せずにそのままだったり、話を聞いてくれる人がそばにいなかったりと、惨めで鬱々としたものなのですが、この作品は、話を聞いてくれる人や抱きしめてくれる人をしっかり配置してうまくフィクションにしている。

 最後に今回のシーンで面白かったのは、冒頭の宴会のシーン。
 何もわかっていない順一は「松本弘樹を呼ぼうぜ」と地雷発言(笑)
 彩花が弘樹といっしょに住んでいるのがわかって、『同棲』『二股』がNGワードに(笑)
 おまけに、かほりが知っていたことがわかって、かほりを呼び出す丈太郎、そしていつものかけ合い漫才(笑)

 一方、どうしようもないのが、春菜の不倫相手。
 春菜をストーカー呼ばわりして、「だから文学は生まれるんだ」←バカ!
 この男にとって、<文学>はファッションであり、女性を口説く道具、不倫の言い訳でしかない。
 <文学>って、人に優しくなるためのものですよ!

 それから、さより。
 かほりに「私に勝ったと思ってるでしょう!」と発言。
 人と比較して、勝った負けたと考えている時は、幸せになれません。
 本当の幸せって、順一を後ろから抱きしめた時のように他人と心を通じ合わせた時のことを言うんじゃないのかな。



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4 コメント

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1歩間違えば ドロドロ川 (megumi)
2012-11-28 10:47:03
コウジさん おはようございます。

このドラマは 
コウジさんと私の 「お気に入り度」 が同じなので
気楽にコメントできます。

清流・四万十川はいつも見ても素敵ですね。
韓国ドラマ並みのドロドロ話も 見ていられますから・・・。

まぁ なんと最低な春菜の相手!!!
あそこで 
まさかの 『文学』 が出てくるなんて (@@;)
頭がおかしいんじゃないかと思いました。
石田純一氏の 『文化』 よりひどいですよね。
春菜 よくぞ引っ叩いた♪


>一歩踏み出すことは<傷>を負うことでもある。そうですね。

一歩踏み出すことは 傷付くことにもなりますよね。
でも 私は 曖昧な幻想を抱くよりも
玉砕してもハッキリさせて その次を目指したいです。
自分のことを受け入れてくれない相手に時間を割くほど 人生は長くありません。

告白してフラれて 
まっさらになったところで ダンナと出会いました。
タイミング良くフラれたものだと 自分を褒めたいです。
たくましい! (コウジ)
2012-11-28 15:52:28
megumiさん

いつもありがとうございます。

おっしゃるとおり、複雑な人間関係を四万十の風景が救っていますね。
やはり川はいい。

春菜の不倫相手は、フィクションとはいえ、ある意味すごい!
これほど最低の男をよくぞ描きましたね。

それからmegumiさんの生き様はたくましい!
僕などは<幻想>の中にいた方が心地いいので、心身共にエネルギーがある時しか踏み出せなくて。
でも、踏み出せたからこそ、今のだんな様に出会えたんですものね。
正解の生き方だと思います!
たくましいのではありません (megumi)
2012-11-28 23:23:22
こんばんは。

私は 
曖昧・な状況に耐えられない 『堪え性の無い人間』 というだけですよ。
(精神的には 非常に脆弱です。)


恋愛ならば玉砕しても 
次のステップの布石になりますが 仕事となると そうはいきません。
仕事=生活の基盤ですから。

近頃の社会情勢は厳し過ぎて
個人の自助努力では どうにもならないところに来ています。
順一も然り 丈太郎も然り 弘樹もそうです。
このドラマでは
男性陣に 仕事の危機感や不安が濃厚ですよね。

反対に 女性たちはストレスこそ抱えてはいますが
食べる苦労や食べていくための深刻な仕事難には見舞われていません。

そこのところが ややアンバランスながら
今季 いちばん楽しめているドラマです。
もちろん 最後まで見ますよ。

それと
松重豊さん演じる市役所の職員が 良い味を出していると思います。
彼のハードボイルド系の役柄ばかり見てきたので
温和な調整役の顔が新鮮ですよね。


今を生きる若者は 本当に可哀相だと思います。
結婚しようにも仕事が無い
子供を作ろうにも収入が少ない
小児科医も産婦人科医も減るばかり
少子化は 当然の成り行きです。

今度の選挙で 大きく変わることは無いでしょうが
少しでも 若い人たちが希望を抱けるようになると良いですね。

※最初のコメントで 改行を間違えました。
  読みづらかったですね、すみません。
曖昧な状態 (コウジ)
2012-11-29 09:43:38
megumiさん

深いですね。
確かに、曖昧な状態、葛藤している状態に耐えてじっくり考え、結論を出せる人の方が強いのかもしれませんね。
おっしゃるとおり、仕事では特に。
仕事では右か左か結論を求められることが多々あり、あれこれ迷うより早く結論を出してしまった方が楽。
葛藤の時間に耐えられるかどうかが人間の強さなのかもしれません。

貧困・格差については決してマイノリティの問題ではなくなって来ていますよね。
今度の選挙のことでいえば、橋下徹氏の日本維新の会はダメ。
何しろ橋下さんは、今よりもハードな競争社会・自己責任社会を作ろうとしている人ですから。
自民党も大企業寄りですし、何より現在の非正規雇用の制度を作った張本人。

となると、富の再分配を多くする社会民主主義の社会がベストなのですが、今の社民党は????
辻元清美さんや阿部知子さんが出ていった理由がよくわかる。
福島みずほさんには早く党首を変わってほしい。

結局、どの政党に入れていいかわからなくなってしまうのですが、平和と格差社会の是正を解決してくれる政党を見極めたいと思っています。

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