平成エンタメ研究所

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ブラタモリ 「高尾山」~高尾山の豊かさ。1598種の植物、小仏層群の地盤、神仏習合の薬王院

2016年09月18日 | ドキュメンタリー
 ブラタモリで<高尾山>を特集していた。
 高尾山は豊かな山である。
 番組に拠ると、植物の種類は1598種で、総面積の比率で比べると世界一らしい。
 植生も北斜面と南斜面で違っているそうだ。
 北斜面ではブナなどの落葉広葉樹。
 南斜面ではヒイラギ、カシなどの常緑広葉樹。
 高尾山は落葉広葉樹と常緑広葉樹の植生の境界線にある山らしい。
 山頂の薬王院も面白い。
 神仏習合のまま残されていて、お寺と神社が混在し、お寺なのに鳥居がある。
 水も豊かだ。
 高尾山を登る時、僕は必ず<六号路のびわ滝コース>を往路か復路に入れるのだが、ここを歩いていると、この山が水で満杯な山であることが、よくわかる。(まだ、このコースを試されていない方、お薦めです!)
 堅い砂岩と泥岩の小仏層群の地盤が地下水を蓄えている。

 番組に拠ると、高尾山はさまざまな人に愛されてきたらしい。
 戦国時代は北条氏。
 北条氏照・氏政は、北条家の安寧と隆盛を願って薬王院に寄進し、保護した。
 江戸時代は、参拝する庶民。
 富士山に行けない庶民は高尾山を登って参拝した。
 近代になると、高尾山のそばに天皇の御陵(大正天皇陵/現在は昭和天皇陵も)がつくられて、これまた、たくさんの人が参拝した。
 それらの人を運んだのが、京王御陵線。
 僕は、子供の頃、どうして京王線の正式名称は<京王帝都電鉄>なのだろうと思っていたが、理由はこれなんですよね。
 帝都と天皇の御陵を結ぶ鉄道だから<京王帝都電鉄>。
 京王線に<聖蹟桜ヶ丘>なんて駅があるのもその名残。
 天皇の御陵は<聖>であり、人間が住む東京は<不浄>。
『帝都・東京』(宝島社)という本を読んで「そうだったのか」と感動したことがある。
(※追記/この件に関しては風太郎さんからご指摘をいただきました。コメント欄参照)

 話が脱線してしまったが、改めて言うと、高尾山は豊かな山である。
 登るたびに、さまざまな発見がある。
 しかし、一時、高尾山の下にトンネルを通すというプランがあったらしい。
 この計画は結局、地元の人や自然保護団体の猛烈な反対でなくなったそうだが、もし実行されていたら危なかった。
 高尾山が蓄えている地下水が抜けて、山の豊さが失われてしまうからだ。
 番組に拠ると、高尾山周辺の山々は、すべて杉やヒノキで覆われた<人工林>らしい。←花粉症の原因!
 一方、高尾山は1598種の植物がある世界一の<自然林>。
 よくぞ守られたものだと思う。
 守られた結果、高尾山は現代人にも愛される山になった。

 こうして見ていくと、<開発>って何なんでしょうね?
 大切なものを失くしている気がします。

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2 コメント

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京王帝都の名の由来 (風太郎)
2016-09-18 10:41:12
こんにちは。
京王帝都電鉄の名前の由来は、戦時統合で東急電鉄に併合されていた京王電気軌道(京王線)と帝都電鉄(井の頭線)が戦後に分離されたと同時に合併したことによるものです。
もともと京王と帝都ではまったく成り立ちをべつにしていて、レールの幅もちがいます。また帝都電鉄は小田急の子会社だったので、その名残で小田急線の乗換駅である下北沢には井の頭線との間に改札がありません。
以上、京王帝都豆知識でした。
ありがとうございます (コウジ)
2016-09-18 11:50:23
風太郎さん

教えていただきありがとうございます。
確かに、おっしゃっていることの方がリアルですよね。
僕の読んだ『帝都・東京』はオカルトチックに話を盛っている?

僕の読み違いかもしれないので、改めて確認してみます。

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