平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

スウィングガールズ

2005年12月09日 | 邦画
 女の子ってやさしくてきれいなものだと思っている僕にとって、この映画は「そんなものは幻想だよ」って教えてくれる。

 ここに出て来る女の子たちは、主人公の鈴木友子を始めみんなだらしない。
 寝転がってウダウダしているし、買ってもらったパソコンはプリクラのシールを貼られて使われずじまい。補習が嫌だから吹奏楽の練習をするというズルさも持っている。
 冒頭の野球場へ弁当を運ぶシーンでは「ひとつぐらい食べたってわからんじゃろ」(この方言で正しいのか?)と弁当をちょろまかし、疲れて電車の中で大いびき。電車が1時間後しか来ないから歩いて運ぶことになるが、夏ということもあり川で遊び始める。お腹が減れば食べる。眠けりゃ寝る。暑ければ川遊びをする。
 こんなふうに「女の子への幻想」を見事に打ち砕いてくれる。

 そんな彼女たちが輝くようになって来るのが、JAZZという目標を持ち始めた時だ。楽器を買うためにパソコンや妹のプレステを質屋に売ってしまうことは相変わらずだが、友子たちの目は輝き始める。

 そしてラストの音楽会。
 スポットライトと拍手を浴びて、彼女たちは最高に輝く。
 演奏を成し遂げたラストシーンの友子の笑顔の素晴らしいこと!

 これで僕の女の子への幻想が復活した。

 ★研究ポイント
  キャラクター作りでは、キャラクターの良い面・悪い面を描きなさいと言われる。
  キャラクターの悪い面(だらしない面)があるから、良い面が引き立つ。
  キャラクター作りのお手本の様な作品だ。

スタッフ・キャスト

監督・脚本: 矢口史靖
出演: 上野樹里/貫地谷しほり/本仮屋ユイカ/豊島由佳梨/平岡裕太/竹中直人/白石美帆/小日向文世/渡辺えり子/谷啓/金子莉奈/桜むつ子/眞島秀和/三上真史/福士誠治/高橋一生/田中要次/徳井優/木野花/大倉幸孝二/西田尚美/菅原大吉

コメント   トラックバック (4)   この記事についてブログを書く
« スターウォーズ エピソード... | トップ | スウィングガールズ その2 »

コメントを投稿

邦画」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

4 トラックバック

スウィングガールズ (ネタバレ映画館)
 「JAZZっておっさんの音楽じゃん」と言われようが、音楽の心は永遠なのだ。  スタンダードな名曲「A列車で行こう」、「シング・シング・シング」、「イン・ザ・ムード」、その中でも特に、「A列車」は彼女たちが最初に練習する曲だが、名曲そのものを楽しむんじゃなく、SW
スウィング ガールズ (Room with a Story)
スウィングガールズ スペシャル・エディション上野樹里 矢口史靖 貫地谷しほり 東宝 2005-03-25by G-Tools 【あらすじ】 野球部の応援に行った吹奏楽部にお弁当を運んだ補習クラスの女子だっ
DVD:「スウィングガールズ」 (遠慮無く…書くよ!)
監督: 矢口史靖 出演: 上野樹里、平岡祐太、竹中直人、本仮屋ユイカ 脚本: 矢口史靖 制作: 2004 日本 評価: ★☆☆☆☆ えっと…「レオン」の次がこれで
vol.73 「スウィングガールズ」 (橋光夫の映画鑑賞記)
制作 : 2004年、日本 監督 : 矢口史靖 出演 : 上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、豊島由佳梨、平岡祐太、竹中直人ほか ストーリー 東北のある高校で夏休みに数学の